クリップ 0 人
レビュー総数 3 件
レビュー評価 
発売日:2003-09
|
少女は巨人と踊る―マテリアルナイト (富士見ファンタジア文庫)
2006-03-24 ▼ 巨人の強大さに戦けよ
『少女は巨人と踊る―マテリアルナイト』です。
ファンタジーですけど、なんとなくSFっぽくもあります。でもやっぱりファンタジーですね。
カタカナ名前のファンタジーにありがちですが、設定を理解するのに少し頭を使わねばならなかったでしょうか。
作者は男性なのでしょうか。しかし女性主人公のレアナを巧く描いていると思いました。大統領の孫娘という設定は、ファンタジーにおいては王女以上に突飛な感じは受けましたが。それ以外のキャラクターも、ドタバタコメディのような強烈なインパクトはありませんが、
あとはドラグ・ヘッドなどのマテリアルナイト世界ならではの設定の大きさが見どころです。世界設定の巧みさを、普通に巧みな文章描写で一つの小説世界を構築しています。
2004-08-15 ▼ 情景が目の前に浮かぶ臨場感
登場キャラクタがカタカナでしたので最初また分からなくなっちゃうかなぁとか思いましたが、そんなこと全然なく書き分けられた分かりやすい性格で最後まで混乱無く読めました。 まるで、1本のRPGを終わらせたような達成感と、ラジオドラマ並みのテンポの良い進行、主人公は「ご令嬢」とは思えない性格の良さで魅力的です。挿絵の配置も良く物語を盛り上げてくれます。雰囲気壊すようなことはしていません。 本の厚さでだいたいの購読時間を見積もるのですが、臨場感いっぱいのこの物語は厚さ以上に時間がかかりました。読み飛ばせない面白さです。
2004-06-02 ▼ 全ての幕開け
あなたは、この本を読んで、まだこれはマテリアルナイトの世界のほんの少しだけ垣間見ることが出来ます。深い世界観、やはり一度だけ読むではなくもう一度でも何度でも読みたくなるような本です。 主人公であるレアナ・バーミリオンは家を飛び出し旅に出ます。この世界には、過去の遺産であるドラグ・ヘッドとマシン・ドライブがあります。どれも、現代の技術では解明することの出来ない技術が使われており、絶対的な力を持っています。 ストーリーの質の高さもさることながら、とても情景描写に優れています。五感を刺激する様々な言い回し。彼女の世界を臨場感たっぷりに再現してくれることでしょう。読む価値あり!
|
クリップ 0 人
レビュー総数 2 件
レビュー評価 
発売日:2004-01
|
少女は聖霊と歌う―マテリアルナイト〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)
2004-08-15 ▼ キャラクタが生き生きしてます
1巻目とは違ってお話のスケールがぐーっと小さくなっています。 その余裕で物語の本筋以外の部分でキャラの性格から出てくるお遊びが顔を覗かせます。それだけになってしまうとタダの日記になってしまうのですけど、忙しい事件の合間にちょこちょこっと間に挟まっている感じがいいですよね。 もちろん本来のストーリーも前巻同様、臨場感たっぷりに。その分読むのに時間かかりますけど。
2004-06-02 ▼ 広がる世界
今回のマテリアルナイトは学園ものです。注目はシィナですね。彼女の心境の変化を感じ取りながら読むと、とても話が整理できます。 今回は、昔の時代の遺産である「オヴン」というものが登場します。この存在によって戦いの火蓋が切られます。さまざまな術が入り交じり、争いの果てに生まれるものとは… 作者の作風は前回と変わらず五感を満足させてくれる、とても凝ったものになっています。ファンタジアファンは必見ですね
|
クリップ 0 人
レビュー総数 2 件
レビュー評価 
発売日:2004-05
|
少女は蒼剣と語る―マテリアルナイト〈3〉 (富士見ファンタジア文庫)
2004-08-16 ▼ 急展開とラストスパート
1巻目が「起承転結」の「起」、2巻目が「承」だとすればこの3巻目は「転結」。2巻目に続き一休みの小旅行サイドストーリーかと思いきや、突然カメラは全世界スケールに引きます。「結」に向かって進み始める物語と、主人公が見る夢によって、1巻目よりおぼろげに見えていたこの世界の秘密が、はっきりしてきます。1巻目で一応終わっていたかのように見えたこのお話も、2巻、3巻と読んで細部まで説明が付き納得です。 過去と現在が交互に進行する形になりますが、キャラが生き生きと動き回ってくれたおかげで混乱することもなく、読めました。 一気に、そして読み飛ばさぬようゆっくりと読んでいきましょう。
2004-06-02 ▼ 世界とは
世界の敵の到来により、この本でマシン・ドライブ、ドラグ・ヘッドの存在意議が明らかになります。前回出てきたオヴンの存在目的とは…謎だった部分が一気に解決。これで最終回になってしまうのではないかというほど伏線が次々に明らかになっていきます。 やはり、情景描写はさすがです。なによりも、この小説の魅力は、小説の世界に入り込ませてしまうような、そんな文にあります。いつの間にやらあなたもマテリアルナイトの世界に入ってレアナやイェンの側に立って彼女らを見ているでしょう。
|
クリップ 0 人
レビュー総数 2 件
レビュー評価 
発売日:2004-09-16
|
少女は世界と歩む―マテリアルナイト(4) (富士見ファンタジア文庫)
2005-01-30 ▼ まだクライマックスじゃない!?
このシリーズは1巻目を読んでなかなかいい終わらせ方だなあと思いました。3巻目を読んで、綺麗な終わらせ方に感動しました。でもですよ?この作者は次が最終とおっしゃいます。続編じゃないんです。次を足してひとつの物語と。なるほど、褒め言葉は次巻にとっておきましょう。全部読むまでは迂闊に書けませんよ感想なんて。というわけで期待します。
2004-09-30 ▼ 新たなる卵<オヴン>
前作で、何処か燃え尽きたような印象を受けたのですが、レスフォールは偉大でした。 この巻では、卵<オヴン>を中心に話が進んでいきます。卵はどうして作られ、この世界とはどのようなものなのか。 最後になって、どうして今回の題名が「少女は世界と歩む」となっているかが理解できます。そして、ドラグ・ヘッド自身が感情を意識しはじめる所などに注意して読むと面白いかもしれません。 上巻ということもあり、いまいち盛り上がらない展開です。下巻の前奏といった形でしょうか。 次の本(下巻)でシリーズ完結となります。
|
クリップ 0 人
レビュー総数 2 件
レビュー評価 
発売日:2005-02-18
|
マテリアルナイトV そして少女は慈しむ (富士見ファンタジア文庫)
2005-08-16 ▼ 物語、卒業ですね
とりあえず4巻からまとめて読んだ方がいいと思います。それだけ難しかった。ファンタジー故に突飛なシーンを頭に描いている内にキャラクタの心の葛藤が進んでいってしまうので、ちょっと立ち止まって整理することしばしば。 とはいえ、キャラクタそれぞれの決着は着いて、しっかりエピローグしていて主人公的には尻切れトンボ感もなく、1つの作品の卒業を感じました。 心残りは、お気に入りのキャラクタのその後エピソードが書かれていなかったという点。暗いシーンを明るくしてくれるキャラクタは読みやすい小説にとって重要です。気になるなぁ。
2005-05-05 ▼ 読書感想文『マテリアルナイトを読んで☆』
本巻は4巻の下巻であると同時に最終巻でもある。主人公レアナにとっての理想である「争いのない世界」が実現されようとしていたが、それは最愛の人イェンや妹シィナとの永遠の別れともなる。この全く矛盾する二つの出来事の間で葛藤するレアナの心理は、かなり巧みに描かれていると思う。何も特別なことではなく私たちが日常で感じるようなことでもあり、どのような読者でも共感して読めるだろう。 このシリーズ全体の特徴として文章表現はかなり技巧的で、読んでいて感心するところが多い。しかし、最終巻は観念的すぎて読むのが億劫なところが目立つ。主人公とその親友たちを除く登場人物の後日談が全く描かれていない点は、個人的に不満を感じるところが多かった。
|