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発売日:2008-12-25
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妻は、くノ一 (角川文庫)
2009-11-18 ▼ おもしろい、第6巻を待ってます
題名に惹かれて購入、5巻まで一気読みしました。風野真知雄さんですか・・・ペンネームなら「ルビーの指輪」から? それはともかく、おもしろいのだけど、気になる個所もいくつかある。
1)織江の心術→たぬき囃子→うまい飯→下屋敷潜入・・・の流れがいまいちわからない。
2)第1巻:第四話:「妻恋坂」で、阿弥陀様とお釈迦様がごっちゃになってる。
3)第2巻:第一話:「墓場から来た女」で、p.32「こっちからだと、さっき言っていた離れがよく見える」・・・エッ、「さっき言っていた?」、どこや・・・?
揚げ足をとってるのではありません。多分、作者は、ボク(自営業)と同じく、アルコールをたしなみながら仕事されるのかと親しみを感じます。毎月25日ということで、6巻を心待ちにしてるのですが、仲々出版されません・・・5巻で雅江を死なせてしまったので、あとが書きにくくなった・・・などと想像してます。この際、雅江を幽霊として登場させても面白いかも・・・続刊を期待してます。
2009-08-04 ▼ 気楽に楽しめます -山手樹一郎タッチの時代劇-
山手樹一郎タッチのほのぼの、のんびりした作風が特徴です。
主人公は、出世もせず、周囲からも馬鹿にされ、世俗離れした冴えない侍で、
そこにくの一が嫁入り(実は潜入)して、とおうお話だが、
ばかばかしく思えるようなストーリーがかなり読ませます。
ひとえに軽いくて楽天的な作風のなせる技でしょう。
はっきり言って、本作、ストーリーの導入部分で、本格的な物語はスタートしていません。
次を読みたいと思わせるところは、
主人公の造形が魅力的だからだと思います。
気軽に楽しめます。
2009-05-28 ▼ なんとなく期待して、どこといって期待はずれ
「くの一」=女忍者が、忍び込んだ先で男に惚れちゃってというあたりは、作家の想像力のしからしむるところだからイチャモンを付けないとして、しかし「お庭番」=「忍者」という設定はいただけないな。
八代将軍徳川吉宗が紀州から連れてきた「お庭番」って、もとは鉄砲足軽。
誰が「お庭番」を「忍者」と取り違えてしまったのかしらね。
やっぱり『暴れん坊将軍』の亜流?
もう、この文化・文政時代ともなると、みな歴々の旗本身分で、徳川家職員録ともいうべき「武鑑」にも、ちゃんと姓名・職名がオープンに掲載されている。公方様直々の「隠密」役には違いないけれど、手裏剣を飛ばしたりするドロンドロンの忍術使いなんかと、まるで「お庭番」は別もん。
そんなことは明治時代に出版された『旧事諮問録』にも書いてある。何を思い違いしたのか、どうも、その辺が安易すぎて白けてしまった。まぁ、もう少し先まで読んでみないと、なんとも言えないが、あまり期待できそうもないというのが率直な感想。風野真知雄氏らしくプロットの縦糸、横糸の織り出しなんか、いかにも上手いのにね。惜しいよなぁ。
2009-03-18 ▼ 妻を捜して
「妻は、くノ一」シリーズの第1弾。
これまでの風野作品からすると、異色の設定を使ったシリーズだ。まあ、何というか、妻がくノ一なのである。正確には、御庭番衆というべきか。それが潜入先の男と恋に落ちて…という展開になる。
面白いことは面白い。けれど、つかみどころのない物語であった。ラストも尻切れトンボである。このあと、どうなるのか?
二作目、三作目と読み進めていけば、もっと楽しくなるのだろう。
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発売日:2009-01-24
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星影の女 妻は、くノ一 2 (角川文庫)
2009-03-27 ▼ すれちがい
「妻は、くノ一」シリーズの第2弾。
物語として進行しているのか、いないのか。ちょっとやきもきさせられる一冊であった。前作は導入部であったが、本書は「起承転結」の「承」の部分。主人公の江戸での生活が安定してきて、一方で不穏な種もまかれていく。
このあとどうなるのか、色々と考えさせられる。読者の予想を裏切るのが上手な作者だから・・。
目が離せないシリーズだ。
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発売日:2009-02-25
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身も心も 妻は、くノ一 3 (角川文庫)
2009-04-10 ▼ 二人の行方
「妻は、くノ一」シリーズの第3弾。
2008年12月から3ヶ月連続で出版されたもの。すごいハイペースで書いているが、粗製濫造という印象はまったくない。とんでもない小説家だ。
ちなみに、物語は全然完結していない。まだまだつづくようだ。
シリーズものとしては、だいぶ落ち着いてきた。各キャラクターもはっきりした個性を見せてきたし、著者お得意の「捕物帳」的な色合いが濃くなって、筆ものってきている。
アイデアの切れ、とぼけた味わいも申し分なし。
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発売日:2009-05-23
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風の囁き 妻は、くノ一 4 (角川文庫)
2009-08-18 ▼ いよいよ大詰めに?
「妻は、くノ一」シリーズの第4弾。
物語もだんだんと押し詰まってきて、本書でも大きな展開が見られる。どうなるのか、思わせぶりな幕切れであったが、あと1冊か2冊で完結するのだろう。いろいろと張られた伏線がワクワクさせる。
本書でも、捕物帳連作に大きな物語を組み込むという書き方は相変わらず。なかでも鳥居の謎めいた話がほのぼのして良かった。
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発売日:2009-08-25
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月光値千両 妻は、くノ一 5 (角川文庫)
2009-10-15 ▼ 終幕への足取り
「妻は、くノ一」シリーズの第5冊。
いよいよ大詰めに入ってきた。いつものとおり、小さな事件をつなぎながらクライマックスへと持っていく。教え子の家にある開かずの間の謎を解いたり、足の裏のような顔をした下手人を追ったり。ひとつひとつの事件に工夫があり面白い。
そして派手な殺陣が最後にある。壮絶な結末だが、思わず泣いてしまった。
次が最終巻なのか? 目の離せないシリーズである。
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発売日:2009-12-25
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宵闇迫れば 妻は、くノ一 6 (角川文庫)
2010-01-05 ▼ 暗闇に溶ける
「妻は、くノ一」シリーズの第6冊。
いつものとおり、小さな事件をつなぎながらクライマックスへと持っていく。突然、金遣いの荒くなった商人の謎を解き明かしたり、幽霊事件の裏を探ったり、巨石につぶされた老人の秘密を見抜いたり。『甲子夜話』を使ったりして、ひとつひとつの事件に工夫があり面白い。
しかし、そろそろクライマックスかと思ったのだが、そうでもないようだ。まだしばらくつづくみたい。
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