クリップ 0 人
レビュー総数 4 件
レビュー評価 
発売日:2008-04-28
|
センゴク天正記 1 (ヤングマガジンコミックス)
2009-10-08 ▼ 兵から将へ
宮下英樹の描く歴史漫画。戦国時代を舞台とし、主人公としてこれまで歴史作品では
ほとんど取り上げられることの無かった仙石秀久を起用している。
タイトルに「天正記」が追加され、巻数のカウントもリセットされているが
ストーリー的には若干の仕切り直しがされただけで、殆ど第一期と地続きの物語である。
第一期「センゴク」の初期の構成は戦場での主力兵器が弓であったことの説明に始まり
戦国時代の常識を紹介するとともに、姉川の合戦など、歴史上の通説に対して疑問を投げかけ
新説を提示することに注力していた。
しかし物語が進み、登場人物数が増え、ストーリーに深みが増してくると
そういった面よりも、むしろ戦闘や人物ドラマそのものに重きが置かれるようになっていき、
新説紹介などはなりを潜めていく。
その流れはこの天正記に至っても受け継がれており、
長篠の合戦における三段撃ちへの疑問提示などにもわずか2ページしか割かれていない。
一方でそのストーリー・描写面は開始時から非常に進歩しており、
登場人物1人1人がとても個性的かつ魅力的なだけでなく、
合戦の描写などもミクロ・マクロ両視点においてリアリティがあり、
歴史漫画以前に単に漫画としてもレベルの高い作品に仕上がってきていると言える。
あえて第一期と天正記を区別するならば、第一期では主人公のセンゴクは常に羽柴隊の一兵卒であり、
兵卒として戦場を眺め、兵卒として成長していったが、
天正記では2巻以降、センゴクは一隊を率いる将として家を経営し、戦に臨むことになる。
以降、人の上に立つこととなり、ひたむき、懸命に戦国の世を生きるセンゴクの姿を描いた一期とは変わって
将としての視点から戦国の世を眺めた描写にシフトしていくこととなる。
連載を中途分割した長編作品としては、非常に素晴らしい見せ方ではないか。
画力・構成力共に連載開始時から成長の目覚ましい作品。
現在のペースで、仮にセンゴク死亡まで物語が続くすれば、まだ相当に尺があるということになる。
今後に大変期待できる1作であると言えるだろう。一期含め、非常にお勧めの作品である。
2009-05-02 ▼ 新シリーズは「信長包囲網」を打ち破るべく、本願寺と武田家に狙いを定める。
センゴクの第1部完結に続く仕切り直しの新シリーズ開幕。
将軍・足利義昭を中心とした「信長包囲網」も姉川の戦いの後、浅井・朝倉両家が滅亡。
東西の両面作戦を強いられている織田家といえどもこの勝利は大きく、義昭も京都を追放。
室町幕府もここに滅んで、形勢は信長優勢へと傾き始める。
残るは石山本願寺と信玄亡き後の武田家が当面の敵。
長島に立て篭もる門徒衆を騙し撃ち同然の焼き殺しにて死者多数。
門徒の数を頼りに信長を「詰将棋」が如く追い詰めるはずだった顕如の目算は狂い始める。
羽柴・柴田・丹羽・佐久間・明智・野々村・前田・佐々・滝川・・・・
信長配下には有力武将が揃い、唯一の同盟者が東の武田家の抑え・家康。
最早、単独の勢力で織田家に対するは難しく、
関東の北条家・
中国の毛利家・
四国の長宗我部家・
越後の上杉家等の連携なくしては「信長包囲網」は画餅に過ぎなくなる・・・。
「反信長勢力の連携の拙さ」と、それに対する信長軍のまとまりの良さ。
兵農分離が進み、堺などの自由都市を押えての交易で多大な富を得ていた織田家。
新兵器・鉄砲は命中率が動かぬ的でさえ6割未満と言えども、
三千丁を超える保有数で諸国の大名を圧倒していた。
我らが主人公・仙石権兵衛秀久は、そんな革命軍団の歯車のひとつと言えど、
徐々に出世街道を駆け上っていく。
一瞬たりとも見逃せぬ、新戦国絵巻に酔え!
2008-09-23 ▼ 歴史研究家には無い発想
面白いですね、毎号読み始めて一気に読破です。日本史、特に戦国期が好きなので歴史単行本や、文庫本、新書など発行すると読んでいますが、研究家の皆さんには無い新鮮な斬新な歴史眼があり、「おやっ・・なるほーど」となる感じが読んでいて非常に楽しい本。
貴重なシリーズです。
2008-04-30 ▼ 新しい物語のための基礎作りの巻
以前に第一部が終了した「センゴク」の第二部スタートの第一巻です。打ち切られたのかと思いましたが無事に復活で、今回のコミックスの表紙を見ても特殊加工がしてあったりと講談社にも力をいれてもらっているようです。
ただ、物語的には前作までは彼が裸一貫で一から武士として身をたてていく様子を描いたり、最愛の女とのロマンス的要素もあって波瀾万丈のものだったのに対して、今作は仕切り直しの第一巻ということもあってか物語的にはわりあいと地味な滑り出しです。
舞台は武田信玄亡き後、織田信長が長島の一向一揆、本願寺の囚徒との戦いに臨んでいるあたりの織田家中です。前作のラストで、千石取りの武将として一応は家臣団を持てることになったセンゴクこと仙石権兵衛秀久は、形としては武将として取り立てられたもののまだまだお抱えの武士をもっているわけではなく西へ東へと御用働きの毎日。今作でも領地の整理や、織田信長へのお使い、羽柴秀吉の調略への同行、長島の一向一揆潰しのための潜入工作や、従軍する家臣選びにとひたすら働いています。名家や旧家の出ではないセンゴクが大きくなっていく為のあらゆる事が描かれています。
まぁ、地味ではあるけれども、今後のセンゴクを描いていくために必要な基礎作りの巻といったところでしょうか。
|
クリップ 0 人
レビュー総数 0 件
レビュー評価 なし
発売日:2008-08-06
|
センゴク天正記 2 (ヤングマガジンコミックス)
レビューはありません
|
クリップ 0 人
レビュー総数 1 件
レビュー評価 
発売日:2008-11-06
|
センゴク天正記 3 (ヤングマガジンコミックス)
2008-11-14 ▼ いざ長篠の合戦へ
たまたまヤングマガジンを見た時、面白い!と感じ、一気に全巻読みました。
美濃城が陥落したとき、敗軍の捕虜であったにもかかわらず、信長に見出された千石が、
数々の武功を上げのし上がっていく戦国時代のお話、そして待望の天正記3巻発売。
1章では青臭さがあった千石ですが、天正記では武功により自分の領地をもらい、
大将として、奮闘・苦悩する日々が描かれています。
そして、3巻でいよいよ、戦国最強と呼ばれる武田軍との戦い、名高い長篠の合戦の
始まりです、千石の親分に当たる羽柴秀吉と明智との微妙な関係も徐々に明らかに
され、ますます目が離せません。
歴史物が好きな人、戦国時代が好きな人は、是非読んでほしい、おすすめ!です。
|
クリップ 0 人
レビュー総数 4 件
レビュー評価 
発売日:2009-03-06
|
センゴク天正記 4 (ヤングマガジンコミックス)
2009-04-15 ▼ すばらしい
あいかわらず武田の武将達はカッコいい。かつてこれほど武田勝頼をかっこよく描いた歴史物があったろうか。
学校の教科書に登場するほどの有名な合戦をどう料理してくれるかと期待していましたが、ものの見事に斬新かつ臨場感溢れる描き方をしてくれてます。
それはともかく、このマンガの仙石くんは史実よりひと足早く「三国一の臆病者」と罵られてしまいました(笑)
2009-04-06 ▼ センゴク 最高!
大変読み応えがあり、とてもおもしろいです。
「センゴク」シリーズは、どれもお勧めです!
2009-03-08 ▼ 紙一重
長篠の戦いがまさに決戦として描かれている。
武田軍は中央突破を、信長は自身を囮として包囲網を、それぞれ模索する。
中央突撃が成るか、一斉射撃が成るかはまさに紙一重。
明暗を分けたのは、信長の鬼の一手の旗鉾。
他作品では、武田が一方的に倒されるだけの事が多い長篠の戦いが
本作では史実、武田軍1万2千、織田軍6千の被害を出す大激戦として存分に描かれている。
本作の戦争描写の素晴らしい点は、全ての戦が当事者にとっては決戦であり
勝敗は紙一重だという事を描き切っている所にある。
2009-03-07 ▼ 山県昌景の最後に涙
センゴク天正記も4巻目。いよいよ長篠の戦いの火ぶたが切って落とされます。戦国期の合戦の中でもかなり有名な戦いなので、今更新しい発見も何もないだろうとたかをくくっていたのですが、いい意味で裏切られました。織田にとっても武田にとっても史上空前の殲滅戦であった長篠の戦い。そしてその真っただ中でまた少し武将として成長する権兵衛がとても清々しい。そして何より山県昌景の最期が素晴らしい。センゴクシリーズに新たな名シーンが刻まれたといっても過言ではないですね。素晴らしい一冊です。
|
クリップ 0 人
レビュー総数 3 件
レビュー評価 
発売日:2009-05-01
|
センゴク天正記 5 (ヤングマガジンコミックス)
2009-05-11 ▼ おちゃらけとシリアスのバランスも良し
今巷では、うら若き女性達を筆頭に戦国武将ブームなのだとか。
これは戦国バサラの影響か、はたまたGacktの影響か、それとも無双シリーズの影響か。各地のショップでは可愛く、或は妖しく美しくアレンジされた戦国武将達、わけても伊達政宗や真田幸村、上杉謙信、織田信長などのグッズやフィギュアや旗印などが馬鹿売れしているとかいないとか。残念ながら織部殿や、我らが地元の太閤・豊臣秀吉さんは今ひとつそちらな萌えな対象ではないようですけれど、まぁなんだそういう時代の事が取りあげられたり、入り口はどうあれ歴史に興味を持つ人がでるのは歴史ファンとしては嬉しいことである。
という前振りの上で、今連載している諸作漫画作品の中では一番、センゴクを真面目にというか新解釈と史実を戦わせながらリアルに描いている「センゴク」の最新刊を御紹介。この物語の主人公は、センゴクという一武将で、彼が木ノ下藤吉朗配下として人間として成長しつつ成り上がっていく様を描いているのだが、これが実に泥臭く、読ませる。今作も長篠の合戦の後半戦、すなわち馬場信春らの撤退戦やら何やらの中で武田が落ち延びていく様子と、センゴク本人の嫁取りのお話が入っていて読み応えもたっぷりとある。
絵柄がとても濃いので女性ファンがやや少ないようですが、中身はしっかりとしているので是非読んでみていただきたい。目くじら立てずに読めばなかなかの傑作だと思う次第。
2009-05-02 ▼ 素晴らしい!!
とうとう天正記の5巻が発売されました! 長篠合戦後半編と主人公の結婚編の2部構成って感じですね。 しかし、なんと言っても合戦のシーンは素晴らしい!!特に今回は不死身と言われた馬場信春の最期が描かれていますが、読みながらもついつい熱くなってしまいました。 そして、とうとうあの上杉謙信が登場!! たぶん次巻は手取川の合戦あたりが中心になるでしょう。
史実と全く合致しているということはまずありえないとは思いますが、作者なりに資料を調べて、資料に載っていないことは作者なりに推測するという努力がうかがえる、まさに傑作! さらには、本来ならスポットが当てられることのない武将(この巻だと馬場信春)を見事に描いているのもこのシリーズの素晴らしいとこだと思います。 女性にはウケにくい漫画かもしれませんが、男性には是非とも読んで頂きたい!!間違いなく傑作です!!
2009-05-01 ▼ 共に産む=共産?
このマンガ、やけに説得力があって、
読んでいると、ついつい史実のように
思わせられてしまう。
しかし、プーチンはないでしょ、
プーチンは(笑
|
クリップ 0 人
レビュー総数 0 件
レビュー評価 なし
発売日:2009-08-06
|
センゴク天正記 6 (ヤングマガジンコミックス)
レビューはありません
|
クリップ 0 人
レビュー総数 3 件
レビュー評価 
発売日:2009-11-06
|
センゴク天正記 7 (ヤングマガジンコミックス)
2010-01-09 ▼ いつもどおり
面白かったです。
ただ、ちょっとドキドキワクワク感はいつもより薄いかも。
2009-11-16 ▼ どうした!?
宮下氏の知恵の泉は枯れてしまったのか?
中だるみ甚だしい。盛り上がりなければオチも無し。ただ物語が進むだけ。
一話だけならインターミッションでもいいでしょうよ。でも丸々一巻やられちゃたまらない。
絵もなんか変わったね。だいぶ劇画タッチになってる。ヤンマガよりアクションやゴラクっぽい。
どうしちゃったんでしょうか?自分はヤンマガ読まないので先を知らないのだが
次の巻もこんな感じなら前作のセンゴクとこの天正記、まとめてブックオフですよ。
2009-11-10 ▼ 心地よいエピソード
センゴク天正記、今回は織田信長と雑賀衆との和歌山での戦いと、その結末あたり。そして、上杉謙信と七尾城の絡みあたりが描かれていました。なので、戦闘的にはそれほど激しいものがあるわけではなく、インターミッションの巻となっていましたが、個人的には最近のセンゴクの中では一番気にいった巻でした。
それは、センゴクとその部下の鉄砲打ち・津田杉ノ坊妙算のエピソードが良かったからです。津田は、実は雑賀孫市の一番弟子であった男で、織田と雑賀の戦いの中では、主君のセンゴクを取るか、師匠を取るかのどちらかを密かに迫られていたのですが、その彼の選択の結果とそれに対するセンゴクの言葉が、妙にほろりとさせられました。
「なんとなく憎めなん奴じゃ」「なんとなく憎めねぇ大将だぜ」この二人の独白が妙に心地よかったです。時分なりの研究成果も踏まえて、史実をもとに迫力ある戦国絵巻を繰り広げて行くこの「センゴク」第二部にあって、こういうエピソードは心地よいものです。
今回も、表紙はちょっと怖いですけれど。
|