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Amazonレビュー
2010/01/04
「百合草さんちの事情」
この巻を読んで気付いたのは巫女委員会の面々が各段に自己主張するようになっている事でしょうか。
そのアクの強さといえば、オムニバスで丸々一巻出来る、と言っても言いすぎではないのでは?
深淵な展開の後に百合草さんちの事情が垣間見えたり、要所々々緩急がついていて前が前だけにホッとさせられました。
絵柄は意図してか(他の作品でもあまりにも見かけなかった雰囲気があり)、大分変ったなという印象で自分の頭の中に介錯先生が浮かんだりしました。
最後に不満(欲)を言えば大昔に出しただけなので最終巻の前後でいいから新たにガイドブックをお願いしたい。本当に。
ずっと読んでてそれだけの価値というか内包している、違う意味で熱い漫画。
2009/12/31
「台詞回しが秀逸」
本誌は時々読んでいた程度でしたが、それでも随分加筆箇所があるのが分かりました。作者さんお疲れ様です。
今巻は話の盛り上がるシーンが多かった事もあり、舞台調の古めかしい台詞・描き込み密度の高いページが多く、とても格好良かったです。
今後の話も断片的に本誌で読みましたが、6巻のこの出来映えなら大いに期待出来ます。
ちなみに、そんな事思ってたのは私だけかもしれませんが”6巻で終わりでは無いです。”
本誌で読んでおらず、作者のブログで先行公開されていた表紙折り返しを見ていたのでそんな感じがしてしまいました。まだまだ格好良いシーンが続きます!
2009/12/29
「御堂さん大活躍」
連載は読んでいなかったのですが、絵柄が少し変わられていた所が書き下ろし箇所でしょうか?
ちょっとライトノベルっぽい顔のバランスになってましたね。
大まかな感想
巻頭の神話解説はとても良い試みだったと思います。朝霧世界の理解を深める上で重要ですからね。
バックグラウンドが曖昧なままで評価を下されては作者さんも不本意だと。つまりこの作品をそれだけ作者さんが愛しているという事なのでしょう。
次に、あっさりと登場人物を舞台から蹴落とすような事はせずに、役者には漏れなくキッチリ、上手く場に絡む役目を最後まで与えている作者さんのバランス感覚について、今までもそうでしたが特にこの巻で感銘を受けました。
ドラゴンボールで言ったら、もう巫女集団その他はアニメオリジナル回でたまに出番があるくらいの扱いでしょう。
最後に。
主要人物の唐突な死をストーリーの直接的なターニングポイントや強引な起伏にしようとする作品って、結構多いと思います。
そういう事に対する読者の「ハラハラ感」というものは、私からすれば作者が爆弾のスイッチを握って脅しているような、ある種「卑怯な緊迫感」だと思っています。
ですが、この作品では安易に人物が途中退場させられないぞという「暗黙事」が分かるからこそ、物語の激しい展開の中でも彼らの心の機微を愉しみ、その舞台の凝った演出にほろ酔う事が出来る。
サザンアイズの「八雲が絶対死なない」という、バトルものにも関わらずの強烈な安心感にも似てますね。お見事。
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