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Amazonレビュー
2009/01/03
「限界集落であること以外、ピンと来ない」
この本を読んでも、「そうか現代日本には、こうやって自然消滅しそうな集落でお年寄りだけで生活している人たちがいるんだ」ということ以外、ピンと来るものがなかった。この狭い日本に、ピーク時に人口が1億3000万人まで増え、日本の隅々まで人が住みつき、広範に自然を切り開いた。人口が減少しつつある現在、これらの集落が消滅しようとしているのは、当然の成り行きという感じがする。
著者は、「あとがき」で、「(限界)集落で生まれ育った人たちのなかには田舎にずっと暮らしていたいと思う人たちも多い。また、都会から農村へやってきたいと思う人たちもいる。その人たちが安心して暮らしていけない状況というのは、日本の貧しさなのではないかと思う」と書いている。限界集落を救えと主張しているのだろうか? 私も含めて、都会から農村へ行きたいと思う人が、こういう限界集落を目指すとは思えないし、今の日本に限界集落を限界集落のまま保存する力や実益があるとも思えない。1つ集落につき写真が5、6枚、文章が7、8頁。制作費用や販売価格の面でかなり紙面の制約があったとは思うが、もしこれらの集落に特別の価値があるというのなら、掘り下げ方が浅すぎる。
何事にも始まりと終わりがある。終わるときは寂しいが、仕方がないことだと思う。ただ、近い将来、姿を消してしまうであろう物や人々の暮らしぶりを描いたという点では、価値があると思う。
2008/04/21
「限界の実情」
65歳以上の高齢者が人口の50%を超え、独居老人世帯が増加し、共同生活の維持が危機的な状況に陥った集落のことを、「限界集落」、というらしい。その現場をリポートしたのがこの本である。市場自由化等による林業や稲作農業の衰退、過疎化・少子化による学校の統廃合、市町村合併による村落の周辺化などにより、集落の再生産力は著しく減退しており、今後、423の集落が10年以内に消滅する、ということである。
愕然とさせられる。が、著者(写真家)はそうした状況を丁寧な文章によって淡々と記述し、集落を取り囲む自然やそこで暮らすじいさんばあさん達の姿や表情を鮮明な写真でうつしだしていく。その文章に妙な感傷や社会告発意識はほとんど見られないが、けれど各地の集落住民たちの生業の困難さや、若者に見放されたような気のするさびしさ、過去にあった不幸な事件や、未来に対する展望の持てなさ、等々がそこには簡潔に記され描き出されており、これが数々の美しい写真とあいまって、強烈な印象を残す。
2008/03/08
「お隣さんが徒歩2時間」
日本の人口の集中化が加速している
都会には所狭しと人がうごめき
建物は上へ上へと逃げるように延びていくのに
地方では土地はあるのに安いのに住みにくい
仕事が無い店が無い人がいない
この二極化はなんなのか?
その地方の現状にスポットを当てたのが本書
題の限界集落の定義くらいは皆さん知っているだろうか?
コンビニどころか人のすんでいる建物が周りに無いことが想像できるだろうか?
老人だけが住みもうその人たちが無くなれば集落が無くなる
そんな集落がこれからも増え続けていく日本が心配ではないだろうか?
写真家が自分の足で回り見た日本の影を語る
狭い部屋にせせこましく住む事は必要なのか?
疑問符ばかりだがあらためて考えさせられました
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