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レビュー評価 なし
発売日:2000-09
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カラミティナイト (ハルキ文庫)
2004-02-08 ▼ 読書家×素人小説書き
沢村智美。かつて苛められていた影響でクラスメイトの櫻井優子にしか心を開かないちょっとドジでお人よしで読書好き(具体的な作者名の羅列が結構嬉しい)で自分の書いたファンタジー小説をインターネットで公開することにささやかな喜びを見出すどこにでもいる高校一年生。……しかし(泣く泣く割愛)で、小説の才能に自信を失う智美。そんなとき(上の粗筋を参照) とにかく人が沢山亡くなりますし、主人公達を取り巻く環境はどんどん過酷になっていきます。しかし、時折面白すぎます。文章や状況が深刻なだけに笑っていいものやらどうやら。災厄の少年をそっちのけで信頼を深めまくったり深刻な危機に陥ったりする智美と優子の嬉し恥ずかし友情物語が目玉だと思います。とにかく心情描写が厭な方向に丁寧でリアルで、ここまでやるのか、ってぐらいドロドロっぽいですけど、だからこそ綺麗なものが光るというか。上手く説明できないけどお勧めです。狂気を糧にする能力にピンと来た方も是非読むべき。
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レビュー評価 なし
発売日:2001-09
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カラミティナイト〈2〉 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)
2005-10-08 ▼ 気が狂いそうになるほど陰鬱
本著の特徴はその陰鬱なまでの問題点の突き詰めにある。自分の能力の根源をとことんから疑い到底受け入れることのできぬ主人公・智美。70年代のヒーローものには必ずあった、正義の味方の存在そのものに関わる葛藤が分厚いなかにみっちり詰まっていて、これを「うざい」と感じるか共感したり面白味を感じられるかで、本著の評価は著しく違ってくると思います。 本来なら爽やかで心温まるはずのシーンで、主人公が気が狂いそうになるほど怯え警戒し現状を拒絶するというその有り様が自分にはとても面白く感じられ、また共感できました。 歯切れは悪いかもしれませんが、真摯であると思います。1、3巻では結構あったコミカルな部分(大好きです)は抑え目ですが、これはこれで面白いです。
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発売日:2004-01
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カラミティナイト〈3〉 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)
2004-02-02 ▼ いよいよ盛り上がってまいりました
2巻が出版されてから、ずいぶんと待ちました。待望の第3巻です。前巻までは、悩んだり苦しんだりのシーンばかりだったヒロインの智美も前 向きに頑張る決意をします。災禍の心臓のせいで鬱々していた遠野忍も運命 に立ち向かう事を決意します。良い感じです。 忍に振られた(と思いこんでいた)美由紀も前向きになります。でもこれは読者的には「やばっ」な展開です。ドキドキな感じです。各人が良かれと思っている事が見事にすれ違っちゃってて「もどかしい」所 が堪らない作品になっています。しかも良いところで終わっちゃってます。 早く次巻が出版されないかと願うばかりです。
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