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レビュー総数 11 件
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発売日:2003-07-30
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フリージア 1 (IKKI COMICS)
2009-12-11 ▼ 暴力にしか焦点が当たっていない。
掘り下げがバイオレンスしか無かったので薄く感じてしまった。
もうちょっと事件とか、仇討ちされる人、する人の話を
書き込んで欲しい気がする。
しかし描きたいことの焦点が暴力なんだろうと思うので
まあいいのかな…。
ちょっといってしまっている人しか出てこないので、
普通の人も居たら違って来たように思う。
そのせいで、現実味が薄すぎて今一歩入り込めなかった。
2009-07-17 ▼ 映画版と全然違う
映画を見て、原作となったフリージアのコミックを買いました。
映画とは全然違います。
絵が荒いように思いましたが、普段ジャンプやマガジンの絵に慣れている人にとっては、
読みづらいコミックかなと思います。
今、蛇足で10巻まで購入していますが、11巻からは止めておこうと思っています。
2008-12-10 ▼ なかなか面白い
かなり面白い 凶悪犯罪の被害者と加害者そして敵討ち代理人の人間ドラマです
絵柄が少し好みが別れると思いますが個人的に独特でけっこう好きですね 映画化もされてますが映画の方は正直オススメできません ですがこの漫画「原作」は非常に素晴らしいです 興味があれば是非読んでいただきたいです
2008-03-15 ▼ 本当に面白い漫画
シュールな世界観の中で病んで狂った登場人物たちが淡々と暮らしている。しかし狂っているからといって、登場人物たちはあまりにもリアルな人間に感じられます。実際にいるような人々がおりなすあまりにもリアルでシュールな物語。 絵柄も見事にマッチしているし、まるで映画を見ているような感覚になります。 これほどの良作は読んだことがないです。
2005-06-27 ▼ 人間性の追及?
人間性や暴力について追及するという姿勢は 少なくともこの作品からは感じられない。 これは多分この作品において作者の意図がそこにはないためだと思う。 松本次郎さんの他の作品も見るのだが、 その構成力からして自分の意図を作品に昇華させられないような そんな下手を打つ作家ではないのだ。実際の現代社会は過渡期で、各個人の意識や価値観の変化に対し 社会全体の意識や価値観は変化が遅く、対応しきれていない。 そのために叶ほどではなくとも自分の個性に異常性を感じている人間は実に多い。 そうした人にとって 「叶をはじめ、その他どこかでちょっとずれている登場人物達が どうやって融通の利かない社会(全体)と折り合いを付けていくのか」 というテーマは強い共感を呼び起こす。 この作品では、人間性や暴力を見つめて個人を掘り下げるのではなく それらの上で個人と社会、個体と全体の関係について描こうとしているのだろう。 むしろ、派手な暴力描写や人間ドラマは、単に物語を分かりやすくするための 装飾としてのみ扱われていると考えるのが妥当だろう。この通り、新しい方向を向いた読解力を要する作品だが 間違いなく秀作、傑作なのでこれからの時代を生きる人は是非読んでほしい。
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レビュー総数 3 件
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発売日:2003-07-30
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フリージア 2 (IKKI COMICS)
2004-12-20 ▼ もし他の雑誌だったら
他の雑誌で連載、単行本化されていたら もっと宣伝もされ、時の話題作(いや問題作)になったのではないか。 いたって普通の少年漫画の延長でしかないようなぬるい青年漫画を読んできた人たちにとっては おそらく刺激が強いため問題になりすぎで打ち切りとかになりそうな作品。 近い制作姿勢で描かれた作品に遠藤浩輝の「EDEN」があるが フリージアは主人公の超常性もあってEDENよりやや観念的だ。地味な技術面、構成力や画力もかなりのものと思う。 「希望」や「理想」ばかり打ち出したぬるい漫画に飽きた人にオススメ。
2003-10-26 ▼ 普通でいなければいけない事への脅迫
現代人は皆、個性を強制される。 普通でない事に価値があると言う。 しかし、普通で無い物にとって、普通に過ごすという事は ある程度の技術と苦労がいるものだ。主人公ヒロシはシマウマで擬態する。 現代社会の中に擬態をして充実感を得る。 しかし世の中が彼を心地よい擬態状態のままにさせてくれない。次第に狂っていく歯車、自分の声、電話の声、幽霊、ヒグチ、女 自分。 狂気が彼の穏やかで平穏な擬態、普通の生活を壊し始める。
2003-09-16 ▼ 血、狂気
近未来、敵討ちが合法化された社会。 かなり注目の第二巻。妄想、幻覚、強迫観念。 「普通の生活」を演じる主人公。 しかし、普通であろうとすればするほど、普通から遠ざかっていく。希望なんて微塵もない。血の色に塗りつぶされた、人々の歪んだ心を描く。 読めば読むほど追い詰められていく。
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発売日:2003-12-25
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フリージア 3 (IKKI COMICS)
2005-02-14 ▼ 奥が深い・・・
この作品(フリージア)はとても奥が深いです。内容も絵も独特で初めて読む方には抵抗があるかもしれません。まずは1巻を読んでみてください。駄目な方は2・3巻を読んでいっても好きにならないと思います。このシリーズを読む際には何度も読み返すことをお勧めします。
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発売日:2004-06-30
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フリージア 4 (IKKI COMICS)
2006-05-31 ▼ リアルな生ぬるさ
戦時下と言う空想の中の近未来な日本。
生ぬるい狂気というか、狂喜なんだかよく分からないなんとも感覚が麻痺して思考の止まったストーリー・・・
敵討ちを執行する側とされる側の細かな人間描写が秀逸で、単なる勧善懲悪でないところに☆5!
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発売日:2005-01-28
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フリージア 5 (IKKI COMICS)
2010-02-11 ▼ 不真面目だ
話は狂ったような今までと打って変わって、ものすごくおとなしくなる。
今までのような展開を期待すると少し物足りないかもしれない。
だからこそ、松本次郎のマンガのセンスの良さがよくわかる巻。
是非買って読んでください。
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発売日:2005-09-30
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フリージア 6 (IKKI COMICS)
2005-10-08 ▼ この作品に出会えてよかった!
決して心地よいとは言えない不安な世界観! 他人に干渉しない。常に周囲と一定の距離を置くことで心の安定、安寧を得ていた主人公が変わり始めた。この第6巻はフリージアにとって大きな転機となったようです。 ただ、他人の気持ちを考え始めた主人公にカラスや謎の女性はもう見えない。リアルな人物像、葛藤を描くことで主人公が登場しなくても十分楽しめる内容の作品は数少ない。 リアルってことは読者が現実に体感している普通の出来事に近いってことなのにナゼ、こんなに心躍るのだろう・・・ フリージアが下手なファンタジーとは比べ物にならないことは確かである。
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発売日:2006-05-30
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フリージア 7 (IKKI COMICS)
2006-06-11 ▼ いよいよ大詰め!
自暴自棄にあがく警護人、覚悟を決めきれない対象者、迷いを捨てた協力者、
プロになりきれない執行人、プロになれそうな執行人、
そして、自分のことで精一杯な執行人。
それぞれがそれぞれの思惑で執行に望む。
不安定な者達が出会い、せめぎ合う。
登場人物は、みなそれぞれ事情があり主人公並みのドラマがある。
果たして、どんな結末が待っているのだろう。
他人に興味を持ち始めた叶は、自然と他人に影響されてしまう。
岩尾に影響されることで、叶は何を得るだろう・・・
2006-05-30 ▼ 中だるみ?
テムポが悪くなってきてしまったように感じます。
そろそろヒロシの過去を明らかにしていっていただきたい!
次郎さん長いの辛い?
スパートに期待。
卍
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発売日:2007-01-30
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フリージア 8 (IKKI COMICS)
2007-07-09 ▼ 計算された狂気
レヴュータイトルそのまんまです。
作品は気が狂ってます。でもそれは完全に計算されたものです。
よく普通の人が描く狂人は「キヒャハァ」とか「ウヒャウヒャ」とか
笑ったりするモンですが、松本次郎の描くキャラクターはもっと冷静に気が狂ってます。
淡々としているというか、静かな佇まいの中に狂気が隠れているみたいな。
どちらの狂気がリアリティに富んでいるかは言わずもがなです。
2007-04-01 ▼ 『おののけ』
銃声が響きます。罵声がとびます。電話がなります。血が吹きます。心の声が聞こえます。死の世界へ誘われ、生の世界に取り残され…そして…狂喜がはじけとびます。それが『フリージア』。
2007-02-10 ▼ どこか違和感のある不安定な世界
逃げたい。死にたい。好きにしたい。見てみぬふり。
世界を構成するのは誰しもが一度は感じたことのある負の感情。
正しい心で正しい道に導くヒトが毎回1人ずつ登場するが、皆死んでしまう。
銃撃戦、町並み、時代設定どれをとっても今までの漫画と比べても
ありふれたものだが、どこか歯車が狂っている。
狂った歯車が全体に影響して、違和感のある不安定な世界観を作り出している。
ヒグチ?ヒロシ?敵討ち法?
一体どの歯車が狂っているのだろうか・・・
演出など細かい技術が必要だが、必要最低限の変更でここまで狂った世界を表現するとは
驚きです。漫画としての表現の奥行きを深めた見事な作品だと思います。
2007-02-08 ▼ それぞれの叫び
お話は前回からの続きです。以前交通事故を起こし、死亡させてしまったった為、敵討ちの対象者となる寺島と幼馴染で元ヤクザの井出、そして警護する岩尾ヒサエ。この3人が今回の主役と言っていいでしょう。それぞれが、それぞれの悩みを内包しつつ、現在の現実と対峙。それぞれの叫びが虚しくこだまします。本来の主人公敵討ち執行人、叶と岩尾の対決の後に何の解決に至らない現実。何ともいえない虚無感が読後に漂います。しかしそれこそが、松本次郎氏の本領だと私は思うし、惹き付けられるところでも有ります。オマケですがヒグチ(執行側の女事務員です)のアノ笑顔がとても印象に残る1冊。
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発売日:2007-09-28
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フリージア 9 (IKKI COMICS)
2008-02-13 ▼ 映画を彷彿させるコマづかい
ページをめくる速度を否応なくはやめてくれる迫力。溝口中心のいわばが外伝的な作品だけに、一巻まるごと集中して話を作ることができたことは、作者にとっても快感があるようにも感じました。
2007-10-16 ▼ 愛してたのに
単行本も終わりのほう、P176あたりから溝口の嫁との生活の回想シーンが始まります。
愛という形の無いものが、先のとがった包丁をはじめとしたイメージでつづられていきます。
いい詩を読んでいるみたいで気持ちよかった。
叶には救いがあるのか?
謎の女子高生の正体は!?
次も期待ですね。
2007-10-09 ▼ ますます混沌としてきた。
溝口編です。
包丁を突き立てる彼女の姿が生々しい。
思わず鳥肌が立ちました。
2007-10-06 ▼ 溝口づくし
単行本派の自分は2年くらい待たされましたが
ようやく溝口の登場です。
寺島編あたりから少しこの作品に飽きてきてたのですが
9巻は極限状態に追い込まれる溝口と一緒に分裂症患者の
世界に連れていかれる感じでかなり入り込めました。
某所での分析を読んで、叶の意味不明な独り言が
作者の仕掛けた隠し要素を解明するヒントになって
いることを知り、作品世界の奥深さに感動しました。
・52話、時計の音が鳴ったり止んだりするのは
何を表しているのか?
・55話のケイコとそれ以前のケイコではある1点が目立って違う。
それは何を意味してるのか?
デビッドリンチの「マルホランド・ドライブ」という映画を
初めて見たとき全く理解できず、意味不明なことを思わせぶり
にやってるだけと解釈してしまったのですが、解説サイトを見て
分かり易い一貫した説明が可能だと知り衝撃を受けました。
まさか漫画で同じような体験ができるとは。
2007-10-06 ▼ 溝口のケジメ
深層心理、深層世界、心理描写、現実がところどころに混ざり合って、
この世界の何を信じればいいのか、わからなくなる。
新人時代のトラウマから、狩る側の仮面をかぶって強がってきた溝口が、より狩る能力に
長けた叶と出会うことで、共存できないことを直感で感じた。だが、それは溝口本来の
生き方とは異なる行動。そこで生じるズレは少しずつ溝口を侵食していく。
いよいよヤバくなったところで、命を賭してヨシコがケジメを付けなさいと後押しした。
迷いを捨てた溝口は、叶との対決を決心する。街中で繰り広げられる対決は自然と周囲を
巻き込む。そして、溝口は追い込まれてしまう。
しかし、命のやりとりが生を感じる唯一の場所という男が迷いを捨てて挑む戦いには
半端な覚悟では邪魔することすらできない。
しかし最後に邪魔したのは、覚悟も何もないアカの他人だった・・・
この虚しさが、この作品の醍醐味。
これだけ叶VS溝口を持ち上げておいて・・・しかしそれだけに逆にリアルを感じてしまう。
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レビュー総数 1 件
レビュー評価 
発売日:2008-06-30
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フリージア 10 (IKKI COMIX)
2009-01-04 ▼ 見える暴力と見えない暴力
見えない暴力。見えづらい暴力といったほうがいいのかもしれません。
おおむねそれは、正義と言う名の下によって、マスコミが執行します。
見える暴力を受け持っていた”事務所”に、見えない暴力が振るわれます。
マスコミに対する謝罪会見は、遵守、理念、反省、国民の皆様といった言葉によって飾られます。
マスコミの背後にいる私たちは、食事をしながら、セックスしながら、運転しながら、正義という快楽を消費します。そしてこの醜悪を健全と呼びます。嫌味ではありません。
さて、溝口の敵でったはずの”シマウマ”は、この本の読者である自分の敵だったはずなのに、その敵は自分の中にもいるというやっかいさ。
さて、”この社会”にいるカタキとは、誰のことなのでしょうか?
続きが楽しみです。
そういえば、”この社会”が戦っているはずの敵もよくみえないですよね。
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レビュー総数 4 件
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発売日:2009-01-30
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フリージア 11 (IKKI COMIX)
2009-06-17 ▼ フリーーージア!!漫画好き必見だ!!!!
やばいわざわざオススメしてなかった。。。。。。
オススメです!!!こんな漫画あんま無いよ!!!
キャラクターがほんとにすばらしい。こんな個性的で言葉はあれですが「イッテる」キャラクターを自然に生み出せる強烈な才能!感動します。
一気に揃えて読めちゃう。
話がおもしろすぎる。セリフがたっている。
絵は好き嫌いがあるかもしれん。私も綺麗な絵が好きだが、松本次郎作品はそんな人でも読めてしまうのだ。
それはセンスだ。迷っている人がいて、漫画が好きならば是非冒険して頂きたい。
お勧めの作品である。
2009-05-15 ▼ 現実がマンガに追いついた。
松本次郎は天才かも。
「遺族からは極刑をもとめる声が…」なんて、最近ニュースでよく聞くフレーズです。
マンガが現実に追いついた。
さて、11巻では、敵(てき)だった溝口がいなくなったせいなのか、ますますホントの敵がみえずらくなってきます。
主人公、叶ヒロシは、弱い。
肉食動物に狙われる、弱い立場だからこそ、擬態という最強の能力を身につけました。
(そういえば、草食系男子なんてのもよくききます)
もし、ヒロシの敵であるものすべて排除されて、擬態をする必要がなくなったとしたら、なにがヒロシをささえるのでしょうか? 敵である溝口もやすらぎをあたえてくれるケイコも、もういません。
ヒロシが崩壊の一歩手前まできていることは、明かです。
コワイ、11巻。
2009-03-27 ▼ 暗黒度増す
前巻の溝口の死に加えてあの登場人物まで死んでしまうとは。
その惨い設定以外でも閉塞的な地方に住む若者の焦燥感を語るエピソードにも読んでいて鉛を呑んだ様な気分にさせられる。
主人公の荒涼とした内面ともども益々暗黒度を増した最新刊。
お奨めですが、少々ヘビーかも。
2009-03-15 ▼ 先が見えん!!
フリージアだけは、全く先が読めません。
何が現実で何が幻。何が真実で何が偽りなのか・・・
叶の生活の柱がまた1本なくなりました。
また世界が不安定に・・・
その中心にいるのは、叶、田中、ヒグチ。
中でもヒグチの眼力は凄い。目の前の獲物を的確に探し出し、
足元を崩し、獲物を追い込む。いや、背中を押す。か・・・
目的を達したときのヒグチのあの表情!
あの顔を表現できる漫画家が一体何人いるか・・・
そして、叶の生活の歯車が回り始める。あの静寂は嵐の前の
静けさだったのか・・・?違和感は加速する。
ケイコの表情1つ1つが意味深な気がするし、ただの素直な気もする。
別れを告げたケイコはそそくさと立ち去る。
残されたのは、機械音と自分と母。
最後のシーンは精神と時の部屋を思い出しました。
ただ、叶にとっては、これが日常だった・・・
さて、これから何が起こるのか!!
あああ!モヤモヤする!
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レビュー総数 6 件
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発売日:2009-11-30
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フリージア 12 (IKKI COMIX)
2010-03-05 ▼ 叶
いろいろと難しく考えて考察しちゃいそうになるけど
あえて深く考えるのはやめました!!!!
叶さんって電波系のイカれた人に思われがちだけど
結構まともな人だよね
最近ちょこちょこ見かける冴えない主人公より
よっぽど共感できる。
2010-01-07 ▼ 絵が描けない漫画家
IKKIを松本大洋『ナンバー吾(ファイブ)』を読むために購読をしていた都合上、読んでいた作品でしたので一応最終巻まで読んでみました。
最終巻になって唐突にタイトルでもある『フリージア』の花を挿入させているのですが、会話という説明書き付きでやっと何の花なのか読者に理解させようとする作画レベルの低さには唖然とされるばかりです。
結局『何の話か理解できないモノ』を書き続けることでしか読者を惹きつけることしか出来ない作家のオチの無い駄作です。
お金を出して買うような作品ではないので、購入は控えた方が良いと思われます。
2009-12-11 ▼ この作品に出会えてよかった
4年前にレビューを書いたときと同じ気持ちになりました。
最初に感じた感動が最後まで継続する作品は数少ない。
漫画の教科書で教えてくれるような安易な演出はどこにもない。
決して丁寧とは言えない絵のタッチが世界の基礎を形作る。
全ての始まりはヒグチ。最後の戦争もいつものセレモニーで始まった。
セレモニーが引き金となって、田中の発作はさらに進行する。
着々と進められる執行準備。世界を勘違いしている正常な人間が
いるおかげで、世界の現実の理不尽を実感できる。
病院のシーンで、戦争が始まる緊張感が一瞬ゼロになり次のインパクトも
強まる。そこで真っ白な頭にスッと刷り込まれるフリージアの花言葉。
誰がどうなるかさっぱり先が見えないこのストーリーとは正反対の花言葉。
ずっと気になっていたタイトルがこんなところで!どこまで不安定なんだ!
そして、歴史を繰り返すようにヒグチの着信音が始まりを告げる。
ヒグチは叶にいつも通り淡々と仕事を説明し業務を続ける。
叶もいつも通り聞いて出発しようとするが、フト思い出して・・・
「しっくりくるんだ。」
そのセリフの後の"間"にシビれました。鳴り続ける呼出音。
1mちょっとの空間が一瞬で張り詰めました。
ヒグチもカウンターを放つ。その刃は確実に叶を侵食する。
ボビーの心配も虚しく戦争は始まり、2人は出会う。
田中陣営の圧勝だった戦況が7発でひっくり返る。叶を確認したときの
ボビーの表情が全てを物語る。6人目が倒れ、ボビーは最期を覚悟する。
緊張の解けた表情で淡々と話しシーンが凄くリアル。
読者を狙っているかのように、叶の銃口がまた正面から描かれる。
そして、ヒグチが全てを語り、ヒグチとともに戦争も終わる。
ただ、不可逆的時間軸に生きる叶はまだ終わらない。
世界に潜み迎合するのではなく、そこには自由意志がある。
最後に叶が見せた表情は生きるために必死な殺意を感じました。
実験結果は「何もない」。
しかし、叶自身は適度な刺激を受け続けることで確実に「何か」を得て
現実世界を生きる意思を選択した。
世界の深みに圧倒され続けた作品でした!
2009-12-07 ▼ パーフェクトな絵で描かれる地獄
すさまじい暴力、残酷で不条理なしかし現実のこの日本と地続きの世界、極めて哲学的なストーリーに関わらず、この漫画はすべての女子にとって松本大洋の『ピンポン』がそうであったように、眼鏡男子鑑賞漫画なのだ。
作家の松本次郎もインタビューで答えている。そういう絵が描きたかったから、ストーリーを作った、と。
最終刊の絵はまさしくスタイリッシュとしか言いようのない見事さ。
崩れおちた町。死にかけの女の柔らかにそる背中。
そして彼は。
コーヒーを飲む横顔の斜め上にあく、窓ガラスの銃創。流れる血が目に入らないようにわずかに顔を傾けて短銃の狙いをつける視線。のばされた腕の、ぴたりと静止した位置の正確さ。
さあ、すべてのオタク女性よ、眼鏡男子に萌えたまえ!
2009-11-30 ▼ そしてヒロシは足掻き彷徨うのか。
敵討執行法の反対勢力のホープ候補者、田中慶太陣営と主人公ヒロシが所属する敵討ち事務所の全面対決をクライマックスとした最終巻。
本格的に病んでいる主人公ヒロシはかつて無いほど自主的に動き、最強の殺人機械振りを発揮するが、休戦と共に敵討ち執行代理人自体が違法となり一転追われる側に。
近未来デストピア風のストーリーよりも作品自体が持っている閉塞感が、絵が、実に素晴らしかった。登場人物の多くは足掻きながら死んでしまったが、傷つきながらも田中に銃を向けたヒロシは果たして生き延びたのか、自身も本物の幽霊となって彷徨うのか。
一見救いのない無限ループが蠱惑的な魅力を湛える傑作。完結。
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