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Amazonレビュー
2008/11/11
「さすが、宮部」
好きな小説家をあげるとすると、谷崎潤一郎を別格として、清水義範・池波正太郎・西村寿行・宮部みゆきとなる。
その宮部みゆきの小学生に贈る、著者自らが選んだ小説集がこの本だ。
心とろかすような・朽ちてゆくまで・馬鹿囃子・砂村新田の4編からなる。
どの小説も読んだことがあるものなのだが、改めて読み返すはずなのにはじめて読むときと同じように引き込まれている。
おそらく宮部みゆきさんはストーリーテラーなのだ。半村良が第1人者ということだったが、ぼくは宮部みゆきさんじゃないかと思っている。
この語りかけるような文体で、視点がぶれていても何の違和感もなくページをめくっていく。
途中で、(ああ、前読んだな)と思いながらも、(次はこうなる)と思いながらも、本を放り出すこともなく、どきどきしながら読み進めていく。
どうして、同い年なのに、これだけ人間観察ができているのだろう。
いったい、ぼくはこれまで何を感じて来たのだろう、彼女に比べてちっとも身についていない。
というコンプレックスさえ感じさせる作家なのだ、宮部みゆきという小説家は!
2008/03/04
「はじめての文学シリーズ」
このシリーズは図書館ではヤングコーナーなどに置かれている本です
が大人でも十分に楽しむことができます。
今まで直感、評判で読む本を選んでいた私にとってこのシリーズとの
出会いは価値のあるものになりました。
全12巻を読み、贔屓の作者を見つけることが出来ました。ぜひとも全
12巻、読むことをお勧めします。あなたも贔屓の作者を見つけてみてく
ださい。
宮部みゆき
宮部みゆきさんは私が唯一作者で本を選んでいる作家さんです。なの
ではじめての文学シリーズをあえて読む必要もありませんでした。です
が収録されている話が読んだことのない話だったのでせっかくなので読
むことにしました。4点、どの話も面白かったです。
収録作品は
『心とろかすような』
『朽ちてゆくまで』
『馬鹿囃子』
『砂村新田』
の4点です。
一番気にった話は『朽ちてゆくまで』でした。両親を事故で亡くし、
祖母と2人で暮らしていた21歳のOLの話です。ゾクソクするほどおもしろ
い話でした。後味も良かったです。
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