この本をクリップしている人 (2 人)
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Amazonレビュー
2009/12/20
「上滑りしている」
この作者の登場人物には温度がない。
なにか決まった筋書きを演じているように見える。
これが作風なのか。
これが伏線となっているのか。
しかし、この作品の登場人物には顔がない。
小説の中の人としてですら、現実味がない。
なんだかすべてのセリフがうそくさい。
あまりキャラクターを書ききれていないように感じた。
全ての行動の意図があまり伝わってこない。
真相が明らかになっても、それはないだろと思ってしまった。
全てがうまく合わさってこない。上滑りしている。
細かいところまで読みこむと面白いのかもしれないが、そうするだけの魅力を感じなかった。
物語全体が歪んでいる。
残念ながら、私には合わなかった。
2005/09/14
「ダークな話が好きな人向き」
この作品は今泉文吾という探偵が活躍するシリーズとしては第2弾にあたるのですが、書かれたのはこちらの方が先なのだそうです。同居していた真波と火夜という二人の女性が主人公。ある日、火夜が失踪してしまい、心配する真波のもとに火夜の指が入った小包が送られてきます。そこで真波は同じマンションに住み探偵業を営んでいる今泉文吾に相談するのだが・・・というストーリーです。話が進むごとに次々と人が殺されていき、犯人の候補者がとても少なくなっていくというのが特徴です。全ての登場人物が何らかの秘密を抱えており、読者の前に知っていることのすべては明らかにしないというもどかしさ。このような作風を持った作品は他にも色々ありますが、本作では探偵までもが秘密を抱えているというのが異色です。蛇足ですが、真波と火夜にはなんとなくマンガ『Nana』をイメージさせるものがありますね。
2005/07/27
「楽しくはないけれど」
近藤さんのミステリーは女性ならではの感覚で書かれているな、 と常々思っていますが、これもそうですね。 異常、とも思える恋愛心理が でもどこかありえそうな既視感を持って私に迫ってきます。こういう理屈をこねた殺人の動機は とても若く、自己愛そのものに見え、 だからこそとても近しい。 自分の中学・高校といった頃のなんにでも理屈をつけ、 『自分』と『他人』というものを明確にしたがっているのに、 どこかで他者による同意を求めてあがいていた自分を 無理矢理思い出させてくれますね。…なので全然楽しくはないんですけど、 自戒も込めて読み返してしまう本です。
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