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Amazonレビュー
2006/10/31
「浅田氏のエンタメ作品の原点」
「『きんぴか』があれば『プリズンホテル』はいらないのでは?」というような感想を目にしたことがあったが、『プリズンホテル』の方を先に読んで愛着もあったので、こちらを読むのがずいぶん遅れた。読んでみて、たしかに『プリズンホテル』をはじめとしたエンタメ作品に通じる(重なる)部分が多く、これが原点なのだなと思わずにはいられなかった。まだ1巻を読んだきりで比べるのも早計だが、『プリズンホテル』の方がキャラクターも多彩でエピソードにもふくらみがあるように思う。でもその原型は本作『きんぴか』にあり、再生産と言われてもしかたないのかなあ、と思ったりした。でもそれも浅田さんの職人風な仕事の仕方でいまさらわたしが指摘するまでもないか・・・そしてどの本もおもしろいからいいか、と許したくなります。
本作の主人公は、元やくざ、元自衛官、元大蔵官僚。時代遅れの愚直な人間たちであり、愛すべきははみだし者。世の中自体の歯車が狂っている当節、はみだし者こそが世の中をただす!? 気持ちよく笑えて、ほのかな哀感がうっすらと心に残るいい小説です。『プリズンホテル』でいまひとつ好きになれなかった「木戸孝之介」のようなエキセントリックな男が出てこないのも個人的には好み(?)。2、3巻と読みすすめるのが楽しみです。
2006/01/18
「読みやすいが飽きない!」
浅田次郎さんの作品の中でも一番好きなシリーズです。
読みやすいのに何度も読んでしまいます。登場人物が、主役の3人はもちろん、脇を固めるメンバーも、いいんですよねぇ。ゴンさん、克兄ぃ・・・魅力的なキャラクターだらけです。
そして一話一話完結していつつも、全体通して(3巻とおして)ひとつの話としてまとまっているところがまたいいです。3巻まとめて読んでもいいですし、一冊一冊別々に読んでもいいですし、何なら一話一話別々に読んでも十分楽しめます。
「蒼穹の昴」のように練りこまれたストーリーも壮大でよいんですが、私としてはこういった小説に浅田さんの原点があるんじゃないかなぁと思います。
「プリズンホテル」の方が有名かとは思いますが、プリズンホテルが気に入った人はもちろん、より多くの人に読んでもらいたい一冊(三冊)です。
2005/01/29
「エンターテイメントに徹した娯楽小説」
エンターテイメントに徹した娯楽小説。13年と6月と4日の服役から娑婆に戻った昔気質のヤクザ、自決を図ったが未遂となったランボーのような愛国心に富んだ自衛隊員、末は総理大臣と嘱望されながら汚職の罪を被った東大出の大蔵省エリート。少し前なら崇められてもおかしくない者たちだが、時代にうまく対応できなかったために悪党になってしまった。この悪党3人をこれまた昔気質の刑事が結びつけ、それぞれが本当の悪党を退治してゆくという物語。肩の凝らない物語。一息つくには丁度よさそうな作品。湾岸戦争頃の自衛隊やコンピューターハッカーなどが登場し、ディティールがしっかりしていて読み応えがある。娯楽作品をお探しの方にはお勧め。
2005/01/10
「ベストセラー作家は社会の鏡」
良くも悪くも漫画的発想で描かれた作品。こんなものが受ける世の中なんだなと、痛感。。。
2004/05/18
「つまらん」
読みやすいが、つまらなくて途中で読むのをやめました。読者に媚びるのはやめてほしい。
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