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Amazonレビュー
2009/12/17
「一途な真っ直ぐさが良い人にお勧め♪」
エロだけでないBLは背景を綿密な描きこんでいるか、このように
ただ一途にひたすらキャラクターの気持ちや心を紡いで
純粋さで押し進み、ピュアパワーで読者を納得させるかどちらかだと感じた。
浜松の老舗高水酒造の次男として生まれた伸之は、生来病弱で
包容力と人望溢れる人格者の父と、神経質だが秀才肌の兄和之らに
真綿が包むに育てられる。
すぐ発熱する体質ゆえに生活は束縛され、父兄への劣等感も抱きつつも
心優しくそれでも芯は強い伸之は、昔から地元では手のつけられない
不良と周囲からうとまれる一回り年上の青年・澤木宗吾と出会う。
本性を見抜く伸之は、風評と違い不器用で深い心根を持つ澤木に惹かれ続け
ついに高校生になったある日、思いを告白しかけるが、元々伸之に対し
同じ恋情を抱いていた澤木は、自らを救ってくれていた伸之を愛するが為に
「裏切り者」の汚名を自ら被り、高水酒造を去っていく。
だが大学受験で仙台を訪れた伸之は、運命のように澤木を見つけ出してしまい…。
このまま昼ドラで放送出来る程のべたなラブストーリーで、内容も
そんな深くはないのだが、何故惹かれるのかと言えば、やはりただただ
ひたすらにお互いを愛し合い、思い合う伸之と澤木の心の力ではないだろうか。
文章力も特別高くない作家だが、人物へ感情移入させる実力はあると思う。
それから高座朗のカラーや挿絵の上手さも、作品購入に多大に影響している。
兄和之編「まだ愛にはならない」から読んでしまったので、いかに
和之が弟に対して、当然ながらも辛辣な仕打ちをしたのか、二冊読むと分かる。
エロ色の強いの兄編より、伸之の性格も話もこちらの方がずっと良かった。
これだけのことをされたのに、兄を恨まず「生涯の愛」を貫く弟伸之
の方がずっと、実は兄よりも精神的にずっと強いというのも、ただの
なよなよ受でなくて、好感を持てる。真っ直ぐでシンプルなBLを求める時はぜひ。
2009/10/14
「純愛でした!」
主人公である伸行の一途さと、年上だからこそ禁忌の恋に手を伸ばせない澤木の、純愛を全面に出した作品でした。
いろいろ疑問の残る事が多いのは否めませんが、それでも十分楽しめました!
ちょっと感動して…じんときたシーンもありました…純粋な恋ってここまで真剣になれるんだなぁと。ほろり。
伸行の必死さが可愛かったです!
伸行の兄、和之編もまたでるみたいなので楽しみ♪
問題は、自分がこの作品の舞台の出身&在住なのがネックでした。登場人物のほとんどがばりっばりの遠州弁です。
私は作品でいう「街」の出身なのですが、登場する地方はかなりの田舎なのでよけいに…。
普段使っている言葉がふんだんに使用されているので、文字にするとこんなにも読みにくいものなのかと初めて思いました。
作品に集中しにくかったです;
2009/10/10
「多少設定のつっこみどころはあれど、純愛には違いない」
純愛が好きな人にはおすすめ。
一つ二つひねたトリックもどきがある恋愛じゃないと・・・って玄人さん?にはおススメしません。
体が弱い酒造会社の二男、伸之は、小さい頃から蔵人として働いている澤木を慕って、それがいつしか恋にかわっている。
若い頃はどうしようもない男だった澤木も、伸之に懐かれたことから大人になった今は普通に真面目な男性へ変化していた。
お互いに好きなのに、お互いの気持ちはしらない。
でも雰囲気はダダ漏れ。
危惧した兄たちが引き離そうとして、澤木は会社を辞めて去っていく。
澤木が去る姿を追いかけようとする伸之。そんな伸之に気持ちも伝えられない澤木。
どこまでも純愛。
しかも再会はめっちゃ偶然で、でもその偶然がきた途端、二人はもう離れられないとばかりに一緒になるわけです。
・・・・あそこまでお互い気持を隠しておいて、偶然が一つきたらその忍耐もおしまいか?
しかも途中までえらく反対したり妨害していた周りも、その偶然が一つきた後は、なしのつぶて。
いやいやいや。
普通ちょっと考えれば、澤木の新しい勤め先と、伸之が進学する大学が近いってことに危惧して、無理矢理にでも伸之に違う大学に行かせようとか思うだろう?
などと、疑問は多少残りました。
まあでもちょっと興ざめした感はあったものの、純愛はいいもんです。
場所も田舎設定なのが古風めいていて。
ってことで、純愛めいたのが好きで、すっごく細かい設定に拘らない人は読んでみてください。
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