この本をクリップしている人 (0 人)
この本をクリップしている公開ユーザはいません。
Amazonレビュー
2010/02/20
「前作とは別モノのストーリーでした。。。」
[Before(読む前の期待)]
最初のDVDとその続編の灰色の貴婦人を読みましたが、背景情報が不可思議でしたので、最新の続編では新しい展開があるかと期待して読みました。
アヴァロン Avalon [DVD]
アヴァロン 灰色の貴婦人
[After(読後の感想)]
これまでのAVALONとは別のAVALON(f)のフィールドでのストーリーで、登場人物も今までとは全く別人でした。 これまでと違って登場人物がそれぞれに個性的でお互いに敵対しているところが面白かったです。
[Next Action(次にしたいこと)]
またAVALONの続編が出ましたらたぶん読んでみるでしょう。。。
2010/02/15
「脚本前の脚本的な??」
前の「灰色の貴婦人」はアヴァロンの世界を描いてはいましたが、映画とは違ったもの(被ってるけど)でしたが、
多分、この「アサルトガール」は映画の脚本前の脚本のような……そんなカンジの作品のようにおもえました。
作中人物達の視線を切り替えながら書く手法は、カット割みたいなかんじです。
今迄の作品に出てくるキャラクターのような人生の深みがイマイチ感じられないというか……あくまでもゲームとして割り切ってプレイしてる作中人物達がなんだか寂しいというか……押井守さんもマトモな人間に昇華??しちゃった結果なのかもしれませんね。
(というか、男女の差かな?作中人物の男性キャラは、あきらかに不健康なゲームジャンキーにみえるし)
映画の公式頁のトライアル映像をみて、作中キャラの姿形を照らし合わせて小説よむと、より楽しめるとおもいます。
色々書きましたが、
「今迄の押井作品の心のそこに沈んだ澱のようなもの」がないだけで、読み易くていいですよ。
とくに今迄の押井は駄目だ、ってひとにはうってつけかもです。
だから、少し寂しいんですけども
2010/02/14
「ちょいと残念」
本書で気に入っている描写は以下
・食事のシーン-目玉焼き、パン、ベーコン(通称、押井飯)
食事のシーンは相も変わらず素晴らしい。
前作の設定上では、「Avalon」は名作RPG「Wizardry」をモデルにしており、ダンジョンのような廃墟・シビアなゲーム設定・経験値、ポイント等をめぐってのパーティー間のシステマティックかつ厳格なやり取り、等の描写が際立っていた。
しかし、今作のモチーフは「モンスターハンター」となっており、確かに前作の設定よりは、広大なフィールド・巨大なボスキャラモンスター等の出現により、アクション性も派手さも段違いに上昇しているのだろうが、奈何せんそれを小説という媒体にて表現しきれていない(残念な事に、これは映画版でも同様の印象である)。
そもそも著者の描くアクション物の主人公の表現は、圧倒的なウンチクと、そのようなバックグランドを読者が受け入れた上で初めて成り立つ、最小限の人物描写(寡黙でシステマティックな主人公)であると考えているのだが、今回の4人の登場人物は全員が性格破綻者として描かれており、彼らが延々とお互いを罵りあうようなシーンのみで小説が成り立っている為、シリアスで緊張感漂う戦場に学園祭集団が迷い込んでしまった!!みたいなチープな表現に落ち着いてしまっている。
ラストの残念さ感はその破綻っぷりから来ているのだと思う。
2010/01/23
「ヴァーチャルをリアルにするもの」
映画ではまったくふれらていなかった細かい武器やガジェットの解説が豊富であり、映画を見た人ならば必ずや楽しめる一冊となっている。また映画では台詞が非常に少ないので、これを読んでおくとそれぞれがavalon(f)に行き着いたいきさつや細かい性格がわかるのもうれしい。
キャラクターの濃い4人を中心として物語は進展していくが、だれもがやはりリアルでもバーチャルでも自分と信念を貫いている。その姿があまりにも爽快なのである。
2010/01/21
「後半、失速して墜落」
前半はいいのです。
現実生活はうらぶれた男が、ゲーム世界のなかではそれなりの実力派狩人として生きている、という虚無的な設定には、ひきつけられるものがあります。
主要登場人物3人の視点による描写も、出だしとしてはいいです。
モウビディックの「白鯨」を思わせる「終端標的」も、わくわくします。
が、後半になって、がらがらと小説世界が崩れていきます。
ひとつのシーンを3人の視点から、繰り返し描写する、というのも、後半にまでもちこされると、くどいばかりです。ひょっとして単なる手抜きなのでしょうか。
また、ヒステリー女が単にわめきちらすだけのモノローグで、場面をもりあげようとするのは、無理があります。
なにより、このひどいラストです。どたばた喜劇のできの悪いラストシーンを思わせます。
「竜頭蛇尾」という言葉がありますが、この小説はさしずめ「龍頭ミミズの尾」といったところです。
人様にはけっしてお勧めしたくない本でした。
|