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方舟
2010-02-23 ▼ なんとも・・・
終末という異様な空気感が
妙な迫力でもって描かれていると思います。
が、どうも各話間に挿入される聖書の引用などの
くどい演出を好きにはなれないし、
幾度も読み返したいとも特に思うことが出来ない。
2009-10-10 ▼ 「仏のままで死ぬか鬼になって生きるか」
「神は二つの大きな光る物を造られた。大きいほうの光る物には昼をつかさどらせ、小さいほうの光る物には夜をつかさどらせた。また星を造られた。神はそれらを天の大空に置いて地上を照らさせ、 また昼と夜とをつかさどり、光と闇とを区別するようにされた」、神はまず「光よ、あれ」と言われて光を造られたという、私の好きな旧約聖書「創世記」の冒頭である。
「創世記」を題材にした本作にも聖句が引用されている。「神は地をご覧になった。見よ、それは堕落し、すべての肉なるものはこの地で堕落の道を歩んでいた。神はノアに言われた。すべて肉なるものを終わらせる時がわたしの前に来ている。彼らのゆえに不法が地に満ちている。見よ、わたしは地もろとも彼らを滅ぼす。あなたはゴフェルの木の方舟を造りなさい」、聖書において自然災害とは人間の精神状態によって招来されるものであり、ときに罪のない人にも容赦なく降りかかる。本作に描かれる「やまない雨」は不条理ではなく、必然なのだ。
この不世出の奇才、しりあがり寿は近作に触れてこう述べられている。「お腹が空いてどうしようもなくなった時、いい人のままで死ぬか、人から食べ物を奪ってでも生きるか。そういうラインの人が増えてきている。年間の自殺者が3万人といいますが、考えてみたら、その人たちは仏のままで死んでくれているわけで、鬼になっていたら大変なことになる」
善人も悪人も誰もが等しく「やまない雨」に絶望する。そのとき全てを己が惹起した必然と受けとめ仏になるか、降りかかる不条理を呪い鬼になるか。神様がいるのなら、なぜ「正しい人間」が苦しまねばならないのか。「この期におよんでまだ希望だと・・・?」、この重苦しい呪詛の呟きに、返す言葉があるだろうか。
2008-09-17 ▼ 歴史に残る コミックアート!!
日本が世界に誇るマンガ文化。
その中でも特出した「コミックアート」が本作です。
絵自体が緻密で優れている!というわけではありません。(むしろ雑!)
ストーリーが奥深いというわけでもありません。(むしろ変!)
本作には作者の訴えがコミックとして具現化しているのです。
それの訴えは静かでもあり、美しくもあり、目にする人に芸術作品のように忘れえぬ印象を残します。
コミックという媒体を使ったアート本なのだと感じました。
ストーリーは長雨で世界が沈んでいくということですが、設定自体は現実的ではありません。
1年は生存できる原子力潜水艦だって、大型旅客船だって、この世界には存在します。
しかし、それらのものが全くないが如く、方舟だけが唯一の生命線のように物語は進行します。しかし、それに何の違和感も感じさせません。
それは読者をコミックアートの中へ導かれているからだと思います。
ディズニーランドにいる時に、「夢と魔法の王国」に浸れるように‥
本書を読んでいる時には しりあがり寿氏の世界にどっぷりと入れるのです。
世界に誇れるコミックをどうぞ‥
2008-01-13 ▼ start from end of the world.
「世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう。」
レヴィ=ストロースのこの言葉に触れて初めて合点がいった(ような気がした)。
「この期におよんで まだ希望だと・・・」
漫画表現はここまで来たのか、と。遅ればせながら思い知らされた。
しりあがり寿、恐るべし、である。
『ジャカランダ』と併せて読まれたし。
2007-08-27 ▼ 静かな終末
ジャラカンダを読んでから方舟を読みました。
どちらも終末の物語。
ジャラカンダはバイオレンスとカオスの終末。
とってもダイナミックで痛そうだけどパワフル。
破壊し尽くすジャラカンダに創造の萌芽が見えなくもない分、
すごく痛そうだけど、パワーも感じる。
方舟は淡々とした(ただ雨が止まない)状況の中、真綿で首を絞められるみたいな、
知らない間にじりじり追い詰められて逃げ場がなくなるみたいな終末。
静かで美しいとも言えるけど、どっちが恐いかって私はこっちが恐い。(好みだろうけど)
どっちが読んでて気が塞ぐかというと、私は断然方舟の方がへこみました・・・
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三国志男 (SANCTUARYBOOKS)
2010-02-20 ▼ 30代向け
生まれた年が近かったので、記載内容に笑える部分もありましたが、
逆にその年代をはずすと面白みがかなり欠けると思いました。
少なくとも、光栄の三国志、三国無双をやったことがなければ、
作者に共感できる部分が少ないかもしれません。
中国旅行記や観光ガイドとしては、つかえません。
2010-01-17 ▼ 三国志好きなら見るべし
世代的には20代後半〜40代前半の方にオススメかな
本当に三国志が好きなら、また、ユーモアのある方なら面白く読める。
三国志演技ファンにはみんな、ひいきのキャラがいるので、なっとくできない解釈もあろうが、
まぁ気にせず楽しむのが、世渡り上手な三国志ファンのスタイルである。
この本を読むなら、三国志系ゲーム、三国志マンガ、三国志小説を経験してからが、良い。
っていうか経験してからじゃないとダメ。だと思う。
しりあがり寿がイラストなのもgood!!
2010-01-02 ▼ ん〜・・・偏りすぎたか、さくらよ。。。
作者のすべての作品を読ませていただきましたが、この三国志男は読者を限定してしまう物かと。。
『インドなんか(2冊)』『中国初恋』の場合は、なんの知識がなくても、日本人の持つ一般的な常識があれば、
爆笑できるのだが、この作品は、三国志ファンであっても、「ああ!ここがそうか!知ってる知ってる!」ってとこと、
「あれ?こんな将軍出てきたっけ?こんな場面あった?」ってとこもあるので、一貫しての爆笑が出来ない。
なおかつ、三国志は複雑な歴史であるが故、説明が必要だし、説明しなければわからないし、説明が長くなってしまう。
説明が長くなれば、そこではボケられないので、笑いたくて読んでいる読者は、やや不満になるかもしれません。
それともう一つ。中国での歩き方を、歴史に沿った順番の歩き方にしていただきたかった。
もしくは、どう歩いてもらってもよかったけど、歴史どおりの順番で書いてほしかった。
さかのぼったり、めちゃくちゃ進んだり、自分の三国志の記憶がこんがらがってしまいます。
次回作も期待していますよ。もうインドには行かなくてもいいですが。
2009-10-13 ▼ 旅行記じゃないっしょこれは
表紙の絵のアホ臭さに興味を持ち、オビの裏表紙のツッコミに惹かれて思わず買ってしまいました。
三国志は、家に吉川英治版があるので一通り読んで粗筋は知ってましたが(ゲームやマンガ版はまったくノータッチです)・・・。
あっはははははは!!!
はじめの「20項目チェック」でまずウケた。古本屋とかで見かけたら、まずこれ見てみて、これでウケなかったら買わないほうが賢明ですね。
にしても、まったくなんの(中国的)予備知識もなく行っちゃう所がすごい。私なら、とりあえずユーキャンで3ヶ月中国語を学んでから行きますね。
作者の知識の元がゲームやマンガなだけに、ものすごく親近感のある感想の数々。そして、まったく歯に衣着せぬ素直なツッコミ。失礼だとは思いつつ否定できない所が面白い。
個人的に1番ウケたのは「赤壁」の章の「大喬・小喬像」。いやあの、美人とかブサイク以前にホラーなんですけどそこの婦人方、と言わせたいかのような写真・・・。まあ、数ページ前の幹もなんか顔のバランス悪かったけどね。
あと、劉備だけでなく地元の方々にまで投げ捨てられた(笑)劉禅もとい阿斗の像。本当に草の上に放置しとくとこが、なんというか中国っぽい(悪い意味でなく)。にしても、その時阿斗が死ななくて本当に良かったね劉備。いや趙雲。
というか、作者が怪我したところで思ったんですが、
海外医療保険とか入ってなかったのか?あれって中国は補償対象外でしたっけ?あれなしで海外旅行(放浪含め)なんて命知らずを通りこしてません?・・・まあ私には関係ないけど。
作者の想像の中で殺人鬼とか惨殺とかいう言葉が出てくるのがまたリアルで面白いんだけど、哀しいかな、
あの時代は殺人鬼なんぞそこらを普通に闊歩し、特に恨みもない一家を惨殺した男が漢の丞相になっちゃうご時世なんですよね。はは。
ただ玉に瑕だったのが、ノリすぎると脱線し、特に必要もない芸能人ネタが出てきてしまうところ。あれはいらなかったなー。という訳で、☆5つまであと1ポイントの☆4つ。
2009-07-30 ▼ 笑えてしょうがない
王平とか馬謖の名が分かるくらいの三国志の知識があれば大笑いできる内容です。
読んだ後に横山先生の三国志が読みたくなる作品。
作者のセンスにも驚かされるが、何よりも遺跡や施設を管理している
中国の方々のやる気のなさ(?)
こっちのほうが個人的に驚かされました。
三国志好きならば是非ご一読を。
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TO▲BIO (vol.2)
2010-02-17 ▼ 良くも悪くもアマチュア作品
やはり漫画は個人の才覚。必要なのは才能と努力で「教育」じゃあ無いんだなと。この本は某大学の漫画を教えるという講座の教育の一環として作られたもの。
有名な漫画家とかの名前が出ているのは 彼らが講座を担当しているから、で「洋陶狗肉」というのかな。
中身ですが コミケのホッチキス留め雑誌でも もっと素晴らしいものが多々有るわけで、いくら著名編集者で鳴らした大塚英志氏がプロデュースし、有名漫画家の名前を表紙に刷り込み 小奇麗な表紙と体裁を整えても却ってダメダメな感じがします。やはり漫画って大学の講座で教える様な物ではないのだろうなあ。中古で出たら買ってみるのが一興でしょう。
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本田流 しりあがり的 額に汗する幸福論
2010-02-12 ▼ 本田氏持論、面白マンガとのコラボで楽しく読める!
本田氏の理論が、しりあがり寿氏の面白マンガ付きで面白く読めます。
「幸せになりたいならちゃんと努力しよう」、がテーマ。
ポイントは、「ちゃんと」努力すること。
がむしゃらに努力すれば結果がついてくるのは昭和の話。努力の質が問われる時代に問われるのは[量]より[質]であり、「ちゃんと」努力することの必要性が説明されています。
一方で、成功のチャンスは広がっている⇒努力が報われる時代であるとも主張。
本田持論である、「レバレッジをかけて効率的に」という主張も健在です。
しりあがり寿氏のウィットにとんだ漫画を楽しみながら読めるので、これまでの本より論調が軽く読みやすいです。
本田氏の著書を様々読まれてきた方には少し物足りない感があるかもしれませんが、新しい手法での表現(マンガとのコラボ)を新たなマーケティング手法としてみれば、面白いかもしれません。
2009-12-22 ▼ 新たな顧客の創出
本田流パーソナルマーケティング、
新規顧客の創出を目論んでいます。
初めてマンガを取り入れ今までから
見ると大変斬新なアイディア。
本田さんの著書を全て読んでいると
物足りなく感じますが、初本田直之
であれば入門書として最高なのでは
ないでしょうか。
ほんとうに本田さんはパーソナルマーケティング
のプロフェッショナルです。
2009-12-16 ▼ 面白い!笑いと学びに満ちた本
マンガとテキストのコラボがたまらなく面白い。
「こんなことあるある!」と思ったり、
マンガに笑ったり、スラスラ読んでいる内に、
自分が今、本当に必要なことにふっと気づく。
いろいろな意味で、本当に面白い本!
今の時代に合わせて、
「ちゃんと努力する」ことを楽しく学べました。
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コイソモレ先生
2010-02-12 ▼ コイソモレ先生〜
癒されます。
これ読むと、元気になる。
「それもまたよし」
2004-10-21 ▼ サインペン?
マンガ全体がサインペンのようなものでかかれたラクガキテイストな作品。本当にくだらなかったり意味が伝わらなかったり意味を持たなかったりする作品がほとんどだが、読み終わった後に心が温かくなる。まさに癒し系です。
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五感マーケティング (Nanaブックス)
2010-02-01 ▼ 感性は説明が難しく、説得できないことがある。
自分がおもしろいと思ったことは、
きっと誰かもおもしろいと思っている。
感性が似ている人は絶対にいるから。
なのに自分を信じられないのはなぜ?
ただでさえ、
代理店の企画が社内調整のせいで、
ちょっと丸まったものになっているのに、
クライアント内の調整を経ると、
さらに丸まったものになってしまう。
誰も責任をとりたくないんだろうな。
自分も含めて。
いつからだろう。
通りやすそうな丸い企画を立てるようになったのは。
2007-05-07 ▼ マーケティングの神髄がわかる本
高橋さんの本は好きでしたが、今回の本は特に面白かった。「マーケティングに
五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)が不可欠」だなんて書いた本は、未だか
ってなかったように思います。この斬新な視点が興味深かった。
また、マーケティングにはストーリー(物語)が必要であることには共感を覚え
ました。ストーリーにはいつもメッセージが必要であること、コンセプトの明確
さが商品を決定付ける等いずれも目から鱗のことばかりです。しかし、最後はマ
ーケティングもやはり人と人との関わりであること。コミュニケーションが不可
欠なのです。これは同感ですね。これからは、企業でも一方通行では成り立ち得
ないでしょう。
ただ、一つだけ難癖をつけさせていただくと、表紙が悪すぎませんか?
視覚や触覚を意識し過ぎたために、ああいった表紙になっているのでしょうが、
何か電光掲示板みたいで逆に本屋では目立ちませんでしたよ。せっかく、内容が
良い本なのだからもったいないと思いました。
2007-02-19 ▼ しりあがり寿氏の
埴輪メーカー・マーケティング部の部長と部下の会話で、五感マーケティングのポイントが語られ、それに対して著者がいま必要とされる考え方や具体的なビジネスアイデアを紹介・解説していくという構成で、なかなかわかりやすく、腑に落ちる感じがする。
若者向けと言うところを強く意識しているのか、しりあがり寿氏のイラストを採用している。若手は手に取りやすいが、まじめな本を探したい人などは手に取りにくく、評価がわかれるのではないか。
2007-02-06 ▼ 五感マーケティングとは…
高橋氏の著書は数冊拝読させていただいております。
今回の『五感マーケティング』は大変興味深い内容でした。
若い世代のビジネスマンや学生の方に向けに書いたというだけあって
マーケティングの基本や今までのマーケティングの変遷についても
触れられており、マーケティングの実績や経験がない方でも
非常に理解しやすいと思います。
高橋氏のシリーズに一貫しているメッセージ
「ビジネスには愛が必要」
「ビジネスの基本はお客様に喜びを与えて、それが自分自身の喜びになる」
という言葉も出てきて、
これから自分の仕事との向き合い方を改めて考えさせられる一冊でした。
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はしるチンチン (えほんのぼうけん)
2010-01-28 ▼ 大人のための絵本だけど。。
「大人のための絵本」と「大人が見ても楽しめる絵本」とは違う。後者の場合、子供が読んで魅惑されるストーリーとは別の層に大人に響く別の味わいがあるものが優れた絵本だと僕は思うのだけど、この本は文字の字面だけ読んだ限りは童心を忘れた大人向けの本である。(子供はチンチン好きなので、ストーリーとは関係なく好きな子がいても不思議ではないのだが。)
絵本というメディアが全て子供向けである必要はないので、以上の点は特に減点対象とはしていない。それよりも、話そのものがこの漫画作家にしては月並みな気がしたので、相対評価で渋い星付にした。
2009-08-15 ▼ 大人に面白い絵本かも
いい絵本です。
著者は漫画家であり 「子供向け絵本に迎合した本になるのでは」と
読む前はそんな心配していたけど そんなことはなく
とてもいい絵本に仕上がっていました。
ただ もしかしたら子供より 大人のほうが面白いと感じるかもしれません。
事実、ウチの子は1回だけ読んだらオワリだったけど
私は何度も読み返してしまいました。
夫にもすすめたみたら 無言で何度も読み返した後「いい本だね」と言っていました。
なので 自分の子供が小学生とか中学生とか ある程度 手が離れ始めて
子育てに悩んでる人などが読むと より面白く感じるのではないかと思いました。
絵は いっけんザツに見えるけど 実はとても上手い絵だということが感じとれます。
とても計算されて描いています。
大人にオススメの絵本です。
2009-07-17 ▼ この人には絵本は書けない
ここのレビューと新聞の書評を見て買いましたが、内容は大した事無いと思いました。
悪いけど漫画を絵本仕立てにしただけって言うか。
冷静に考えて「チンチン!」って叫んだだけで命の息吹を感じる?
殴り書きのような絵が汚いので驚きました。
絵が汚い絵本は沢山ありますが、何しろ色が汚すぎます。
作者は晩婚で子供さんを授かったそうで、かわいくて仕方がない(子供の匂いもいとおしい、と言うようなことを雑誌で書いていました。)んでしょうけど、こういう話は父子二人だけでやればいいと思いました。
超独りよがり。ところどころ国際問題を絡めたようなところが出ては来ますが、得たものは何も無いです。何が言いたいんですか?
子供はチンチンというたびに笑い転げます。それだけ。
でもそれだけにしては値段が高すぎます。
2009-07-03 ▼ はしるチンチン
いつもシュールな大人の漫画のしりあがり寿さんのイメージとはまったく違う一面にびっくり。絵も可愛いし、とてもおおらかで大きな夢に向かっていく男の子の行方を思わず追いかけてしまうような絵本です。子供達もとっても大好きで何度も読んでとせがみます。
2009-04-28 ▼ 溢れる「いのち」
よくある下ネタとは違う作品です。勢いよく裸のコウキ君がどこ迄も走って行きます!いのちの暖かい幸せを示して…最後の絵に(涙)…幸せとか平和って、一番身近から実現して行って、世界中に広がると良いな。
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おそばおばけ (谷川俊太郎の「あかちゃんから絵本」)
2009-12-17 ▼ 麺という線を味わう
「せんをたどって/L.ユングヴィスト作 」というグラフィカルな絵本を思い出しました。
「おそばおばけ」も一筆書きをテーマにしているところは同じです。
違いは「せん」であって「めん」でもある点。めんは面でなく麺のこと。
線という形の面白さと身近な食べ物を結びつけたところが新感覚といえます。
呼ぶと穴から出てくるソバを箸でつまむという異次元風の味付けが読書欲をそそる。
ソバが怪獣になったり迷路になったりと、様々な変化を堪能できます。
白地に黒という線の風味を最大限に生かした画面に箸の赤味が効いてますね。
誰もが、つるつるっと楽しめちゃう絵本です。
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いつまでもとれない免許―非情のライセンス
2009-11-16 ▼ いやー、笑いました。
いやー、笑いました!!自分も、取りたくないのに職場の命令で30歳すぎてから取らされたクチ(やはりマニュアル)で、仮免は2回落ち、本免は1回で合格(させて欲しくなかった・・・)。結局1ヶ月運転したところでストレスから1ヶ月強入院(笑)。その後ずっとペーパードライバーなので、井田さんのこの本、身につまされました。そして、本当に笑いました。文章がすごいんです。笑わせてくれるんです。元気がなくなっている時、この本を開くと元気になります。この本、後半は海外旅行の話になりますが、これもまた笑えます。
2004-03-09 ▼ 笑えました!
もともと、しりあがり寿さんのファンでこの本を図書館で見つけて読みました。井田さんの文章がまた、文学的であり、必死さが目に浮かぶようでとてもおもしろかったです。
2002-04-17 ▼ 自動車学校で悩んでるのは、あなただけじゃない!
三十路を過ぎてから運転免許(しかもマニュアル)取得にチャレンジした女性のとにかく笑えるドキュメンタリー。教官との心温まるやりとりや、路上教習での爆笑もののエピソードなどなど。やってる本人は真剣なんだろうけど、思わず声をあげて笑ってしまいました。私も30過ぎから自動車学校に通い始めたので、ひとごととは思えなかったし、仮免に落ちた時もこの本に元気づけられました。「そうそう!悩んでるのは私だけじゃないのね~」という気分になれます。自動車学校でつまずいた時、ぜひ読んでもらいたい本です。
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なぜ宇宙人は地球に来ない? (PHP新書)
2009-11-09 ▼ 怪しい謎・現象・商売の胡散臭さを論じ、笑えてためになる本
PHP新書が超常現象入門の本を出すとは意外なので思わず購入したが、宇宙人・UFOの存在やアポロは月に行っていない?といった古典的な壮大な謎から、近所の猫よけ用(?)の水を入れたPETボトルまで、採り上げた胡散臭い謎・現象・占い・グッズの多さに驚く。U.M.A.やキャトル・ミューティレーション等の言葉を初めて知ったし、理系出身者でありながらマイナス・イオンのことを漠然と陰イオンと同視していた誤りに気づかせてくれる。現在の胡散臭いもの百科として本書は重宝だ。
著者は超常現象を科学で説明して、ないことを論証するのではなく、頂常現象の存在を主張する側に立証責任があり、どの現象についても信奉者は立証責任をはたしていない、という裁判員のようなスタンスをする。たしかに「ないこと」を証明するのは困難で、「ある」と言い張る方が「ある」ことを一例でも示すのが合理的。そのような立場から常識の範囲で考えても「ある」と考えるのはおかしい世の中の超常現象を「愛情をもって」斬る。例えば晴れ男と雨女が一緒にいたら天気はどうなる?とレッテル貼りを難じ、同姓同名の人は同じ運命か?と姓名判断に疑問を呈する。そのような論理が面白い。そして病気で判断能力の低下している人にあやしい物を売りつけることが、科学的な治療を受ける機会を奪うことを心配する。著者の態度は全く正しい。
結構中身の濃い本だが、気楽に読めるし、各章の扉には著者が超常現象を揶揄する写真つき、各コラムにはしりあがり寿氏の脱力してしまうが急所をついたイラストつきで楽しい。
2009-10-25 ▼ 松尾さんの立場ならではの裏話が興味深いです
昔から松尾さんのファンでしたので、このご著書も興味深く拝見しました。
テレビ出演の舞台裏での裏話や、昔はビリーバーだったころのお話など、
へえと思うことがいろいろ書いてありました。ネタばれになってはいけないので詳述はできませんが。
UFOとか超能力って、インチキくさい人たちが本当に多いので、
松尾さんのような存在は貴重だと思います。
超常現象バトルの番組にもまた出てほしいです
2009-09-03 ▼ まとも人間によるイカサマ世界探訪記
本書は、中学のときオカルト少年だった著者が、オカルトや超常現象などをまともな人間の視点から揶揄したもので、科学的な批判とは少し異なるが、なかなか面白く書けている。内容は著者が雑誌「モノ・マガジン」に「超常俗物図鑑」というタイトルで6年余にわたって連載した71篇の記事を、加筆・修正してまとめたものである。そのため、この種の本にしては内容密度が高い。
こうして本書を通読してみると、世の中には迷信やインチキをことさら信奉したがる人、オツムの弱い大衆にイカサマを宣伝しまくる本やテレビ番組、そしてそういう人たちを騙して金を荒稼ぎするやからの何と多いことよと感心させられる。
常識ではなかなか説明できない現象に遭遇したとき、科学的方法ではその原因を可能性の高い仮説から順にその真偽を調べていくが、非科学的の方法の好きな人たちは可能性が極めて低いと考えられる仮説にことさら拘泥し、それ以外は考慮もしないのである。こういう人たちは、世間に害毒を流し続けているばかりでなく、結局は自分も大損していることを認識すべきであろう。
2009-09-01 ▼ オカルト批判の専門書ではなく、それを題材にしたコラム
松尾貴史氏といえば、TVタックルなどの番組でオカルトやUFOなどに対し
懐疑的な意見を鋭く突きつける姿が印象に強く残っている方が多いと思う。
そのため、彼のことを「ガチガチのオカルト否定派」だと信じ、
そんな著者が書いたこの本も、さぞや理論的にオカルトを完全否定して
くれるのだろうと期待してる人も多いのではないかと思う。
そんな、本書に詳しい科学的な解説を期待している方がいるのならば
過度な期待は持たない方がいいだろう。
本書は「否定派」ではなく「懐疑派」だと宣言する松尾氏による「コラム」である。
もちろん、結果的に今あるオカルト的要素に関しては全てウソであり
存在しないという否定的な結論に至ってはいるが、それは
「無いに決まってるんだから無い」という思考停止でもなければ
「完全無欠なる科学的知識を持ち合わせたことによる完全否定」でもない。
超科学的な力を持ち出すまでもなく、常識の範疇で説明できてしまうではないか、
というスタンスなのだ。
松尾氏が「懐疑派」という位置に身を置く理由としては、オカルトを完全に
信じている人と、一切信じていない人の間にある溝は永遠に埋まる事が無い、
不毛な議論にしかならないという思いがあるのではないかと思う。なので、
ガチガチに否定するよりは、その事について自分の意見を松尾氏ならではの
感性で面白おかしく言葉や文字にしたほうが、より多くの人が楽しめるだろう
という、エンターテイナーとしての優れた一面が本書からは見えてくる。
オカルト否定を楽しむと言うよりも、松尾氏ならではの理屈っぽく皮肉
たっぷりの表現を楽しむためにあると言える一冊。テレビでのあの感じが
好きになれない人には当然おすすめできない。
ちなみに私は、大好きである。
2009-08-23 ▼ 多くの日本人が読むべき
一般的に広まっているオカルト的な都市伝説や迷信を気軽な気持ちで検証しましょう、
という本。文章が饒舌すぎるところはありますが、読みやすくて内容は充実しています。
誰でもわかる初歩的なことから、多くの日本人が信じている、マイナスイオンや幽霊、
血液型性格診断についても一刀両断しています。多くの日本人が読むべきでしょう。
ひとつ気になった点があります。文章の端々に政治家をおちょくったり
するところがあって、その言い方がマスコミの恣意的な中傷と似ているのです。
政治家はなにも悪くないのに、マスコミが非難中傷する、あの言い方です。
朝日新聞の読書欄が度々出てくることを考えると、松尾氏は朝日新聞を
とっているのでしょうか。だとしたら、松尾氏が政治に関してどういう
思想を持っているのか、わかろうというものです。あるいは松尾氏は
(TVの仕事をしている事もあり)マスコミの論調に逆らわないのでしょう。
オカルトの妄信から解放され、現実的な思考が出来る様になったのであれば、
マスコミが発信する歪んだ情報操作にも騙されない様になって欲しいものです。
特に朝日新聞が過去、日本に対して何をやってきたか、知っておくべきです。
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