『信長街道 (新潮文庫)』
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Amazonレビュー
2008/06/26
「信長の半生を追った紀行文」
織田信長が生まれてから本能寺で倒れるまで、彼が辿った場所を訪れながら不世出な天才を描いていきます。
織田信秀の居城があった勝幡、織田家の経済を支えた津島、斎藤道三との会見の場となった正徳寺、今川義元を討ち取った桶狭間の古戦場、天下布武の足がかりとなった岐阜城、幻の城とも言われる安土城跡などを巡りながら、信長の行動について論じていきます。
小説とは違い、ある面では紀行文であり、またある面ではエッセイであり、そんな中で筆者の信長論が展開されます。
なぜ信長は天下を握るところまで飛躍できたのか、農民兵ではなく専門の戦闘部隊を組織したことで一年中戦い続けることができた、それを支えたのが津島を中心とした商業圏から得られる金銭収入である。
こういった話は過去もされてきましたが、筆者はこれに加えて、斬新な土木や造船技術、あるいは国内で生産されない硝石を入手できる南蛮貿易などについて、イエズス会やその背後にいるイスパニアと手を結んだ結果によるもではないかと推測しています。
その見返りとして天下統一の暁には、イスパニアの先兵として明に攻め込むことを約束させられており、統一が進むにつれて独自の動きをし始めた信長に対し、危機感を募らせていた近衛前久ら公家衆とキリシタン武将らが手を握って本能寺の変を起こしたのではないか、としています。
なかなか面白い論で、一見の価値はあると思います。
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本の情報 |
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この本は当サイトに登録されています。 Amazonとの情報同期日 2010/08/19 [更新]
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著者出版リスト |
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安部 龍太郎
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[著者分類] 歴史・時代小説家
[プロフィール] 安部 龍太郎(あべ りゅうたろう、1955年6月20日-)は、日本の小説家。福岡県八女郡生まれ。国立久留米高専卒機械工学科卒。本名 良法。 東京都大田区役所に就職、後に図書館司書を務める。その間に数々の新人賞に応募し、『師直の恋』でデビュー。1990年に発表した、『血の日本史』(『日本史 血の年表』改題)で注目を集め、「隆慶一郎が最後に会いたがった男」という伝説ができた。 作品に、『彷徨える帝』『関ヶ原連判状』『信長燃ゆ』など。歴史小説の次代を担う作家として注目されている。 血の日本史(1990年、新潮社) 黄金海流(1991年、新潮社) 彷徨える帝(1994年、新潮社) 太閤の城(1994年、PHP研究所) by Wikipedia (⇒すべて表示)
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