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Amazonレビュー
2009/11/15
「ジレンマ」
「図書館戦争」シリーズ第3弾。
前作同様に、人間関係の掘り下げとともに表現の自由についての葛藤を描いている。
そして今作では、登場人物の成長が著しい。
郁しかり。堂上しかり。手塚しかり。
P59からの堂上の独白には感動しました。
なるほどそういうことだったのか、と今までの行動に納得がいきました。
さまざまなジレンマを通して、成長していく主人公。
そしてそれに引きづられるように変わっていく周りの人々。
このような有川浩もいいですね。
ただ、母親に対する態度があまり好きになれなかった。
母親を悪役にして、見下しすぎててあまり気分が良くなかった。
シリーズを重ねるごとに独特の雰囲気が出てきたように感じます。
恋愛、成長、葛藤、戦争。
さまざまな要素がいっぺんに楽しめます。
最終巻がどうなるか楽しみです。
2009/07/20
「恋愛小説以上」
図書館戦争、図書館内乱に続く第三作。今までの作品にも増して、ベタ甘のラブストーリー。でもこういう恋愛小説もいいな。
「床屋」という表現に対する規制の話は、いい話だった。憲法で検閲の禁止をうたってはいるけど、現実の社会では、自主規制の名のもとに、言葉狩りが行われている。表現する方だけではなく、表現を受ける私たちの問題でもあるんだなぁ、と改めて考えさせられた。
この小説ほど極端ではないが、表現の自由は武器をとってでも守らなければいけないものなのかもしれない。
このシリーズも、あと1作で終わりだと、作者があとがきに書いていた。もったいない。ぜひ、続けてほしい。
2009/07/15
「容赦のない描写に戦慄」
ラブ要素もアクション要素も前作同様盛りだくさんな図書館シリーズ第三段。
堂上と郁はもちろん、手塚と柴崎も早くゴールインしないかなあー。。
今回は、前回に比べて戦争描写が激しくて、
「図書館で本(今回の抗争は本メインじゃなかったのですが)を守る」という、
なんというか、ぱっと聞き「不思議な」というか「間の抜けた」世界観と対照的でした。
あと、稲嶺司令ー!好きだったのにー。
このシリーズって、ギャグとかラブコメの裏に隠して
実は総合学習のテーマに使えそうなくらい
ヘビーで大事なことをいつも訴えてるのが、好き。
あと、答えをいっつも言うんじゃなくて、読者に
「あとは考えてね」って自分で答えを探させてくれている気がします。
それから、「女ってコワイ!」(笑)
このひと、かっこいい女の子を描く一方で、
ちゃんと「女」の汚くてドロっとしているところも書いてるのが、すごい。
見方が多面的、というか。
ただ、☆四つなのは、戦闘シーンに出てきた「進藤」さんに「誰!?」ってなったから。
盛り上がられても・・・知らない人だよ・・・ってなっちゃいました。すみません。
2008/07/27
「ちょっと甘ったるすぎ」
前作と変わらず文章が良いので、読めてしまいます。
が、ちと乙女のロマンが甘すぎて、個人的な好みとして星ひとつ減らしました。
後半の戦闘話は迫力満点です。
2008/06/05
「意地っ張り、かわいくない。でもそこがわかりやすくてかわいい♪」
相変わらず「本を読んでいる」という気がしません。
ラブコメ系のドラマを見てるような、
とにかくウケる人々を観賞して楽しんでいるような・・・そんなかんじ(笑)
ついについに気づいた郁。
けど、堂上教官がこれまで郁にしてあげてたことは全部モロに「王子的行動」。
困ったときいつでも飛んできてくれる、必ず守ってくれる。
あ〜ん、もう嫌われてるわけないじゃん!好きすぎて好きすぎて気持ちが空回り。
「どーしてそういう風に思うの」ってこっちがびっくりするような勘違い。
そんな郁はかわいい。そして未だに認めない堂上教官もかわいい。
身近にこんなに意地っ張りで、わかりやすくて、
そんなところがたまらなくかわいいこんな二人がいたら毎日が飽きないんだろうな(ニヤリ)
図書隊員の徽章にもなっているカミツレ(カモミール)を効果的に使ってるのがステキにうまい。
これは今後も二人をつなげる重要なアイテムになりそうですね。
今回は防衛隊として郁がはじめて人を撃つ場面もある。
しかも仕事だからじゃなく、本能のままに・・・。
玄田隊長の行動にしてもこの人たち、ただの愉快な人たちじゃない。
志の高さもしっかり見せてくれるから作品に締まりも出てくる。
単なる軽いラブコメならここまでハマらなかったかも。
郁は両親とのゴタゴタもあり、精神的に大人になってきてますね(恋愛面はのぞく)。
手塚は自分の苦手な部分を認め、柴崎も弱さを見せるようになった。
同期トリオ、人間としても成長しています!
ラブもいいけど、そのへんにもしっかり注目!
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