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発売日:1982-09
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魔王の聖域 (ハヤカワ文庫 FT 44 魔法の国ザンス 2)
2008-03-13 ▼ 魔王が格好いい
ザンスの2作目です。ビンクが魔法の源を探す探求の旅に出ます。
魔法の源とは何か、そこで出会う恐るべき存在とは?
クロンビー、チェスター、ハンフリー、グランディと共に
旅する道中も言葉遊びがいっぱいで楽しいです。
イマジネーションが豊富でこういうファンタジーも
ありだなぁと思います。
最後の聖域でのやり取りはかなり、ぶっとんでて衝撃的です。
2006-12-29 ▼ 魔法やヒーローが嫌いな人にも自信を持ってお薦めします
1巻で主人公の力を探索し、2巻では、何故ザンスは魔法の国になったかを説明する。
魔王ザンス達の理論は数学的展開を見せる。
というか、魔王の名前の英語表記は実は関数!
数学の公式に基づいて魔王たちは魔力を使うという、
もう、数学ハードSFの世界であるw
ザンス以外にもアースやデスという魔王の存在が語られる。
魔王ザンスが宇宙に逃げて、ザンスが魔法の国でなくなるという大ピンチが発生する。
主人公ビンクの魔法の力は無敵だが、魔王ザンスがいなくなれば、魔力は無くなる。
2巻で早くもジエンドと思わせて、魔王ザンスは帰ってくる。
ビンクの力はひょっとして魔王ザンスより強いかも?
と暗示するナイスな結末である。
ザンスは世界観や訳が素晴らしくて、
シールド以外にもアンテナもミサイルもニッケルも出てくるファンタシイである。
魔法やヒーローが嫌いな人にも自信を持ってお薦めします。
2004-03-01 ▼ 結婚っていろいろあるんだよ
前巻では独身男性だった登場人物たちが,結婚生活に嫌気がさしてきているところから始まる. 甘い新婚生活から、子供を挟んだ家族という単位での新生活の始まり。 女性よりも、男性のほうが、すんなり受け容れられないわけです。 そこから,独身の人食い鬼やクロンビーを巻き込んで,結婚に対して考えさせられるという内容.魂を持たないグランディやジュエルが、「本物」になる過程は感動的だ. ザンスの魔法の謎についても触れられていて,魔王とのやりとりは,シリーズの中で,最も哲学的な部分だ. 旅よりも,あちらこちらで繰り広げられる問答が面白い。
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発売日:1984-01
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ルーグナ城の秘密 (ハヤカワ文庫 FT 59)
2008-03-16 ▼ 王位継承者ドオアの冒険
ザンス3巻目は、ビンクの12歳の息子で生命無き者と会話ができるドオアが主人公です。
ゾンビーを復活させる霊薬を得るため、そして魔法使いとしての自覚を持つため
探求の旅を得にタペストリーに入り込みます。
少年はタペストリーの登場人物に入り込み"ジャンパー"という大クモと共に冒険をします。
この冒険でドオアしか知らない真実によって
少年は青年へと成長することになります。
真実が12歳の少年の心にだけしまわれるというところがグッときます。
時間パラドックスが1巻目、2巻目のエピソードににつながっていくようになっています。
時間の流れと人の心に切ない気持ちになりました。
2004-03-01 ▼ 男っていうのはね
将来の王であり、有用な魔法使いであるドオアは、その身分のためにろくに友達もいない。 思春期を迎えようとする12歳のドオアに、試練が与えられた。 この巻は,理想の大人の男性像,について考えさせられる。 12歳のドオアが成人男性の体に入りこみ,様々な経験を経て,成長していく. そのドオアに寄り添う中年男性(といっても蜘蛛だが)のジャンパー。誠実で忍耐強く高潔な男性であるゾンビーの頭には感動すら覚える。 立派な大人の男性が描かれ、ドオアは彼らを見て成長していきます。 まさに、男くさい本です。
2003-10-19 ▼ シリーズ『最高傑作』に同意見!
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2003-08-27 ▼ 未成年はどきどき
な面もありつつ、魔法も愉しい。とにかくスピード感があって、飽きさせない。その分、深さはないかも。
2003-05-05 ▼ 「魔法の国ザンス」シリーズ最高傑作
命の無い物と会話できる能力を持つ少年ドオアは、将来ザンスの王となる宿命となっています。ドオアは幽霊の少女に思いを寄せていますが、幽霊の少女はゾンビと相思相愛の仲です。ある日、人間に戻ることができた幽霊の少女の為に、恋人であるゾンビを人間に戻す秘術を求めて、ザンスの王はドオアに過去の世界に旅をさせます。わざわざ恋敵を助ける為に過去の世界に戻ったドオアは幽霊になる前の少女と出会います。しかも、その少女はドオアに恋をします。しかし、歴史を変えてはいけない為、ドオアはその愛を受け入れることができません。その上、少女が無残に殺されて幽霊となる運命であることを知りながら助けることも許されてはいないのです。過去の世界にテレポートする際、たまたまその場にいた蜘蛛のジャンパーがドオアと共に過去の世界を一緒に旅することになります。旅するうちに少年のドオアと「大人」のジャンパーの間に奇妙な友情が生まれます。ドオアが過去の世界に現われたことにより、ザンスの王座を狙う2人の魔法使いの争いに影響を及ぼすことになります。自分のせいで歴史が大きく変わってしまいそうになるのを食いとめようとするドオアを、瀕死の怪我を負いながらも助けるジャンパーについ感情移入してしまいます。しかも、仮に2人が無事に元の世界に戻れたとしても、蜘蛛であるジャンパーは数週間の寿命しかないので、2人の別れは確実に訪れるのです…。「魔法の国ザンス」シリーズの3巻目である本書はシリーズ最高傑作だと思います。2巻目の「魔王の聖域」(とくに後半部分)が退屈でこのシリーズを読むのを止めてしまった人にとくにお薦めしたいです。
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発売日:1985-08
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魔法の通廊 (ハヤカワ文庫 FT―魔法の国ザンス (78))
2008-03-22 ▼ 魔法のアイル(通廊)
ザンス4作目にして、16際のドオアが王位に突きました。
実際には、借りの王です。
トレント欧とアイリス女凹がマンダニア酷へ行っている間のはずが、
二人は飼えってこない。。。
ドオア、アイリス、チェット、メリメリ、グランディは、二人を探すことにしました。
ドオアは文字のつづりが苦手で、ところどころでつづり違いのネタが
たくさん出てきます。
ザンスとマンダニアとのつながりも分かる巻になってます。
ヒントはアイル。果たしてドオアたちはトレント王たちを救えるのか?
2007-01-28 ▼ 読み出したら止まらないエンターティンメントの傑作
フロリダ半島にある魔法の国ザンスのトレント王は、
魔法が使えないザンス外の世界に貿易相手を探す為に旅立った。
だが、王は予定した日になっても帰ってこなかった。
かくして王女と王女の恋人は、王の消息を確かめる為にザンスから旅立つことにした。
しかし、ザンスを出ると魔法は使えなくなるのだ。
でも大丈夫心配は要りません。
魔法を使えるようになる魔法を使うケンタウルスがいることが判ったのだ。
人間体の王女とその恋人とケンタウルスとゴーレムとゴブリンの5名は、
20世紀のジョージア州に出現した!
読み出したら止まらないエンターティンメントの傑作である。
30ページぐらいの短編を読むような労力でアレヨアレヨと読めてしまうが、
1巻があまりにも凄かったので比較するとどうしても物足りないと思ってしまう。
1巻2巻のような謎と大どんでん返しがないのである。
1巻は小説読むのが好きだと言う人は必ず読まねばいけない大傑作であるが、
3巻からは、まあ、読むと楽しいよ。というぐらいのもんである。
私はビンクと魔王ザンスの物語をまた読みたいのよ〜。
ドオアはもういいから3代目の話にするか、初代のビンクに主人公を戻してほしいと思う。
2004-03-01 ▼ 積極的な女の子と弱腰な男の子
国王夫妻がマンダニアに行っている一週間,ドオアが仮の王になることになった. 政務の重圧に耐え1週間が経ったが,国王夫妻が帰国しない. ザンスの脅威に対抗するため、ドオアたちは旅立つことになるが…ドオアがリーダーとしての自覚を得るまでの成長物です。中世と現代のマンダニア(つまり、私たちが住むこの世界)にザンス一行が旅立ち,現代のマンダニアが面白く描かれている. そして恋愛に関して言えば、「積極的な女の子と弱腰な男の子」というザンスの典型ができあがっています。 さまざまな女性たちが、果敢に仕掛けていきます。がんばれ、女性たち。
2002-02-16 ▼ ザンスからマンダニアにかけての活躍
魔法の国ザンスシリーズの第4作目。 トレント王、アイリス女王夫妻マンダニアを公式訪問することになり、16歳になったドオアはその間ザンスの仮の王となります。 しかし約束の1週間が経っても王は帰還しないため、王がドオアにのこしたわずかな言葉を手掛かりにドオアは王の娘イレーヌや頼りになる友人達とともにマンダニアへ王を救出するために出発します。 ドオア達が魔法の国ザンスから飛び出し、魔法のないマンダニアにかけて活躍します。魔法のないマンダニアでドオア達がどうやって王を救出するのだろう?そんな疑問も意外な力を持つ新しい魔法使いによって、面白い形で答えてくれます。 魔法を制限された状況下では、今までのあった魔法による脅威とはまた違った形での障害がドオア達にのしかかり、彼らがどうやって王を救出するのか最後まで飽きさせません。 それにドオアとイレーヌとのロマンスも見所です。
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発売日:1985-12
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カメレオンの呪文 (ハヤカワ文庫 FT 31 魔法の国ザンス 1)
2010-01-08 ▼ 世界観と設定段階で既に名作
懐かしいです。こういう作品が今の時代どれだけ受け入れられるかは分かりかねますが、これは名作ですね。
世界観として、誰もが魔法が使え、それら全てがユニークだったはず。(記憶が定かではありませんが確かそう)
つまり同一の魔法を行使するキャラクターは出てきません。
作品の中で何度も何度も「逆説」または「逆説的に」という表現が出てきます。ちょっと出しすぎな気がしますが。
これは主人公ビンクの存在が、魔法の国ザンスもしくは魔法そのものに対しての逆説であると主張したかったのかな、と感じました。
カメレオンの夢に始まり、カメレオンの夢で締めるという美しい流れの作品です。(夢オチって意味じゃなく啓示)
そうそう、カメレオンというキャラクター、これはネーミングも発想も、中々日本では生まれないキャラだと思いますね。
20年近く経ってもこれだけ思い出せるのですから、少なくとも自分にとっては大変印象に残った作品だったということです。
あまりシリーズものの初代だけを褒めちぎるってのは好きじゃないのですが、ザンスに関しては1巻が全てだと思います。
2巻以降がつまらないという意味でなく、1巻の存在価値が計り知れないという意味で。
※ただし私はシリーズ7−8くらいまでしか知りません。その後名作が出ている可能性は十分にあります。
2008-03-12 ▼ 魔法を探して
魔法の国ザンス1作目。主人公はビンクという青年。
一人1つ魔法を持って生まれてくるこのザンスで、ビンクは未だに自分の魔法を見つけられずにいた。
成人するまでに魔法を見いだせないと、魔法のないおぞましいマンダニア(人間界)に追放されてしまう!
ビンクは自分には魔法が有るのか無いのか、真実を知るために探求の旅に出る!
いやー、出だしの部分ですが、この設定だけでわくわくしました。わくわくできる人は読んでみてください。
冒険の中でいろんなエピソードや謎があっておもしろいです。
ダジャレや、ブラックユーモアが満載です。
ちょっと変わったファンタジーが読みたい人におすすめです。
2006-12-29 ▼ ファンタシイの形をとったSFミステリ
ザンスシリーズは一作ごとに、「えっ!」と驚く(「あっ!」と驚くものもあるw)ラストが用意されていて良いのである。
ファンタシイの形をとったSFミステリですな。
「カメレオンの呪文」をハードSFならぬハードファンタジーと呼ぶ人がいたぐらいである。
私はハードというよりは論理的ファンタシイと呼んだ方が良いと思う。
SF関係に限らず、アクション物の常識を逆手にとったというか、
楽しむSFが嫌いな人に対して、読み取らせることに挑戦したというか、なんとも凄いファンタシイである。
現代のフロリダ半島にシールドに包まれた魔法の国ザンスがあった。
ザンスの生物はすべて魔法的生物(ドラゴン、ケンタウルスetc…)か、
肉体が普通の人間体の者は魔法の力をひとつだけ持っていた。
ところが主人公は魔法の力が成人しても発現しない!
25歳までに魔法の力が現れないと、人間界へ追放されるのが掟である。
かくして主人公ビンクは25歳になる一ヶ月前に、自分の魔法の力を教えてもらう為に、
良き魔法使いハンフリーの元へと旅立った!
最初の設定が巧い。主人公が登場人物の中で一番弱いできそこないなのである。
超能力者と超常的生物の世界において、単なる普通人を主人公に持ってくるとは!
主人公だから実は最強の魔法の力を持っていたのだが、
反則スレスレの無敵の魔法の力です。
2004-03-01 ▼ ザンスへの登竜門
人間が皆,魔力を持つザンスの中で,魔法を持たない人間ビンク. ビンクは魔力を見つけに,情報の魔法使いハンフリーを訪ねることにするが…魔法を持たないビンクの魔法探しの旅は自分探しと同じ.まさに成長物の王道. 経験により成熟した邪悪な魔法使いトレントとの出会いは,ビンクの既成概念を壊し,割りきれないものを受け入れる度量を要求する.登場人物は基本的に善人なのだが欠点だらけ,とアクが強いが、飽きずに読める. ぜひ、ザンスの魔法の世界にどっぷりつかって欲しい。
2003-08-27 ▼ 魔法の定義
魔法を描くにおいては制限というものを付けなければ、話が盛り上がらない。本書ではその世界において一人一つの魔法を持っているという設定になっている。しかし、例外もあり、魔法を持たない人間もいるのだ。そうした人間はある年齢に達したとき追放されてしまうのだが、主人公も魔法を持たない人間であり、追放を免れるために……
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発売日:1986-09
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人喰い鬼の探索 (ハヤカワ文庫FT―魔法の国ザンス)
2009-01-21 ▼ 肩の力を抜いて読んだなぁ
シリーズが長く出ているけど、正直最初の三冊ぐらいは玄人向けかなあ、と思うわけです。
SF出身作家らしく「仕掛け」と「整合性」にこだわっているので、ファンタジーといってもなんでもあり、というわけではなく。
それはさておき、シリーズ五冊目にして実に「物語」的な作品に。人間でない主人公たちが、実に甘くて切ないことをしでかしてくれるわけで、どんどん読み進められる。
非常に安定して楽しめるシリーズなので、ファンタジーに興味ある人はぜひ。
2008-03-22 ▼ 美女たちと気のやさしい野獣
ザンス5作目で、主人公がビンク、ドオア親子でなくなりました。
なんと今回の主人公は、人喰い鬼のメリメリ。
クロンビーと宝石のニンフのジュエルの娘タンディ、人魚のニンフのセイレーン、
フェアリーのジョン、木の精、ゴブリンのゴールディ、セントールのチェム、
真鍮娘のブライスの総勢7名の美女たちと旅をすることになります。
人喰い鬼の血は半分だけどメリメリは本当に強いやつです。
旅の仲間をなんとかしようとがんばるメリメリの気持ちと行動に心が熱くなります。
2004-03-01 ▼ 美女と人食い鬼
ザンスシリーズの王道である「アイデンティティの確立」と「伴侶探し」というがこの巻のテーマ. 自分が求めている何かを探して,メリメリはザンス中を旅する. 人食い鬼のメリメリが,7人の美女にいいようにあしらわれている。今回の旅人は亜人種ばかりであるため、ザンスの中でも、人間の住まない地域を一行は旅するので,ザンスの未開の地(人間にとって)が楽しめる。 物語後半はメリメリの恋愛で何とも甘酸っぱいです。
2002-06-15 ▼ メリメリ、ばんざい!
魔法の国ザンスシリーズ5作目。気の優しい人食い鬼のメリメリが主人公です。愚鈍で暴力的で醜いことが理想とされる人食い鬼と悩みを抱えた7人の美女達という取り合わせが楽しいです。知能蔓によって不本意にも賢くなってしまったり、また本能のままにドラゴンや他の人食い鬼と戦うメリメリの活躍もさることながら、一生懸命タンディのことを考えて護ろうとするメリメリの姿に感動しましました。
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発売日:1987-12
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夢馬の使命 魔法の国ザンス
2008-04-04 ▼ 夢馬のインブリが主人公
ザンスも6作目。主人公がヒューマノイドタイプでなくなりました。
闇の馬将軍に仕える夢馬のインブリが主人公です。
夢馬の仕事は夢見る人に悪夢を運ぶこと。
そんなある日、悪夢が現実になった。
マンダニア人の軍隊を率いたホースマンがザンスに侵攻してきたのだ。
インブリやドオアやイレーヌらはホースマンの謎を見破れるのか!
本書は相当手に汗握って楽しめますよ。
2004-03-01 ▼ 夢馬、ザンスを駆ける
主役は魔法使いでもなく,ヒューマノイドもなく,男性でもない,雌の夢馬. その背にはカメレオンを始め,さまざまな人々を乗せて,ザンスの世界,催眠ひょうたんの世界を行き来する. 闇の馬将軍の言葉の意味,王たちが倒れる謎,を解き明かすという,お楽しみもついている. ザンスシリーズのお気楽さがないものの,スリリングで面白い巻.伴侶探しのない話の中で,熟年夫婦の愛情の深さが印象に残りました.
2003-11-21 ▼ ルーグナ城最大の危機!
ザンスシリーズの中でも、お気に入りの一冊。 今回の主人公は、悪夢を運ぶ仕事をしている牝の夢馬インブリ。馬が主人公というのもいろいろな種族が混在するザンスならではの設定で面白い。今回は強敵ホースマン率いるマンダニア軍の侵略とそれに対抗するルーグナ城の面々というスリリングな筋立て。お馴染みの面々の活躍と、それを上回るホースマンの不気味な力との攻防は、文字通り手に汗握る展開。もちろん、シリーズ通してのテーマ「自己探索」もきちんと織り込まれている。心優しいインブリが自らに課せられた使命と異性への断ち難い思いの間で揺れ動き、そして毅然として運命に向かってゆくさまは思わず応援したくなる。 読後感も爽やかで、読んで損の無い一冊!
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発売日:1989-06
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魔法の国ザンス〈7〉王女とドラゴン (ハヤカワ文庫FT)
2008-04-05 ▼ 3歳児が主人公
ザンスシリーズ7作目。
ビンクの孫のアイビィが主人公です。
彼女はまだ3才。でもなかなか大物ぶりを発揮してくれます。
おてんばな彼女と、ハンフリーの息子ヒューゴーとドラゴンのスタンリーの冒険と、
子供たちを探すイレーヌとゴルゴンの話で進んでいきます。
アイビィのおてんばぶりと、ヒューゴーとスタンリーを従える大物ぶりは今後のザンスを
おおいに盛り上げてくれそうです。
2007-02-13 ▼ やや説明不足
ドオアの娘登場篇です。
アイビィ王女の能力がビンクに匹敵する能力であるが、
ビンクほど完璧ではありません。
ラストのピクピク虫の脅威の時にビンクが登場しなかったのが不思議である。ビンクだけではビンクは無傷に済んでもピクピク虫を全滅させるのは不可能と思われるかもしれんが、
トレント前王とコンボプレイし、トレントがビンクをモンスターに変身させれば、
簡単にピクピク虫を全滅出来たと思う。
6巻でザンス国民にビンクの能力がばれているので、
誰かがビンクを呼べ!と叫んでもよさそうだが、
誰もビンクを頼ろうとせず、
ビンクもトレントも登場しなかったのは何故でしょう。
疑問は深まるばかりである。
2004-03-01 ▼ 最凶のお子様軍団
アイビィは3歳,晩生な8歳のヒューゴー、ベイビー谷ドラゴンのスタンリーという,最凶のお子様軍団. 女魔法使いであるアイビィの無邪気な思いこみがそのまま魔法になってしまって,向かうところ敵なし.痛快です. 自分を探す親のことなんか知らずに,大冒険をやらかします.行方不明になった娘のアイビィを探すイレーヌは、母としての気持ちと,女としての気持ちにゆれる女心を吐露しています. この本のテーマは「親子」。 理解しあえない親子、お互いを思いやる親子、それでも互いに愛情を持つ親子が出てきて、自分たちの関係を見直すことになります。
2002-06-24 ▼ アイビィ王女大活躍。
魔法の国ザンスシリーズ第7作目。ザンスでっもっとも恐ろしいモンスターの一つである、谷ドラゴンが暴れる騒動の中、迷子になってしまったアイビィ。小さな女の子であるアイビィが、アイビィの特殊な魔法の力で数々のザンスの脅威を切り抜けていきます。とにかく、お子さまパワー全開のアイビィの活躍が楽しいです。
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発売日:1992-10
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幽霊の勇士 (ハヤカワ文庫FT―魔法の国ザンス)
2008-04-07 ▼ 幽霊の雄姿
ザンス8作目は、ルーグナ城に住む幽霊のジョーダン。
おてんば娘のアイビィにせがまれて彼は生前の冒険を語って聞かせる。
ジョーダンは冒険を夢見る青年だった。
故郷に彼女を捨て、冒険の旅に出た。
冒険の途中、美女スレナディと出会う。
美女と野蛮人。
いろいろな冒険と、大人の事情で、ジョーダンは死に、幽霊となる。
冒険譚が好きな私にはまさにピッタリでした。
タフガイなジョーダンも、一筋縄ではいかないスレナディも魅力的でした。
2006-12-31 ▼ 物理的計算ミスが惜しい
ドラゴンクエストの贋物(本物はSPIのテーブルトークRPGである)のような凡百のファンタジーRPGやファンタジー小説では、
主人公たる勇者が、悪の魔王を倒す過程において、
声も出る暖かみもあるという夜のアイテム「お姫様」を入手するのが常であるが、
何とも御都合主義で大笑いである。
最終の敵ボスがお姫さまであったというファンタジーを誰も作らんのは何故だ!?
と馬鹿にしていたが、さすがアンソニイ、やってくれました。
主人公はお姫様に殺されてメデタシメデタシとなるのです。
でも大丈夫心配はいりません。
主人公は「甲賀忍法帖」の薬師寺天膳や「伊賀の影丸」の阿魔野邪鬼より凄い、
灰になっても生き返る魔法を使えたのです!!
本書の惜しいところは計算ミスをしてしまった点である。
主人公が通常ヒューマノイドより身長の低いエルフ族の村を訪れた時、
エルフの身長は1/8、だから体積は1/8*1/8*1/8=1/512で、
体重も握力も1/512のような描写があるが、
握力、筋力は1/8*1/8=1/64にしかならない。
何故ならば、筋肉は二次元平面での伸縮により力をだしているのであり、
三次元の動きを筋肉はしないので、立方分の1にする必要はないのである。
つまり、ミクロ人間は、ミクロ化すればするほど、見た目より怪力になるのである。
身長が1/8になったのなら、1/8の世界では、8倍の筋力を得たように見えるのである
2004-03-01 ▼ 裏切りと嘘といい女
シリーズには珍しく大人向きの話. テーマは裏切りと嘘です. 幽霊のジョーダンが語る昔の冒険話、という始まりで、彼の冒険と恋愛が語られます。 ジョーダンが愛し、彼を裏切った美女スレナディが素敵です。 シリーズ中に登場した女性とは全く異なり,陰がある,いい女です. 悪い魔女や女人喰い鬼とは,その悪の加減がちょっと違う.最後に明かされる400年前の真実にたどり着くまで、読者はスレナディに翻弄され続けることになります。
2003-11-21 ▼ 「残酷な嘘」とは……?
魔法の国ザンスのシリーズの中でも、特に大好きな一作。王女アイビィに幽霊のジョーダンが語って聞かせた冒険譚。 野蛮人と呼ばれる腕力自慢のジョーダンが、成り行きから狡猾な魔女スレナディとともに旅をする羽目になる。ことごとく反発しあう二人だが……。力を振るう者と知恵を駆使する者、そして男と女。異なるもの同士が少しずつ互いに理解を深めてゆく様子が鮮やかに描かれている。 その他にも、愛馬プーカとの友情、邪悪な魔法使いが仕掛けた様々な罠などみどころがいっぱい。そしてジョーダンを待ち受ける「残酷な嘘」とは?!長い時を超えて解き明かされる謎と、伝えきれなかった思いの行方。感動の結末が待ち受ける一作!
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発売日:1994-04
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ゴーレムの挑戦 (ハヤカワ文庫FT―摩法の国ザンス)
2008-04-07 ▼ 背丈は人間の手幅ぐらい
ザンス9作目は、ちっちゃなグランディの冒険です。
グランディは、もともとハンフリーに作られた木とぼろ布からできた
ゴーレムですが、過去の冒険で生き物になることができました。
「でも自分は取るに足りない存在だ」
グランディは英雄になるため行方不明のドラゴン・スタンリーを探す
探求の旅に出ることにしました。
グランディは好きなキャラクターの一人です。
口が悪いが気の利いてるグランディの自己証明の旅。
海婆との勝負がアクションも知能戦もハラハラさせられます。
純粋に楽しめる1冊です。
2004-03-01 ▼ グランディ、旅立つ
第2巻から様々な主役たちの旅のお供して登場してきた、通訳の魔法能力を持つ元・ゴーレムのグランディが主役です。 自らのアイデンティティを確立すべく、グランディは探索の旅に出ることになります。 途中からは、旅というよりも、邪悪な魔女「海婆」との対決になり、手に汗握る展開でした。成長、ロマンス、成功、とシリーズ作品のツボを押さえた内容になっているので、楽しいこと間違いなしです。
2002-03-24 ▼ あのグランディが主役!
口が悪くて小憎らしくも憎めないキャラのゴーレムのグランディが、今作では賢く勇敢な一面を見せてくれます。ホンモノのゴーレムというたったひとりの種族であるグランディにぴったりなかわいらしい女の子との出会い。そして、やっつけてもやっつけても何度でもよみがえってくる魔女海婆との対決。あのグランディがいろんな人の助けを借りながら、知恵と勇気で切り抜けていきます。グランディのかっこいい姿が見られる大好きな作品です。
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発売日:1995-12
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悪魔の挑発 (ハヤカワ文庫FT―魔法の国ザンス)
2008-04-08 ▼ ハンフリー一家の失踪、エスクの冒険
ザンス10作目。9作目までは、ひとつの謎がその巻で解決していたのに対して
この話からハンフリー一家の失踪が連続して取り上げられることになります。
穴掘り屋一族のヴォルニーと、人喰い鬼クォーターのエスクと、
翼をもったセントールのチェクスが冒険をします。
エスクにちょっかいを出しつづける女悪魔のメトリアも活躍(?)します。
騒音に耐えられずに逃げ出してきた悪魔たち。その悪魔に乗っ取られたヴォルニーたちの谷。
エスク、チェクス、ヴォルニーの3人は、ハンフリーの知恵の助けもなく
この難問を解決できるのか。
世代もずいぶん先に進み、混血のニューキャラクターたちが活躍するようになって
きてるのも特徴的です。
ずいぶんザンスの世界は時間が流れるのも早いなぁと感慨もひとしお。
この巻あたりから、主人公を連想させる単語がタイトルに入ってない巻があって、
微妙に本のタイトルだけで内容がつかめなくなってきてます。
2004-03-01 ▼ ザンスの裏世界へようこそ
困ったときのハンフリー頼み、だったはずなのに、ハンフリー一家が失踪してしまった。 仕方ないので,人食い鬼の混血エスクと、翼あるセントールのチェクス、堀り屋の一族のヴォルニーの若者たちがそれぞれ独立して,あるいは、協力して,旅をします. 特に、催眠ひょうたん、地中、悪霊の湖と、ザンスの裏世界を中心に。でも,この本でいい感じなのは,若者ではありません. 悪霊の女優のラティア(世慣れた意地悪ばあさん)と,催眠ひょうたんの住人の骸骨のマロウ(飄々としたおじさん),そして女悪魔のメトリア(年齢は果てしなく不詳)です. いい味です. ぜひぜひ,この脇役たちの動きを楽しんでいただきたい.
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発売日:1996-11
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王子と二人の婚約者―魔法の国ザンス〈11〉 (ハヤカワ文庫FT)
2008-04-10 ▼ ドルフ王子
ザンス11作目、邦題にある通り、今回の主人公は王子です。
ビンクの孫、ドオア王の息子で、アイビィの弟のドルフです。
タイトルにあるので丸分かりですが、このドルフ王子、
この話の中の展開で二人の女性と婚約することになっちゃいます。
このドルフ王子は、まだったの9歳。
ハンフリー一家の捜索を成し遂げれば一人前として認められると
骸骨男のマロウを付き添いとして冒険の旅に出かけます。
9歳にしては、いろいろと酷な選択をさせられる場面が多いですね。
後半の善悪の判断のところでは、ドルフと一緒に悩んでしまいました。
選択という意味では、行きがかり上二人と婚約したものの、これを
どう解決するのか、ドルフの悩みはつきません。
最初の頃こそ、ただの9歳のお子様だったけど、後半はなかなかに
将来を期待させる活躍ぶりでした。
2004-03-01 ▼ シリーズ最強の甘ったれ王子
シリーズ最強の甘ったれのドルフが主役です。アイビィが弟に厳しいのも致し方ありません。本巻でいい味なのが,骸骨人間たち(マロウ&グレーシル)です.年齢的には30~40歳くらいの精神年齢と分別を持っているように感じます.さらに,マロウが前巻に比べて,いろいろなワザを身につけているので,頭脳だけでなく,道具としても大活躍で面白い。特にエタミン山でマロウの知力を尽くしたゴブリンとの戦いは,本巻のクライマックスです。さらに,マロウのロマンスです.ザンスのロマンスが女性先導型ばかりなのに対して,控えめで,落ち着いたマロウとグレーシルの関係は清々しい.本巻を通してのテーマは「名誉」と「責任」と「義務」なのでしょう.ドルフに示された「名誉」「責任」「義務」なのですが、あまり彼の心には響かなかったようですが。
2003-10-05 ▼ ませガキ
ザンスシリーズも11巻ですね。結論から言ってしまいますと。私はあまり楽しめませんでした。第一巻「カメレオンの呪文」を読んだときが確か13歳。巷では「ファンタジー」などという言葉も上陸していなかったように思います。私の成長のせいか正直ワクワクしませんでした。 それとザンスシリーズ特有のやんわりとした性的なキャラクター、モンスターが登場するのですが今回の主人公ドルフ君は9歳!ちょっと9歳のお子様にはどぎついのでは...とか 9歳なのにませすぎ!などと感じてしまいました。行動≠年齢というギャップが感じられリアルに読めませんでした。
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発売日:1999-08
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マーフィの呪い―魔法の国ザンス〈12〉 (ハヤカワ文庫FT)
2009-06-05 ▼ アイビィ、ほんとにそれでいいのか?
初めてこのシリーズを読んだのは今から20数年前で、当時、眠ることも忘れて読みふけったことを覚えてる。で、「王女とドラゴン」まで読んだ後、しばらくは離れていたのだけど、久しぶりに思い立ち、その後のシリーズをとりあえず、ここまで読んでみたのだけど・・・
他のひとは星5つつけているみたいだが、自分の評価は星2つ。少なくても、ここまでの話の中で一番つまらない・・・というか、主役クラスの登場人物に感情移入が全くできなかった。
特にアイビィ。彼女がグレイを好きになるという話が唐突すぎて、ひどく軽い女の子に見えてしまっている気がする。
前作の9歳だったドルフは別枠におくとして、このシリーズ全体を通しての主人公達の愛の育みかたは、試練の中でもっとゆっくりと、もっと必然的に、そしてもっとドラマチックだったような気がする。ビンクとカメレオンしかり、ドオアとイレーヌしかり、メリメリとタンディ、グランディとラプンツェル、ジョナサンとミリー、ハンフリーとゴルゴンでさえも。
だから、今回、アイビィとグレイの語る愛というものが、ひどく安っぽいものに思えて、しかもそれが作品を通しての道筋になっているため、途中でばからしくなってしまい、最後のほうはやっつけ仕事みたいな気持ちで読んでしまった。
自分が歳とったってことなのかあ、これ・・・でも、最初の頃のシリーズは今読んでもおもしろいしなあ。
2008-04-13 ▼ マンダニアから来た男
ザンス12作目。
17歳になった王女アイビィが、ヘブンセントを使ってハンフリー一家を探しに出かけた。
何かが狂って彼女がついたのはハンフリーの元ではなくマンダニア。
そこでグレイという青年と出会った。
王女という立場ではなく自分自身に好意をもってもらいたいアイビィと、
アイビィの事を魔法を信じてるイタイ娘だと思いながらも彼女を好きになってしまったグレイ。
そんな二人を引き離そうとする運命。ジレンマ。
惹かれあい運命にあらがおうとする二人を応援したくなります。
ザンスの存在をなかなか信じないグレイにはやきもきさせられましたが。。。
ハンフリー一家がいなくなってからのシリーズでは一番面白かったです。
2004-03-01 ▼ きっと、これは運命的な出会い
失踪したハンフリーを探すため,アイビィはヘブン・セントを用いたが、送り込まれた先は、マンダニアに暮らすグレイ・マーフィという青年のところだった。天真爛漫だった3歳の頃とは異なり,17歳のアイビィは平穏な毎日に悶々としています。 晩生なアイビィには、夢がある。王女ではないアイビィを見てくれる相手と恋愛するという夢が。また,一方,マンダニアのグレイ・マーフィも同じように,退屈な毎日を送っていた。 二人は意気投合するが、お互いの文化の違いを理解しきれない。 それでも、グレイはアイビィのために、ザンスへ旅立つ。 今回はアイビィも含めてわかりやすい魔法を持った人物が少ないので、登場人物たちが相当に苦労して旅をします。読み進むうちに、グレイとアイビィを本気で応援している自分に気づくことでしょう。
2003-12-08 ▼ アイビィがマンダニアへ
「王女とドラゴン」で3つの頃からパワフルな 魔法の力を持っていたアイビィが、魔法の効かない マンダニアへやってくる。美しかった髪は色あせ、 王女であるということも打ち明けられず、 チェリーパイは木になっていないし言葉も通じない。 マンダニアで一体どうやって生きていけばいいのか?自分では全く知らなかったが突然自分が魔法使いの息子であると教えられたマンダニアのグレイが 飛び込んだザンスの世界も同じように恐ろしいところだった。 木は意志を持ち、竜がのし歩くそんな世界。もし、誰かがザンスから突然やってきたら? もし、私達がザンスへいきなり行ったら? そういうことを考えてしまう楽しい1冊。駄洒落の連発だが、日本語になった時点であまりわからなくなっているのが惜しい。
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発売日:2000-06
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セントールの選択―魔法の国ザンス〈13〉 (ハヤカワ文庫FT)
2008-04-16 ▼ 選択しなきゃいけないことがたくさん
翼をもつ怪物の星、チェが誘拐されてしまいます。
誰が誘拐したのか?
ザンスの住人をあげて捜索が始まります。
「二つの月を持つ世界」からジェニーがやってくるなど、いろいろある中、
ドルフ、エレクトラ、ナーガの三角婚約問題も期限を迎えて・・・。
この巻で一番嬉しいのは三角婚約問題に結論がでたことです。
2004-03-01 ▼ 重婚問題の解決編
12歳のジェニーと5歳のチェが、ゴブリンにさらわれ、心細いながらも、互いに支え合って、必死になっているのが、健気です。しかしシリーズ物としては、11巻から続くドルフ王子と二人の婚約者という大問題が解決するので、気が気ではなくなります。しかし、最後まで優柔不断で締まらないドルフ王子でした。内容としては邦題よりも原題(Isle of View、続けてアイラブユー)のほうが適切だと思います。たくさんゴブリンが出てくるのですが、シリーズ初期に比べて、意外といい奴が多くなっています。魅力あるサブキャラクターも存分に味わって読むべきですね。
2003-12-08 ▼ 新レギュラー登場?
「二つの月の世界」からエルフのような外見をもつ ジェニーが迷い込む。ザンスすべての翼ある生き物から 庇護をうけるセントールの男の子、チェがさらわれた 先は…。ザンスシリーズのファンなら知っている、レギュラーな 登場人物はほとんど出てきます。まだ小さいのに考え深い チェの活躍はなかなかのもの。この本を1冊目に選ぶのは勧めません。シリーズ全部を読むのが面倒なら 「王子と二人の婚約者」ぐらいは読んでおくといいかも。ファンには文句のないつくりだと思います。 ザンスシリーズは沢山読めば読むほど、 世界がわかって楽しいと思います。
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発売日:2002-01
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魔法使いの困惑―魔法の国ザンス〈14〉 (ハヤカワ文庫FT)
2008-04-16 ▼ 知識の魔法使いハンフリー
いたずら好きの双子の一人、ラクーナが地味な独身女性になってることも驚きなら、
その彼女が主人公となっていることも驚きです。
ハンフリーに会いに地獄の待合室に行くのも凄いし、そこからハンフリーの生涯が語られる展開もびっくりでした。
それにしても、ハンフリーの生涯は波乱万丈ですね。
作者はほんとにアイディア豊富で楽しませてくれます!
ハンフリーの生涯を語りながら、過去の事件の振り返りもできてずーっとシリーズを読んできた人には楽しみが
2倍です。
2004-03-01 ▼ オールスター登場編
シリーズで最も主役の年齢が高い巻となりました。(ラクーナ34歳、ハンフリー100歳以上) そしてハンフリーの半生が語られました。 ザンスシリーズが始まった時点でハンフリーはすでに100歳を超えていたわけですから、彼の半生を振り返れば、シリーズを全て網羅します。シリーズ既刊を全部読んでから、14巻を読みましょう。一度、ザンスの情報を整理して、足りないところを補って、今後のために伏線張って、という感じがしました。 とにかく、ハンフリーの女性関係については、どうかと思う。 女悪魔に手ほどきを受けたとあっては、仕方ないのかもしれませんが。 今回のラクーナの質問は、いい歳した女性にとって、切実な悩みです。幸い、ラクーナは願いがかなえられますが、現在はそうは行かないわけで…。はあっ…、人生って。
2002-10-16 ▼ 魔法の国ザンスの歴史がわかる
アメリカのフロリダ半島によく似たザンスを舞台に繰り広げられる物語です。 本書で14冊目となるため最初から読んでないと面白くないかも・・・と思われるかもしれませんが、それがダイジェスト版で紹介されるのがこの巻です。しかも、シリーズの中で重要人物である「よき魔法使いハンフリー」によって彼がどうして魔法使いになっていったかの内訳付です。彼の主観で語られるザンスの歴史。1世紀以上も生き続ける彼だからこその物語といえるでしょう。またこの巻でやっと、彼の一家が突然いなくなった理由が明らかにされます。推理小説をお終いから読み出すような楽しみ方もできますのではじめてのかたもぜ読まれてはいかがでしょうか。
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レビュー総数 5 件
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発売日:2003-10
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ゴブリン娘と魔法の杖―魔法の国ザンス〈15〉 (ハヤカワ文庫FT)
2008-04-16 ▼ ゴブリン娘の挑戦!
ゴブリン娘のグウェニイ。
ゴブリン初の女性首長になるべく課題に挑戦します。
しかし、その相手が性悪の男ゴブリン代表のゴブル。
相手のずるや妨害に負けずに課題をクリアできるのか!
わりとメインストーリーが最初から明確になっている巻です。
チェやジェニーとの友情も見所です。
メラやオクラたちのストーリーも絡んで、女性陣が活躍する巻と
いえます。
2004-03-08 ▼ 異種族たちの不思議な世界
翼のあるセントール(上半身は人間、下半身は馬)のチェ、二つの月のある世界からやってきた4本指のニンフのジェニー、自由に人になったり蛇になったりできるナーガ族のナーダなどなど。作者の思いのままに魔法の世界ザンスが展開していきます。 この物語のパターンとして、よき魔法使いのハンフリーに自分の質問に答えてもらおうと、彼の城へ主人公たちが旅をするところから始まります。今回は3人ずつのグループです。なにやらそれぞれの運命が関係しているようですが、それは読んでのお楽しみ。 このお話も15巻目で、最初の主人公ビンクの子供のドオアが現在の王で、その息子のドルフには双子が誕生しました。14巻も読めないという方は、14巻目からお読みください。14巻ではこれまでのお話を振り返る場面がたくさんでてきますので。
2004-03-01 ▼ 未亡人のセクシービーム
海の中で、「やはり夫がいるわ」と未亡人の女人魚のメラは思い立ち、メラは尻尾を二本の足に変え、陸地へと降り立ち、ハンフリーの元を訪ねることにした。一方、翼あるセントールの家族と一緒に暮らしていたグウェニィはゴブリンの首領だった父親が急逝したため、ゴブリン山に帰らなければならなくなった。グウェニィは首領の後継者の座を得るため、異母弟ゴブルと争うことを決意した。 チェとジェニーの力を借りて、グウェニィは様々な試練に挑戦する。人食い鬼のオクラは相当に作者の思い入れがあるキャラクターで、健気で可愛らしいです。 シリーズに相応しく、人食い女鬼としての自覚を求めて旅をしました。 メラ、オクラと旅するアイダは、他の二人に比べると陰が薄いのですが、ニンフと沼カワウソに育てられたせいで、イマイチ、人生が薄っぺらいのですね。いつも元気なジェニーを抑えて、今回はグウェニィを中心に旅をしましたが、健闘したものの育ちのいいお嬢さんなので、メラたちに(メラのお色気に)インパクトで負けたようですね。 結局、メラとそのお色気が、この本の大半を占めているような気がします。
2003-11-11 ▼ 最悪の解説
内容に関する評価はともかくとして、谷山氏の解説は、最悪だ。 無論これは肩のこらないファンタジー小説だ、読者も難しい書評なぞ求めてはいないのは違いないが、最初の3刊しか読んでいなかった、と平然と書ける神経がわたしには理解できない。 素朴な感想を書くだけなら誰にでもできる。間の11冊を読んでおらず久しぶりにこのシリーズを読んだのだとしたら、 普通の感覚ならその年月に驚き、そして原書がまだ続いているのか気になるのではないだろうか。そして、ほんの少しでも責任感があるならば、この「ゴブリン娘と魔法の杖」が、何年前に出版されたものか調べ、驚くのではないか。
2003-11-03 ▼ シリーズ初めての方もどうぞ!
今作は、大人チーム子どもチームの2グループの探索の旅が交互に描かれます。大筋としてはゴブリン娘のグウェンドリンの首長継承問題で、12冊目「セントールの選択」の直接的な続編と言えるでしょう。“大人の陰謀”にかかわらざるを得なくなるグウェニィ・チェ・ジェニーのチーム、ハンフリーに答えてもらえずあちこち旅することになる女人魚メラのチーム、両方の旅は交差して見事な結末に収束します。良き魔法使いハンフリーも復帰しましたし、王家一家始めおなじみのキャラクターも健在。何度も出ている女悪魔メトリア、ナーガ族の兄妹も重要な役割を果たしています。チェの役割、メラのパンティの色(笑)など前作までの謎が一部判明しているのも面白いところ。新しいキャラクターの登場は次回に!繋がる伏線なのかも?解説の谷山浩子氏(!)がおっしゃるように、前の話を読んでいなくても問題なく楽しめる物語です。とはいえ、前作までを読んでいた方がより楽しいのは確か。1作目の主人公ビンクから数えると、ついにひ孫まで誕生しており、各キャラクターの辿ってきた物語の面白さは言うまでもありません。言葉遊びと個性的なキャラクター、独特のルールの中で描かれる魔法王国ザンスの荒唐無稽な世界を楽しんで下さい♪
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発売日:2005-05-10
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魔法の国ザンス(16) ナーダ王女の憂鬱 (ハヤカワ文庫 FT)
2008-04-16 ▼ ゲームざんす
大悪魔のグロスクラウト教授がやってくれました。
ザンスのゲームを作るとは!
グロスクラウト教授は、実験のため、コンピュータを通して、マンダニア人が参加する
究極のRPGゲーム「ザンス」を作ったのだ。
ザンスの主要なキャラクターたちは、アルバイトのコンパニオンとして、主人公をサポートすることに。
そして、ナーダ王女がマンダニアの男の子のコンパニオンを務めることになった。
でもそこは、ザンスなので、ただのコンピュータゲームではなく、ゲームと現実に境目はなくなって−。
最高に楽しいです。
発想が素敵すぎ。このゲームに参加したいです。
ただし魅力的なコンパニオンが多すぎて誰を選んでいいか分りません。
2005-09-16 ▼ あっという間に読めました。
何故か今ごろになるとザンスの新刊の予感がして本屋にいくとめぐり合う。今回はネットでした。 いつもあっという間に読めるので後でゆっくり読み返しをと思ってまだ実行できていません。何巻たまっているでしょう。 蛇は苦手なのでナーダのナーガ姿は想像せずに読んでました。相変わらずテンポがよくて登場人物も多彩。毎回話のテーマも様々なので1巻からでないと話が読めないわけでもありません。ただ登場人物の家系図がそろそろ必要になってきた気がします。早川書房さんよろしく。
2005-06-23 ▼ 長いおつきあい
一冊目を手に取った時から何年になるのか。この世界観がはまったら、もう抜け出せません。新たな一冊を読み始めるたびに、今までの登場人物が「久しぶり!」と声をかけてくるみたい。とことんつきあう覚悟でどうぞ。
2005-05-17 ▼ おお、やっと。
~ザンスシリーズ久々の新訳。今回はマンダニアからザンスへ入れるゲームソフトができたって。さて、そのゲームにハマってザンスにやってきた二人の主人公はどうなった。 ……告白します。うちの本棚には昭和56年5月発行の、このシリーズの第一巻があります。 そのあと毎年出てくれればよかったけど、3巻目以降はほぼ2年に1冊。それでこれが16冊目。これ、「ガラ~~スの仮面」に匹敵してませんか? 読めば間違いなくハマるコミックファンタジー、でも、この翻訳テンポについていけるかどうか。今本国で何作目まで出てるのか、興味があったら「Xanth」で検索してみて。~
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発売日:2006-09
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名誉王トレントの決断―魔法の国ザンス〈17〉 (ハヤカワ文庫FT)
2008-04-16 ▼ トレントが主人公パーティに入るとは
ハーピーとゴブリンの子、グローハが主人公。
宿敵同士のハーピーとゴブリンの間に生まれたという因縁から、グローハには自分と同じ種が存在しない。
結婚相手を探すために知恵の魔法使いのハンフリーに質問したところ、トレント元王と旅をしろとの回答。
フェーズアウト・パーティに参加するはずだったトレント王は旅のために若返りの霊薬でで若返ります。
ここでトレント王を若返らせて冒険させるとは、作者の演出がにくいです。
グローハは、理想の相手に巡り合えるのか? トレント王との間にロマンスがうまれるのか?
しかし、ほんとにフェーズアウト・パーティって。。。
人を食っているというか、何というか。
とってもザンスらしいです。
2007-06-09 ▼ 相変わらず、質が落ちない。驚異のシリーズ。
ザンスシリーズの平均的な傑作です。
昨今、テーマになり易い、ザンス世界の混血児が自身のパートナー探しをする内容です。
ザンス独特の高度なオドロキいっぱいの世界は健在。
善意で満ち溢れた、ほのぼのした登場人物達も健在。
過去の登場人物もゲスト出演しています。
しかし、トレントが再登場、活躍するとは!、まさかの設定に参りました。
久しぶりの登場ですが、やはり、トレントの魔法は応用範囲が広く、旅を非常に魅力的にしてくれます。
それにしても、最近の、ザンスシリーズは脇役が主役となる傾向のようです。
質は落ちていませんので、是非、お読み下さい。
近いのは、5巻の「人喰い鬼の探索」だと思います(3巻のルーグル城〜には劣ります)。
2006-11-15 ▼ タイトルにもありますが・・・
トレントが主人公!?
と思いきやハーピーの翼を持つゴブリン娘グローハの視点がメインで語られて行く最新刊。
いや・・・星五つにしましたが・・・楽しみましたよ?大好きですよ?
しかし今回はちょっと魅力的なキャラ人数出しすぎではないかと。
(※)以下ちょっとネタばれくさい。
終盤近くの脇カップルエピソードなんか普通に一冊お話になりそう、ていうか読みたかった。
私が超お色気悪魔女史が大好きなせいかしら。
逆にメインカップルはいつもと比べると交情が描かれていないというか唐突。
飽くまでもファンタジーであり、楽しむのは駄洒落の部分、世界観、
クリエイティブなキャラクターであるという人は無論、無問題。
ロマンス部門も重要よねーみたいなワタクシと同じ楽しみ方をする人は、同意してもらえるはず。
なんて不満を抱きつつも、やっぱり面白い。
また次を読めるのはいつなのかなぁ・・・とさみしくなるようなすばらしい読後感は健在。
2006-10-25 ▼ パーピーの翼を持つ美しいゴブリン娘グローハの悩み解決とは
だじゃれとおとぎの国であるザンスで、やっぱり真剣な登場人物たちの謎解き行が読ませてくれます。
今回は、次回への伏線とも思われる過去の主人公級キャラたちも続々登場。おとぎの国だというのに、ちゃんと時間が過ぎ去る人生とその意味、そしてそれから開放される手段もなくはないザンスのすばらしさが、今回の主人公、ゴブリン=ハービーの美しい娘グローハの人生の悩みを解決する冒険行の1つ奥で描かれています。もちろんグローハの探求行の面白さもあります。
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発売日:2008-01-24
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ガーゴイルの誓い [魔法の国ザンス18] (ハヤカワ文庫FT)
2008-04-16 ▼ ガーゴイルっていいやつなんですね
ザンス18作目。
新キャラクター、ガーゴイルのゲイリー・ガーが主人公。
彼はゲイッシュ(強固な誓い)に従い、マンダニア(人間界)からの水を浄化する仕事をしています。
近年水質汚染が進んでいるそうです。環境汚染はファンタジー界にまで及んでるんですね!
そんなゲイリーに冒険の機会がおとずれました。
アイリス、ハイエイタス、女悪魔、サプライズなど、悩みを抱えるメンバーとともに
ザンスを救う使命を果たせるのか。それぞれの悩みも解決されるのか?
あいかわらずおもしろいです。
今回は"狂気"と"めくらまし"がテーマなので、頭の中でストーリーを
しっかり追い続けないと置いて行かれちゃいそうです。
キャラクターとしては、新キャラクターのゲイリーの気のよさに思わず顔がほころびます。
ゲイリーと比較したときの人間族男代表のハイエイタスの誘惑に対する
弱さに共感を覚えました。
「ザンスがお前に何かしてくれたのか?」とか、
ダジャレの応酬の中に結構深い言葉が入ってます。
2008-03-01 ▼ 流石に今回も面白い!名人芸の一作。
第一巻が英国幻想文学大賞を受けた大傑作シリーズ。今回も不思議の国ザンスを舞台に、いつもながらの冒険が繰り広げられます。
不思議不思議な世界観は今回も不変。
主人公ガーゴイル(新登場)に女悪魔、グランディ&ラプンツェルの娘、ハイエイタス、そしてお馴染みのアイリス元女王が今回のメインキャスト。
前作ではトレントの変身術に焦点があたりましたが、今回の”めくらまし”も多彩な応用がきくため、本当に物語に奥行きを与えています。世界観がのんびりしていて、気がつきにくいですが、めくらましでは、かなり複雑な理論が組み立てられ、本シリーズの奥の深さが垣間見えます。
ガーゴイルの務めは水の浄化。マンダニアから流れ込む汚水防止のため、主人公はよき魔法使いハンフリーを訪ねる。いつもと同じ、でも飽きない、真の傑作、是非是非、ご堪能下さい。今回も質が落ちません。
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発売日:2009-02-26
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女悪魔の任務 (ハヤカワ文庫 FT ア 1-19)
2009-03-22 ▼ メトリアの過去
ザンスシリーズ19作目です。
いやー楽しめました。
分かりやすい筋に、過去のキャラクターもふんだんに出てきて満足です。
今回の主役は、第17巻「名誉王トレントの決断」で、人間の男ヴェレーノと結婚し半分の魂を得た女悪魔メトリア。
せっせとコウノトリへ合図を送るもコウノトリが子どもを持ってくる気配がない。
ハンフリーに質問したところ、シムルグの任務を果たせという答え。
シムルグから課された任務は、ロク鳥のロクサーヌが裁判にかかられるので、ザンス中から関係者を集めること。
集める関係者が多くてメトリアも大忙し。いっしょに旅をするのは、彼女からわかれた純粋な悪の部分のメンティア。
メトリアは半分の魂しか無いながらも、十分人間的な生き物になってます。
魂は育つというし、今回の旅で人間らしい経験をしてもう魂も一つ分に育っているのじゃないかと思います。
2009-03-05 ▼ 魂を得た女悪魔の冒険!
魔法とジョークに溢れた『ザンス』という世界を舞台にしながらも、毎回スポットライトを当てられる人物が異なるこのシリーズ。今作は前々巻にて半分の魂を得た、前巻にて活躍した女悪魔メンティアの半身でもある女悪魔メトリアが、コウノトリに何度合図を送っても子供を得られないという謎の答えをもらうために、ロク鳥のロクサーヌの裁判に必要な人材を集めるという任務に旅立ちます。
旅の途中では懐かしい面々が次々に登場します。巻ごとに時代が流れているにもかかわらず、初期のキャラクターが元気に登場するのもこのシリーズの魅力。特に懐かしいあのセントールが登場した時には思わずにやりとしてしまいました。
ですが、なにより魅力なのは女悪魔メトリアの変化でしょう。魂を持った女悪魔メトリアは豊かな感性や思いやりを得たようです。任務の途中でも頻繁に家に戻って夫に尽くす姿や、困った相手を放っておけない優しさは、メトリアという人物を非常にある意味で『人間らしく』見せます。
ちなみに今作(原題 Roc and a Hard Place )は本国では14年ほどまでに発表されたもので,シリーズとしては現在30巻以上発刊されています。そういう意味では少しジョークに古さというか懐かしさのようなものが感じられたりするのですが、19巻という長い道程を考えると、ここまでパワーが落ちないというのは驚嘆に値すると思います。
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発売日:2009-12-30
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魔王とひとしずくの涙 魔法の国ザンス20 (ハヤカワ文庫 FT) (ハヤカワ文庫FT)
2010-01-01 ▼ 魔王ザンスの冒険!
魔王ザンスと言えば、魔法の国ザンスの力の源にして全知の存在。劇中で描かれる彼の姿は他者に注意を払う事もない、わがままな存在であるという印象でした。そんな彼が進退をかけたゲームのために単身ザンスの世界に送り込まれます。
劇中で登場したどんな些細なキャラクターでも主役に仕立ててしまうのがピアズ・アンソニーの筆力であり作品の魅力でもありますが、まさか魔王ザンスがこれほど魅力的に描かれる日が来ようとは!
それだけでなく、劇中では過去のザンスシリーズを読んできた方ならにやりとするようなシーンが数多くあり、ザンスの本質に関わるような事実も明らかになります。
この期に及んでここまでわくわくさせられるとはさすが、としか言いようがありません。是非既刊のファンの方も、初めての方も手にとっていただきたいと思います。
2009-12-30 ▼ ザンスのザンスによるザンスのための冒険
ザンスシリーズ20作目。
太陽系の魔王たちとのゲームで、魔王ザンス自身がロバ頭のドラゴンとしてザンスの地に送り込まれる。
かつて地中で眠っていて地上に芽生えた魔法の王国・ザンスにすら興味を持っていなかった魔王ザンスが
ザンス国の住人としてザンスを冒険して、ザンスに興味を持っていく様子が非常に面白い。
(ザンス、ザンス書いててややこしい・・・)
知識の魔法使いハンフリーにはどの程度まで事態が分かっていたのか気になるところですが、
ラストがいい感じで終わっています。
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