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ラストコンチネント―山田章博全集 (2) Paper comics
2010-02-22 ▼ 渋い!
複雑な樹木から巨大な爆煙まで
あらゆるものを繊細なタッチで描き分ける
天才的な描線の集積。
渋いです!
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魔法使いの弟子―悪魔に小がつく幾つかの事情 (ベルコミックス)
2010-02-22 ▼ 貴重な同人誌作品も
表紙や巻頭のカラー画が美しい。
80年代から90年代までに渡る貴重な短編の数々、
中にはデビュー前の作品なども収録されており
作風の変遷も見てとれ、ファンなら一見の価値あり。
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人魚變生―耽美派イマージュ浪漫珠玉集 (マイ・コミックス)
2010-02-22 ▼ 初期作品集
79年の同人誌作に始まり初期作品多数収録。
インタビューやプロフィール、顔写真など
おまけも充実。
初期も後期も一貫したスタイルを保ち続けているが
特にこの頃は、やや宇野亜喜良的な雰囲気も。
2008-09-19 ▼ 海から来たマレビト
◆「人魚變生」(山田章博)
1979年に同人誌で発表された作品。
私にとって山田章博さんといえば、『ロードス島伝説』や『十二国記』のイラストレーターという
印象で、本作のような幻想的で耽美な漫画を描かれていたとは、寡聞にして知りませんでした。
一見すると、現在の画風とはかけ離れた絵柄とも映るのですが、
西洋人の船員たちには、現在に通じるようなバタ臭さがあります。
一方、ヒロインである人魚や女性キャラを描く描線はシャープで、なまめかしさの
なかに、憂いを含んだような表情は、どこか山岸凉子を彷彿とさせます。
妖しくも美しい、蠱惑的な人魚の色香が全編を覆い、
そこに主人公である船医の悔悟がひとさじ加えられます。
夢幻を喪失することによって逆に、永遠に囚われてしまう――。
ほろ苦くも甘美な幻想譚です。
2007-12-08 ▼ 祝:ヤマダマニアの始まり
私が、山田章博の世界の虜になった総ての始まりの作品。
以降、山田世界にどっぷりと浸かり、同人誌を発行していた自分の絵柄・ストーリーまでが侵食されてしまった程、静かだけれど強烈な個性。
近作のじっくりと細部まで描きこまれた絵ではなく、ごくシンプルな黒と白の2色だけの世界。墨の香気漂う とろりとした妖しさ。
世紀の魔術師「山田章博」の原点が此処にある。
山田世界の代表キャラクター「小悪魔」も既に登場。ユーモアと寂寥感に包まれた独特の世界が展開されていく。
異世界に漂う午後のまどろみも、たまには良いかも知れない。
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BEAST of EAST 1 (バーズコミックスデラックス)
2010-02-11 ▼ 読みにくい
山田章博という方の本を初めて読みました。 絵は独特で味が有り、ストーリーもなかなか面白い。 しかし、凄まじく読みにくいです。 人物の線が細すぎて、背景と混ざってゴチャゴチャしてます。 友人に貸した所、「読めない」という事で返されました。 どんなに絵が独特でも、どんなにストーリーが面白くても、読みにくければ読んでいて疲れます。 貸した友人の9割が途中で読むのを断念した程です。 この作者は白黒漫画を描くべきではないと思います。 そういう事で☆は1つ。 ただ、カラーページはとても読みやすいので、全ページカラーにするべきだったのかも知れません。 山田章博という方には期待してます。 次の作品では、改良を願います。
2010-01-07 ▼ 気品とエロティシズム‥
平安時代の「スターウォーズ」といっても過言ではないでしょう。壮大なスケールで物語は進んでいきます。
主人公の鬼王丸はさながら‘ルーク・スカイウォーカー’のよう。特殊な能力の持ち主です。
やんちゃなのに気品があり魅力的です。
山田章博さんの世界観、シナリオの面白さ、描画の正確さ、平安時代の言葉の広範な知識‥
そして作品に漂うエロティシズムと妖気。作家の宮部みゆきさんの本の挿画を担当してなければ
私は山田章博さんを知ることもなかったでしょう。出会えたことに感謝しています。
主人公の鬼王丸の瞳に射抜かれ、3巻まで一気に読みました。
漢字が多く読みづらいという方は、くり返しご覧になって下さい。
味わい深く沁みこみます。
4巻以降の次回作を心から期待しています。
2006-08-09 ▼ 惹きつけられる…
すげぇ…と言わざるをえないような絵や場面や化け物達がいっぱい出てきます。 人の顔も色んなタイプに描き分けられていて、町人Aとか町娘Bみたいなザコキャラの表情すら面白く愛らしいです。キャラにも好感が持てます。平安の日本に中華が交じった感じの不思議な雰囲気の世界観にも、どっぷりはまってしまいました。画面が見にくい!読みにくい!と思っても、それでいいんです。そーでもしないと山田さんのマンガの世界観が崩れてしまうよ…。
2005-03-18 ▼ 惹きこまれます☆
まず本を購入して本を開いてください!絵に、ものすごく惹きこまれます。神秘的というか艶っぽいというか絵を見るだけでも満足できる本です。登場人物一人一人がきちんと生きていて、魅了されます!!駒割りが飛び飛びなんで最初はどこ読めばいいの(?)ってなりますけど読み慣れるとテンポよくて心地よいです。
2004-08-18 ▼ とにかく一見の価値あり
似たような世界観の作品は、漫画に限らず探せばいろいろあるはずです。でもその中でもこの作品の独創性は素晴らしいです。元ネタがあることを含めて考えても、作家自身の肉付けによる面白さが詰まっているのがちゃんと感じられます。枠線がフリーハンドで描かれてたりコマ割が個性的だったりして人によっては読みにくいと感じるかもしれませんが、まずは最後まで読んでみて欲しいです。
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華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫ホワイトハート)
2010-02-02 ▼ 選挙権の有無に係らず読んでほしい
現代日本の女子高生が、異世界で王様をやる事になってしまいました。しかも命掛けで。
身も蓋もない言い方をするとそういうお話が本編です。これはサイドストーリー集。しかも傑作揃いの。
このシリーズを読んで「明日総理大臣にされちゃったら私どうするだろう」と考えちゃいました。
ネットやTVニュースを見ると、政治に対する不満が一杯。でも現実はとても低い投票率。何で?
現代ほど投票の自由が認められた時代はないのに。百年も経たないうちに、参政権の有難さを忘れちゃった?
投票したい政治家がいない?立候補者全員のマニフェスト比較しましたか?
その上で自分に近い考えの人がいないなら、自分で立候補するしかないですよ。
…って言いたい!選挙に行かない人に!せめて白紙投票して!過半数が白紙なら問題になるから!
政治家とか芸能人とか、身元を晒している人を匿名で攻撃するのは簡単。
官僚とか警察官とか教師とか子育て中の親とかに、高い理想を課して非難するのも簡単。
でもその資格が自分にあるのか、その人以上のプランが示せたり活動ができたりするのか、
またできるのであれば、プライベートを投げ打って他人に尽くせるのか、ちょっと考えてみる。
これだけでネットがかなり平和な世界になると思うんだけどなぁ。
作品の中で差別されてる「半獣」を、現代日本においてだったら外国人とか、ハンディキャップのある人に置き換えてみるのもいい。
村上龍氏の「半島を出よ」に、「どんな悪徳政治家でも根本には『この国を良くしよう』という思いがある」みたいな記述があって、
少し気が楽になりました。当たり前の事なんだけど。投票が募金なら、立候補は全財産投げ打つ位の覚悟がいると思う。
「責難は成事に非ず」は、私の座右の銘になりました。
2009-12-09 ▼ 現実の政治のむつかしさ
簡単にいうと、現実の政治のむつかしさを描いた短編集です。
ここまで、十二国記をいっきに読んできて、最後にがっかりしました。
陽子の冒険の時代は終わってしまい、もはや、あるのは地味でつらい政治ばかり。
もはやこれはファンタジーではありません。
作者がなぜ、ここでシリーズを切ったか、わかるような気がします。
冒険ファンタジーはあっても、政治ファンタジーはないのです。
すでにロングセラーとなっている本シリーズですが、これから読む人は、この巻は読まないほうがいいでしょう。
2008-09-28 ▼ 厳しさをあわせ持つ理想的な世界
蔵書の整理を余儀なくされ、迷った挙句、本書と「図南の翼」だけを残した。
十二国記の世界は、一種の理想郷だ。まず他国に攻め込むと、理由がいかに正しかろうと、王とその補佐たる麒麟は命を落とす。これなら対外戦争は起こらない。王は世襲ではなく、麒麟に「王たる適性がある」と選ばれた者が王座につくが、王としての道を誤る傾向を見せると、麒麟みずからが病んで警告を発する。まさに理想の世界だ。
子どもは、天に持つ資格があると認められた夫婦にだけ授かり、それも木に実る。だから親に「うんでもらった」ではなく「もいでもらった」なのだ。当然、虐待はない。ただ、王が道を誤って不在となると国じゅうに妖魔がはびこり、親を亡くす子どもは出てくるので、決して生きていくのに楽な世界ではない。このあたりの容赦のなさが大好きだ。
シリーズ唯一の短編集である本書は、そんな世界観を余すところなく描き出した傑作選。どの話も面白くて、どこか哀しい。
2007-07-13 ▼ 泰麒の悩み
十二国記の番外編・・・といったところでしょうか?
その中にある泰麒が初めてひとりでお出かけ(笑)をするお話に、泰麒はずっと抱えていた悩みにひとつの答えを見つけます。その泰麒の悩みは今自分が抱えている悩みにも似ていました。
自分は今ここにいる場所で役に立っているのだろうか?自分は非力で考えも及ばず皆に迷惑をかけていないか・・。立場は月とすっぽんのごとく違いますが、想像するだけで泰麒の悩みに胸がちくちくします。
「批判するだけなら簡単だ。大事なのはその先、批判したあとどうあるべきかを示さねば意味がない。」私の解釈ではこれが精一杯なのですが、これは響きました。
文句ばかり、批判ばかりするのは、本当に簡単だし、言っていて気持ちよくなったりします。
人はうつろっていく生き物で時には自信過剰になるし時に不安で居た堪れなくなる。人の傲慢さ、謙虚さ、大胆さ、儚さ、国というものとは・・・・など深く考えさせられる作品です。
ですが、本当に新刊がいつ出るのか待ちどうしい・・・。ある意味その気持ちを通り越して遠い目で待っている・・・・という感じでしょうかね・・・。でもあと4,5年とかだったら待ち死にしちゃいますYO!!!
2007-05-30 ▼ 十二国記シリーズの短編集
十二国記シリーズの短編集。戴麒は、泰王驍宗の命で漣国を訪れたが...「冬栄」、圧政を強いた峯王仲韃(ほうおうちゅうたつ)を討った月渓は、当然、芳国を率いると思われたのだが...「乗月」、景王陽子と楽俊が便りを通してお互いの近況を語る「書簡」、宝物『華胥華朶(かしょかだ)』が絡む才国の一王朝の衰退を描いた「華胥」、各国を訪れ、何やら調べている様子の男の正体は...「帰山」の五話。
十二国記シリーズファンはもちろん、これだけを読んでも楽しめる1冊。でも、全部読んでるほうが面白いですが...今までほとんど出てこなかった国や人々が登場し、十二国のほとんどが(全部じゃないですが)出てきます。お話が膨らんで行くのはよいことですが、先に進んで欲しいなぁ。
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風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
2009-10-24 ▼ ファンタジー嫌いの人、そしてファンタジー好きの人だからこそ
ファンタジーはどこか現実世界において感情移入するものがなければ本当の意味で楽しさは味わえないもの、というのが私の考えなのですが…
この作品は現実世界にも目を瞑りたい影の心理がリアルに描かれている作品の一つ。
なによりこの「風の万里〜」は人が持つ「地位、名声」が他人にどれだけそこへの「期待」「妄想」「嫉妬」といった感情を抱かせるかをテーマにしていると思う。
「実際になってみて違う―、実際会ってみて違う―」よく世間で人と出会えば起こりうることだ。そのギャップを知り、自分の甘さを知り成長していく陽子、鈴、ショウケイの三人の成長ぶりは今でも好きだ。
高校時代はこの本を読んで、ざくざく心の弱さにしみた憶えがある。
ファンタジーなのに現実をがんばってみよう!って思わせてくれる素敵な作品でした。
そんな意味で、これが十二国記の中でも一番好きな理由です。
2007-09-20 ▼ おすすめです
シリーズ4作目にして1作目で陽子が玉座に着いたその後の物語。
慶国玉座につきながらも、「こちら」の世界がわからない陽子。
何を聞かれても、何が最善かがわからず、回りからはため息をつかれ
自信もなく、苦悩する。
崖から足を踏み外し、虚海に落ち「こちら」の世界の才国にきてしまった鈴。
言葉も通じない、もとの世界にももどれない、自分以上に不幸な子はいない、
誰も私をわかってくれない。と、
周りのことを、みようともしない。
芳国国王の娘に生まれた祥瓊。
王と王后に溺愛され後宮奥深くに隠され、幸せにくるまれて世間もそのようだと思っていた。
目の前で両親を殺され、身分を剥奪されるまで国王が何をしていたのか、国の中がどのようなものだったのかがわからなかった。
わかってからも、自分は何も悪くない。と、すべて何事も人のせいにしつづける。
同じ年頃の少女たちの物語が交差して進んでいく。
350ページ近くもある上巻の中で
少しずつ変化を見せる鈴と祥瓊。
この2人が陽子とどう繋がるのか。
3人の物語は繋がりそうでまだ繋がらない。
分厚さも気にならないくらい面白い。
かえって、その厚さがうれしいくらい面白い。
2007-09-10 ▼ 十二国記シリーズは、ヒトとして大事なものを教えてくれる気がする
な、ながっ!。上下巻合わせて700ページはゆうにあるから(笑)
今回は、陽子の統べる慶国がまだまだ「カタチ」にさえなっていない時期の話です。
主人公は、陽子を含めた3人の少女。
鈴-----蓬莱にて、家が貧しく親に売られた娘。
売られる屋敷に行く途中、突然の嵐で虚海に落ち「あちら側」へ行く。
翠微洞の梨耀に拾われ、下僕となる。
祥瓊----十二国のひとつ芳国、峯王・仲韃の娘で公主。
過酷なる法によって民を苦しめ、天命を失くした峯王・仲韃を目の前で月渓に殺される。
祥瓊は殺されずにすむが、芳国民の元へ素性を隠し、おろされる。
陽子----天命を受け、慶国の女王となったはいいが、陽子が女王となる前に国を
荒れさせたのも女王だったという過去で、民の信頼が得られない。
且つ、海客ゆえに「こちら」の様々なことがわからない事が、更に側近達のため息を増やす。
簡単に、簡単に言ってしまえば、3人の娘達の生い立ちはこんな感じ。
ただし、上巻300ページ以上使っても3人は 「まだ出会っていない」 。
それぞれの「願い」は、本当に正しいものなのか?
果たすべき責務を理解していない幼き少女たち。
幾人かの大人がそれとなく教えようとするが、わからない。
現実世界もこんな感じだな……と思った。
社会に出たら、オブラートに包み「自分で理解させよう」とする。
大人になるために必要な心構えややり方は、学校のように教えてはくれない。
でも、そうやって大人になるものなんだよな……。
2006-10-23 ▼ 人それぞれの迷い方。
前半は景王・陽子を含めた3人の少女が出会うまでの道のりを書いてます。
王になり民を先導していかなければいけないが官吏にも小馬鹿にされままならない陽子、海客で虐げられ続けられる鈴、公主の立場から一転どん底に突き落とされた祥瓊、、、一見可哀想と思えるのですが実はそうではなく共通していることは「知らないからやらなかった。」「わからなかったからやらなかった」で済まそうとしていることです。それが如実にでているので「月の影」の前半の陽子が3倍になったようですごくイライラされました。陽子はそれでも経験があるのでいち早く気付き慶の実情を知ろうとしたのでまだましなほうですが、、。
知らなければ知ろうという心は彼女達の心に芽生えなく取り返しのつかないことが起こるまで気付かないのはなんとも愚かだと思います。現実世界にも少なからず彼女達のような人間はいるので彼女達の言い訳がましさ、エンホの教え、などを読んでいると何となく身をあらためさせられるようです。
2006-10-12 ▼ アンリアルな世界に際立つリアル
正直、ファンタジーが苦手でした。精密に書かれていればいるほど、そこに詰っているアンリアルな世界、夢見る世界に馴染めない自分が居ました。特に中国の歴史は大の苦手、国の名前や順番なんてまったく覚えられなかった私です。どうして『十二国記』のような、中国風の時代背景設定、精密に作られたばりばりのファンタジーを読めるでしょう!?友人に勧められても、手を出すには相当な時間がかかりました。
電車に乗っていて、あまりにも暇だったので少し読んでみたのです。読み始めて、もう、その手がとまりませんでした。アンリアルな世界を構築する、小野さんの精密な描写が続く点も全く苦になりません。それどころか自身の想像が膨らんで、いつのまにかゆったりと時の流れる異国の風景に思いを馳せる自分を発見してしまいます。
私があれほどまでに苦手なファンタジーの部類に属す、この作品に、音をあげなかったのは…
それはアンリアルな世界だからこそ、余計に際立つ「人間の弱さ」「人間の醜さ」のリアルに触れたからだと思います。設定はどんなに浮世離れしていようと、私の住む世界と違おうと、登場人物の洋子、鈴、祥瓊のもつ煩悩は、痛いほどに私と通じていました。
他人の顔色ばかりを伺い、自分の意見を貫く強さを持てない陽子。自分の不幸を過大評価し、哀れんでくれない他人を憎む鈴。他人の幸福を妬み、自らの責任を忘れてプライドばかりを育てている祥瓊。
それは私であり、まわりの友達でした。
三人がそれぞれに人と出会い、自らを省みて、少しずつ前進していくさまは、どんな押し付けの形ばかりの励まし言葉よりも、ずっと読者を叱咤激励するものだと思います。実際、私は、三人が自らの過ちに気づくとき涙がとまりませんでした。それほどに、感情のリアルさに共感していたんだと思います。
これほどまでに内面を掘り下げながら、物語としての構成や設定にも抜かりが無い。本当に傑作だと思います。
「風の万里 黎明の空」が一番好きなシリーズです。ちなみにアニメもすごくおすすめです。
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魔性の子 (新潮文庫―ファンタジーノベル・シリーズ)
2009-07-28 ▼ 面白かった
著者の細かな心理描写、そして謎解き。 すごく面白かったです。神隠しだとか、題材が良いものを使ったなと思います。
2009-05-13 ▼ やっぱり凄かった!
最初のきっかけはTVアニで知った十二国記です。
その世界観とスケールに大人用のアニメだな、N●Kもなかなかやるな!
と思ったのが始まりで、その時は原作を購入して読むまでには至らなかったのですが、
また本を読み始めたのを機に本書に辿り着きました。
購入してからも嵌りそうで嫌(間違いなくシリーズを集めだす予感がして怖かった)で、
読まずに置いておいたのですが、やっぱり嵌りました。おもしろい!
異世界を混ぜ込みながら、人(の内側)が書き尽くされていました。
だからなのでしょうか?
こちら側で起っている現象は日本的な感覚のホラー。
あちら側の世界も歴史上の外国(まるであったような感覚)を思わせるファンタジー。
その交差具合と世界観がすばらしく、故国・・・がまさにぴったりだと思いました。
私のようにまだ未読の方、これに行き当たったのなら天啓です。
読むべきです!
2009-02-26 ▼ 妖魔の恐さ
使令・饕餮の恐さ。『黄昏の岸 暁の天』の瑯燦の、 「饕餮が憑いている子供を非力と言うんだったら、私達なんか、みんな赤ん坊みたいなもんじゃない。」 と言った意味が分かる。 『黄昏の岸 暁の天』を読んだ後は、十二国と蓬莱の時系列のズレが無く、謎解きが既に成されているので、蓬莱で起こる数々の事件に納得しながら、饕餮の恐さを感じつつも安心して読める分に関しては、文句無しの星5つです。 ですが、十二国記シリーズの入門編?にしては少し難しい所があり、その為星4つです。 人であるが故の醜さ等を浮き彫りにする内容は圧巻です。
2008-07-22 ▼ 小野不由美らしい厳しさが光る
「十二国記」の前に読んだので、かえってわけのわからなさが最後まで読者を引っ張っていくところは、筆力抜群の著者だからこそできることだと思う。私も広瀬と同じ、現在の社会に居心地の悪さを感じている人間であり、彼に感情移入して読み進み、最後に「広瀬の戻りたいは逃避でしかないが」というたった一言でばっさり切り捨てられても、不思議に嫌な感じはしない。爽快感さえ覚える。この痛快なまでの甘えを許さない厳しさが、小野不由美の小野不由美たるところだろう。
蛇足。表紙は変えた方がいいと私も思う。
2008-07-18 ▼ 表紙がなぁ
エンタテイメントとして
楽しみながら読み進めることが出来た。
ただ、この表紙が結構作品の
登場人物のイメージを限定してしまい
なんだかホラー的な要素が
かわいらしいイメージになってしまったのが残念。
携帯電話が普及する前の出来事で
なんかとってもアナログ感が溢れている感じがイイ。
学生も今の子とはちょっと違って昔っぽい。
エンタテイメント性が高い。
この表紙がなければ世界観も楽しめたかも。
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三国志(1) ~飛龍の巻~ (講談社青い鳥文庫)
2009-03-18 ▼ 入門用に。
「三国志」を読むことには、子どもの頃から何度も挑戦しては挫折…
面白いとは思うんです。でも、
読み進むにつれて名前など覚えきれなくなってしまって、
毎回、最後まで読み切る事が出来ないんです。
と、いう事で。
子ども向けの「青い鳥文庫」のものなら読み切れるんじゃないかと思って挑戦。
子ども向けのためか内容が端的?になっている分、描写が薄い気はしますが、
ちゃんと内容を理解した上で、なんとか読み切ることが出来ました(笑)。
おもしろさも感じたので、これで一般向けのものも読むことが出来そうですが、
とりあえずは、このシリーズを最後まで読み切ってみようと思っています。
読んでみたいけど難しそう…と思っている方には多分、お勧めです。
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山田章博の世界 ファンタジー アートワークス
2009-03-07 ▼ 満足しました
カラー96P、モノクロ22Pあります。
カラーイラストレーションは
「色彩王国」「RPGマガジン」「ドラゴンマガジン」
「Might and Magic III」「メガトラベラー」「ブラック・レインボウ」
「忘れえぬ炎」「カオスギア」「モンスターメーカーTCGリザレクション」他
カラーデザインワークスは
「マーメノイド」「武林群狭傳」「三国群狭傳」「悪魔城ドラキュラXX」
「バズー!魔法世界」「テラファンタスティカ」他
モノクロームワークスは
「ベーオウルフ」「トリスタンとイズー」「星界物語」「デスタワー」
が収録されています。
あとがきが1Pあります。
私は「バズー!魔法世界」目当てで購入したのですが、見やすくキレイで満足しています。
2006-02-20 ▼ ファンタジーの鬼才、再び!
ついに出ました!
第三弾の画集もファンタジーの世界、満載です!!
特に、ゲームのパッケージのカラーイラストは、一番気に入りました。キャラクターの設定資料もすばらしく、ファンタジーの世界を十分に伝えています。
印刷されている色も美しく、今までに出た中では、一番良いと思います。この画集はもはや、一個人の画集と言うより、日本のファンタジーの歴史書と言っても、良いものかもしれません!!
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山田章博画集 軽装版
2008-10-17 ▼ お腹いっぱいの画集
現在私は山田章博さんの画集を3冊もっていますが、中でもこれが一番好きです。
ちなみに、この本のほかに持っているのは、山田章博の世界(ファンタジー編とラーゼフォン編)です。
表紙でいうならば、ファンタジー編が一番好みなのですが、内容量はこの画集のほうが圧倒的に多いです。
後半のモノクロ画についてですが、1ページに9枚の絵を載せるという荒業にはすこし驚く…というか、もう少し大きく見たかったと思いましたが、確かに1ページに1枚の絵では、本が分厚くなりすぎるという事も分かります。
絵の内容としては、本当に一枚一枚大満足なものばかりで、見ていて非常にワクワクしました。
値段に合うだけの、しっかりした内容で大満足の画集でした。
山田章博さんの絵が好きな方には、必見な画集だと思います。お勧めします。
2006-10-14 ▼ 編集とデザインに疑問符、というか怒り。
これだけ美しい線を描く方の画集なのだから、読者はそれを見たがっていると理解しなければならない。
描線の美しさを伝えたいなら、なるべく原画に近い大きさ、状況が許すならさらに大きく収録しても良い。
安いグラビアのように小さくちりばめられてもしょうがない。
さらに無為な空白がもったいない。であれば、巻末にまとめて収録されている初出や著者コメント等のデータを絵に添えるべきだった。気が利いてない。読む者のことを考えていない。
縦横に走る波線に至っては、鑑賞の邪魔以外の何モノでもない。
繰り返す。気が利いてない。読む者のことを考えていない。
編集とデザインが「作品集」を台無しにしてしまった。
たいへん残念な出来。
しかしそれでも「作品」だけは本物だ。ファンは我慢して買うほか無い。
2004-06-24 ▼ 廉価版ですが
2002年4月に同社から発売された同名画集の廉価版です。ハードカバーであったのをやめ、全体も薄手の紙に変更するなどしています。印刷関係の知識は無いんで何という用紙か判らないのですが、オリジナルが光沢無しのラシャ紙みたいなのだったので、より原画に近い雰囲気が楽しめました。それに対して本画集は薄手の光沢紙を使用しているので、原画の雰囲気からは少し遠ざかりましたね。でも版の大きさはそのままですし、収録内容も同じです。
2004-04-29 ▼ 流石ですが・・・。
流石、山田画伯。天才的です。カラー原画もオススメですが、モノクロームの世界には脱帽です。白と黒の絶妙な配分。画を見ただけで、その小説が読みたくなってしまう様な、そそられる挿画の数々。ただ、惜しむらくは、書き下ろし原画も見たかったと言う点かな。ファンは(マニアは)贅沢なのです。
2004-04-26 ▼ 山田章博先生の画集が安くなって念願の絶賛発売中!!
前に発売したものは在庫切れで買えず、ず~っと待っていたという「あなた!」おれもそうだけど・・。念願の発売です!!何で安くなったのでしょう?まぁお得に大好きなものが手に入るということは幸せですよね!山田章博先生の筆のタッチが何とも言えないぃぃくらい好きです。興味のある人は買いですよ!!!ファンの皆様そして私・・先生を応援していきましょう!
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