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(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) 星が原あおまんじゅうの森 1
2009-12-14 ▼ とらわれた存在たち
ネムキで連載中の,ファンタジー?です。出てくるのはニワトリとか精霊のようなものとか,岩岡ヒサエらしいキャラクターが多いです。
この作家のおはなしは全体的にほのぼのなんですが,所々にどきっとするくらいの悪意が出てきます。そういう心のどろっとしたものまで描ける作家というのは貴重かなと。今回のも絵柄や一個ずつのおはなしはほのぼのですが,裏側には複雑な想いがからみついてます。
買ったらカバーを外してみてください。本体の装丁も素敵なので。さりげなく振られた鈴蘭のロゴが深いです。
2009-12-10 ▼ 精霊の棲む森
近未来的な人工物に囲まれた「土星マンション」と対になるような、自然に溢れた漫画「星が原あおまんじゅうの森」。
住宅街の一角に茂る雑木林の奥に暮らす、蒼一と不思議な精霊たち。彼らが織り成す優しさに溢れたお話です。森が舞台のファンタジーって何となく西洋のイメージがあったけど、植物やモノに精霊が宿るというのは日本的な趣を感じさせる。なんだか懐かしい。
最初はオムニバスのような展開で、岩岡ヒサエらしいコミカルなキャラクターとハートフルなエピソードに癒される。特に小学生の洋平と小石の精霊がかわいらしいです。
しかし、途中に挟まれる大きな物語のカケラを拾っていくと、森の記憶や蒼一の過去と繋がり、次第に悲しみも浮かび上がってくる。開発によって森がなくなるというような話は過去に幾つもあったと思うが、相手が風だというのがまた、何とも複雑だなぁ。最初はかわいらしい設定だと思えた精霊のスタンプカードも、埋まっていくことを素直に喜んでいいのか、少し考えさせられる。果たして科子が蒼一に森を委ねたことは、仕方のないことでもあるけれど、やっぱり人間の蒼一にとっては酷だったのではないか。だからって、野分が正しいってわけでもないんだけど。
人間、動物、精霊、神様、森羅万象それぞれの生命の運命。今後どうなるのか楽しみだ。
期待以上におもしろかった。オマケ漫画もおもしろい。そしてなんてったって表紙が素晴らしい。「土星マンション」じゃ、この深い緑は描かれないもんなぁ。
というわけで、お気に入りがまた増えました。(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)ってなってるけど、個人的には(のんびりした休日の朝の素敵な話コミックス)って感じです。是非手にとって、素敵な時間をお過ごしください。
2009-12-06 ▼ 人間と精霊が棲む不思議の森
「星が原」という町には、住宅街の一画に塀に囲まれた広大な雑木林があった。
神や幽霊が棲むと噂されるその森には、蒼一という(人間の)男と様々な精霊たちが穏やかに暮らしている。
精霊を見る力がある蒼一は、ある事を心の拠り所にしながら精霊を助け森を守り続けている。
『土星マンション』最新刊と同時発売で、なんかもう“岩岡ヒサエ様祭り”。また一つ楽しみな漫画が増えて嬉しいです♪
しかし、このコミックスが出るまでネムキでファンタジー漫画を連載されているなんて全然知らなかったので驚きました。
著者の独特な人物や自然の描写が、ファンタスティックな物語の雰囲気にとても合っています。
物語は一話完結。主人公の蒼一さんと森を訪れる精霊や動物たちとの交流がほのぼのと描かれています。
蒼一の過去話などシリアスで悲しいエピソードもありますが、全体的に和むお話が多いです。精霊や動物たちが愉快で笑えます。
蒼一と科子さん(風の精)が切ないです。二人に嫉妬する野分(風の精)の存在が今後も気になるところ。
個人的には、洋平君(小学生)と小石の精のおチビさんコンビが可愛くてツボでした。二人を描いたあとがき漫画も微笑ましいです。
本編の他に読切「ひきだしの中」が収録。初めは怖い話?と思ったのですが、読み進めていくうちにジーンときてしまいました。
ラストは優しさに溢れていて、ほんのり幸せな気持ちになりました。岩岡先生は短編を描かせても本当に上手い方だと思います。
本編は物語が始まったばかりでまだ先が見えないのですが、帯に「巨編」と書いてあるところを見ると長編になりそうですね。
蒼一と科子さんの行く末を長い目で見守っていきたいと思います。
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土星マンション 5 (IKKI COMIX)
2009-12-09 ▼ こんなに 嬉しいことが あるんだな…
表題は5巻でいちばん心にきたシーンから。
今までの巻に比べて,物語が大きく動いてきたような感じです。ミツも周りの人達も,今までと加速度が違います。前に進めない者,前に進もうとしてもがく者。ゆっくり着実に前に進む者。ミツが前に進むことで,周囲を救っていくことができるのか。
派手さはないけど,じっくりと心に入ってくる良作です。
2009-12-02 ▼ 一人ぼっちではない
主人公のミツは、窓拭きの仕事が楽しい毎日。しかし、影山さんが抜けた穴は大きく多忙な日々が続き仲間達のイライラもピークに…。
若輩ながら現場の仕切りを任され頑張るミツだが、ミツを快く思わない仲間との不協和音が思わぬ事態を招く事に。
窮地に立たされるミツ。その時、仲間達は―。
今巻のミツと周囲の人達のエピソードには、いつにも増してジーンときてしまいました。
好きなエピソードは「広い窓」「窓の下」「手にしたモノ」。ミツのピンチを窓拭き仲間達が懸命に助けようとする姿に胸を打たれました。
特に真がだんだんカッコよくなっていくなぁ♪ このままミツの良い兄貴分になってくれるといいんだけど…。
口では心ない事言っても本気で仲間がいなくなればいいなんて誰も思わない。今回の話でまた一つミツと仲間達の絆が深まった気がします。
ミツは相変わらずホンワカしてて可愛いです。子供なのに人にも仕事にも真摯で、だからこそ最後には周囲から信頼されるんでしょうね。
そして新キャラ登場。タマチ君のお祖母ちゃんです。大変ユーモラスで可愛い方です♪ タマチ君のタマゴ好きの原点がここに…!
今巻で初めて明かされるタマチ君の下の名前に笑いました。何もかもタマゴづくしのタマチ家です。
タマチ君には早く辛い過去をふっ切ってほしいです。春子さんの「あなたがあなたを許してあげてね」の台詞にジンワリきました。
さて、物語はだんだん地上に行く話になっていくのでしょうか?
ニシマルさんの計画がソウタ君を介していろんな人を強引に巻き込んでいってますが、それが楽しみでもあり怖くもあり…。
ニシマルさんは何を考えているか分からない人ですが、何だか深い事情がありそうですね。とりあえずミツは巻き込まないでほしいのですが…。
次巻が今から待ち遠しいです。今後の展開を楽しみにしてます。
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オトノハコ (KCデラックス)
2009-10-17 ▼ いやあ、合唱ってほんまええもんやね
自分の声と周りの声が響きあって包み込まれるような幸せな時間。
その時間と同じくらい、イヤそれ以上に歌が歌えないもどかしさに苦しみ悩む時間。
そして、霧が晴れたように伸びてゆく声を感じる時間。
ふたたび、皆の声の温もりに自分の声が溶け合う時間。
この漫画を読むことで、その素晴らしさが少しでも皆さんに伝わればと思う。
主人公のキミちゃんもいいですが、特に部長がいい味出してます。
(ちなみに表紙にはいません)ほんまに合唱が好きなんやろね。
合唱経験者にはもちろん、そうでない方にも是非。
2008-08-21 ▼ 全ての合唱人必読の一冊。
世にも珍しい?合唱まんが。 故に合唱をやっている人には是非是非読んでもらいたい一冊です。特に、練習の大変さや部活(サークル)ならではの人間関係の難しさetcで最近少し歌うことに疲れてしまっている人、歌う意味を見失いそうな人に。この作品には、そんな時つい忘れてしまう、みんなで歌うこと、一つの音楽を作り上げていくことの喜びや楽しさ、暖かさが詰まっています。そしてそれは合唱が合唱であるための、何よりも大事な事だと改めて気付かせてくれる素敵な話です。…因みに作者さんも合唱経験者らしく、実際によく歌われる曲が登場したり、合唱団ならではの練習風景が細かく描かれていたりと、あるあるが満載で思わず笑えてしまったりもします。 とにかく全ての合唱人必読の書!ですよ。
2008-06-26 ▼ 超・癒し系
休刊になってしまった超マイナー隔月刊誌「Beth」の
連載陣の中でも地味な作品でしたが、大好きでした。
続きが読みたくて単行本を購入しました。
「部活漫画」なのに熱血じゃなく
でも主人公たちは一生懸命。
ありそうでない、ほのぼのとした理想的な世界が
まったりと展開されていきます。
ホトケ先輩ときみはその後どうなったのかな・・・?
続編は出ないのかしらねえ。残念。
2008-04-13 ▼ 誰もが体験しうる青春の1ページ
またもノーマークの作品でヒット!
やさしい絵柄に惹かれたのと全1巻という手ごろさで購入。
物語は何の変哲もない学生生活を描いている。
だがそこがとても素敵なのだ。
主人公田辺きみは校舎から聞こえてくる歌声に惹かれ
いつしか合唱部へと入部する。
そこは先輩二人の廃部寸前の弱小合唱部であった。
パワフルな部長を筆頭に優しい先輩、同じ初心者の
同学年の子たちが揃い最小限のグループができる。
その中でみんなで声を合わせることの楽しさをしり
より合唱の魅力へ引き込まれていく。
その中に友情が生まれ、小さい恋が芽吹いたり、
思わぬ才能を開花させるものあり。
練習場所を確保するために奔走する姿などどれもほほえましい。
そして念願の合唱コンクールへ出場するが…
これは誰にでも起こる非常に日常的な作品です。
それだけに作品と読者の距離がとても近いため
親近感が沸く。
かく言う自分も高校時代むりやり合唱部へ入れられたことがある。
あの時は子供でいやいややっていたが今となってはいい青春だったのだとこの本を読んで思い知らされた。
歌うってことは実に楽しい音楽なのである。
音を楽しむとは実にうまいことばだなぁと思った。
男女を問わず読める作品だと思います。一読あれ。
2008-04-13 ▼ 爽やかなハーモニーが聞こえる
田辺きみは高校1年生。入学早々、どこからともなく聞こえてくる歌声に導かれ合唱部に入部する。しかし、その合唱部は個性的な部長を始め、部員はわずか数名…。それでも伴奏のホトケ先輩や指揮者のコーイチ先輩に支えられ、きみ達はコンクールに向けて練習に励む。『花ボーロ』に収録されている「オトノハコ」の続編です。可愛い絵と静かに展開していく物語、愉快なキャラ達と何気ないギャグに心がほんのり暖かくなります。弱小合唱部が練習を通して徐々に上達し、一つになっていくサマがとても自然に描かれています。歌う事の喜び、上手く歌えない時のもどかしさ。一つの歌を皆で作り上げていく楽しさや難しさが伝わってきます。とにかく登場人物が皆、可愛いの一言。きみちゃんも可愛いけど、パワフルな林部長も素敵です。彼女の合唱にかける情熱に脱帽です。優しいホトケ先輩にも癒されます。いつか先輩ときみの後日談を短篇で描いてほしいな。コンクールの場面は感動あり、笑いあり。合唱がメインですが、恋愛もさり気なく盛り込まれてます。『花ボーロ』の他のキャラ達(茶道部の子達とか)も隅々に登場してて楽しいです。全編通して優しさとユーモアに溢れた一冊。読後、幸せな気持ちになれます。
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ゆめの底
2009-06-06 ▼ プリミティブな岩岡ヒサエ
非常にやさしく、繊細でむき出しなヒサエ節で、作家さんのエッセンスが詰まった一作です。
ただ、近年の洗練された岩岡ヒサエとはひと味違うのでご注意あれ。
2006-06-16 ▼ コンビニ
岩岡ヒサエさんはやっぱり、『人の気持ち』を絵や言葉で表現することの天才ですな。そのへんのシラこい「泣ける」「感動する」などと銘打った、ただ人が死ぬだけの本なんぞ束になっても敵わない、「暖かさ」で涙を誘ってくれる、すんばらしい漫画をお描きになりますですな。
ただ、「花ボーロ」や「しろいくも(の中のしろいくも)」のように日常生活が舞台じゃなかったり、登場人物が犬とか小さい人だったり、ちょっと人の心の影の部分にスポットがあてられたりしてるので、人によっては、花ボーロほどのほんわかさが染みてこないかも知れないです。
2006-01-14 ▼ どこか温かい
笑ってしまうところもあれば切なくてぽろぽろ泣いてしまう…
漫画のような絵本のような…不思議な感じです
店長、ステキな人(犬…??)です
この本で泣けた方は『しろいくも』『花ボーロ』もオススメします☆
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土星マンション 4 (IKKI COMIX)
2009-02-04 ▼ 誰かに必要とされたい
地球に人が住めなくなった未来のお話―。
空中に浮かぶリング状の建造物で、人々は階級別に分かれて暮らしている。
下層階に暮らす天涯孤独の少年・ミツは、窓拭きの仕事にも慣れて、その腕前も日々上達している。
しかし、ミツが尊敬し目標にしていた先輩が深刻な事情から窓拭きを辞める事になって…。
待望の4巻です。今回はどちらかというとシリアス度高め。
仲間の引退に動揺を隠せないミツ―。このエピソードを中心に窓拭き職人達の心情が深く掘り下げて描かれています。
社会の底辺で懸命に生きる素朴で温かい登場人物達。そんな彼等を取り巻く厳しい現実。
ほのぼのとした作風に癒される一方で、格差や差別など負の部分もリアルに描かれているのがこの作品の魅力でしょう。
今巻で好きなエピソードは、ミツ・影山さん・真たちの想いが交錯する『仕事納め』『さく』『想い』。テーマは“一人”でしょうか。
自分は周りから必要とされているだろうか? この世で心から自分を必要としてくれる人は何人いるだろうか?
人は一人では生きていけない。人を大切にしない人間は、おのずと誰からも必要とされないだろう。
「ずっと一人で生きていたら、近くにある物も見えなくなるぞ」
この影山さんの言葉にジーンときました。周りと距離をおいていた真も良い方へ変われそうですね。
心配なのはソウタ君…。自分の夢を叶えるのに一生懸命で周りが見えなくなってるようで危ういです。
彼が尊敬してやまないニシマルさんは何だか怖い…。隣人の森下さんの存在も気になります。(彼の職業がね)
上層の田抜さんと木元さんのやり取りに笑いました。この二人、すごく可愛いです。
この作品、映画化の噂がありますが本当でしょうか?(しかもアニメではなく実写?)
この独特の世界観がどのように映像化されるのか興味があります♪
2009-01-31 ▼ 選ぶのは自分自身
3巻は素晴らしかった。ほのぼのした雰囲気のなかに、確かな不安と希望が混在していた。だが4巻はもっと素晴らしかった。なにかひとつターニングポイントを迎えたような気がする。 時は優しくも残酷に流れてゆく。振り返れば思い出が残り、立ち止まる時間はあっても、戻ることは決してできない。新人が入り引退があり、環境も心境も変化してゆく。その度に悩みもするし失敗もするが、それは間違いなく前進である。誰だって前に進める。選べる道はいくらでもある。いつだって未来は捨てたもんじゃない。とにかく「仕事納め」の話が良い。そして個人的には「さく」も良かった。ひとりぼっちじゃない喜びって、一人にならないと分からない。ちょっと真が好きになった。この物語はミツが大人になったら終わってしまう気がする。そう思うと、ミツの成長が嬉しくもあり、寂しくもある。この感覚は貴重だ。
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土星マンション 1 (IKKI COMICS)
2008-07-30 ▼ ほのぼのする中に。
設定がとてもいいです。地球から離れて(行けず)土星で暮らす人々、そしてそこでマンション(宇宙基地)の外側の窓拭きや、補修の仕事をする主人公の少年。この設定だけでも目の付け所がとてもいいです。
また、土星とタイトルにありますが、一見私たちと 変わらない生活をおくっているように見えます。しかし、マンションで暮らす主人公や住民は、そこで日々を過ごすが故の悩みや苦労を抱え、それがこの物語にオリジナリティと厚みを加えてくれています。
この作品を友人に見せたところ、最初は普通…といっていたのですが、2巻を過ぎたあたりから「あっ!なんかいいかも」と言うようになりました。私自身もそうでした。
そして、この作品は暖かさと辛さの、光と影の部分を見せてくれる作品だと考えました。
2007-10-28 ▼ うわっ! リアルにドロドロ
絵は可愛くて素朴なのに
描かれている内容は意外とドロドロ
人間の深いところが描かれています
二巻を先に読んでいたのですが
一巻でガツンときたって印象
2007-07-16 ▼ 不思議な感覚
なんと、岩岡ヒサエの最新作はSF!
SF設定自体はものすごく練られたものと思いますし、リングシステムの発想がとにかくユニーク。
色々なキーワードが出てきますが、SF漫画にありがちな押し付けがましい説明が無く、読みやすいです。
そして、そこに乗っかる内容はというと、とっても心があたたまります。
主人公「ミツ」をとりまくキャラクターも非常に魅力的です。時には残酷な感情が渦巻いたりもします。
とにかく絶妙なバランスの「人情SF物?」に仕上がっています。
さすが!!オススメです。
2007-03-11 ▼ 地球が変わっても 人間は変わらない
かつて「プラネテス」というSF作品があった。宇宙という大きな存在のなかで知る小さな人間の性。
いや同じ宇宙モノでもそれとこの「土星マンション」は全然テイストが違って、少年の成長を通したハートフルな暖かい雰囲気の漫画。ただなんか読後観が似てる気がする。
SFなのに仕事がなんか地味な窓拭きという少年が主人公。両親はおらず自立しているなんてのも昭和臭い。屋台が並んでたり町の様子も懐かしい、それでいて未来的機械的な冷たさもあったりおもしろい設定。ある意味「銀魂」に近いかも。
でっかいスケール観で描かれているようでも人間通しの心の通じ合い(特に父と子の関係)が微笑ましく切ない。やさしく心が洗われる。
しかしハッキリした格差社会もある。その中でたくましく生きていかなくてはならないのは現代と似ている。地球全体が保護区なんて状況も実はもうそこまで迫ってるかもしれない。ほのぼの読めるかと思いきや以外と色々感じる漫画だ。
しかし一番言いたいのは、とにかく絵が可愛らしい。なんつーか、素朴な絵。誉め言葉として落書きのようなタッチがなんとも良い。久々にジャケ買いしたほど好き。ぜひ大人の人に読んでほしい。
2007-02-05 ▼ その一巻
月刊IKKIにて「花ボーロ」の次に連載が開始しました「土星マンション」の第一巻です。
相変わらずじんわり染みる話がたくさんです。
少年ミツと、周りを取り巻く人々。彼らが織り成す素晴らしきじんわりワールドに期待大です。
素晴らしい漫画をありがとう岩岡ヒサエさん!!
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しろいくも (IKKI COMICS)
2008-06-25 ▼ 名言多数。 生と死について、やさしく描く。
こんなにやわらかく「生と死」をテーマにできたのかと感心してやまない。
シュールさと独特の作画が見事なハーモニーを奏でる短編集。
やさしさ・愛しさ・生と死を包み隠さず表現する。
でも温かい。無限の広がりを感じるのに不安は解消されている。
この本を読めば、夜の闇は優しくなるはず。
このマンガは、大人にこそ読んでほしい。
必ず世界の見え方を変えてくれる。そんな一冊。
2008-05-02 ▼ 大切な想い
可愛らしい表紙に惹かれて購入。大人向き絵本のような内容・絵柄で、心地よく読めました。 「ヒミズの丘」「こあくまとよる」「ぶどう摘み」が特に良かったです。 この作品を読んで、少し振り返ってみる時間をつくってみてはいかがでしょうか?
2007-02-10 ▼ じわじわ〜と…
はぁ〜、なんかじわじわ〜としみてくるお話でした。
絵も言葉も優しくてどこか懐かしい14のお話からなる短編集です。
表題作の「しろいくも」や「骨董屋さくら堂」など読んでいると少し涙が出てきました。
そんな中での私のお気に入りのお話は「ホッピーズベア」です。
私もあけびちゃんのように『わたし、今しあわせなんです』とって言えるように
なりたいと思いました!!
不思議なお話、ちょっと悲しい話、あたたかい気持ちになれる話…。
この本に出逢えてよかった。それだけでも幸せなことですo(^-^)o
2006-02-01 ▼ じ〜・・・ん・・・って感じの感動
う〜ん。全部。いいですね。たぶん岩岡ヒサエさんって最初等身大の普通の人物でマンガ描いてたんじゃないのかな(しらんけど)今回の同人誌の短編からはそう臭わせる部分がありましたね。
そういう熟練した手で、キャラをデフォルメさせるんでしょう。だからキャラの顔はみんな単純なんだけど、活き活きしてるし、キャラの想いがホント、『じわじわじわじわ・・・』と読み手に伝わってきます。それはもう「サイキョーのマンガ描き」ということと同義ではないかと思うわけです。まじで。
独特な世界観も売りなのでしょう。でも、一番日常的な「しろいくも」がホントにすばらしいです。あんな少ないページで、あんな二、三頭身のキャラクターで、あんな少ないセリフで、読み手を感動させることができるなんて、ホントにホントにすばらしいことです。
老人と犬が死ぬ話なんて「あざとい」といえばそれまでです。「わざとらしい」といえばそれまでです。
けど、たぶん。「しろいくも」には「そんなこたどうでもいい!いい話なんだ!いいマンガなんだ!」と思わせる『何か』があります。絶対にあります。
ちなみに現在IKKIで連載中の「土星マンション」も良いです。ミツくん好きです。おススメ。
2006-01-28 ▼ ☆アリガトウ☆
独特のタッチとカワイらしいキャラクター達、
心にじんわりと染みてくるストーリー、
どれをとっても愛に満ち溢れている!
単なるお涙ちょうだい漫画では終わらない
奥深くも素晴らしい短編集。
「しろいくも」は何回読んでも泣けます・・・
「ホッピーズベア」とサクラの話も好きです。
こんなに素晴らしい作品をありがとう。
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土星マンション 2 (IKKI COMICS)
2007-09-23 ▼ いつか光降る地球へ…
それは未来の話―。地球は(環境保護のため?)保護区域となり、人々は地上から遥か上空のリング状建造物で暮らしている。この建造物は上・中・下の3層に区分され裕福な人々は上層に、低所得者は陽の当たらない下層に住んでいる。下層階に住む天涯孤独の少年ミツは、中学を卒業し亡父と同じ窓拭きの仕事につく。『土星マンション』という不思議なタイトルの通り、その世界観や画風が独特で面白い。何よりも心に染み入るストーリーが素晴らしいです。本筋はミツの成長物語ですが、格差社会を背景に盛り込むなど結構リアルな設定。ほのぼのした話もあれば、シリアスも有り。さり気ないユーモアも随所に見られ、思わずクスッと笑ってしまいます。ミツは何事にも真摯な少年。ホンワカ笑顔と狭い所で落ち込んでる姿が可愛いです。彼を見守る大人達も皆温かい。クライアント(上層の人達)も時折我儘だったりするけど根はいい人達です。2巻で好きな話は『近くて遠く』『夜祭』『手の先に』。ミツと真がまたコンビを組む事に。ミツを敵視している真ですが、その心情には変化の兆しが…。春子さんが可愛いです。『夜祭』で見せた虚弱体質とは思えない素早い行動…。意外な一面が見れました(笑)食事会やお祭など、皆で和気アイアイしてる話が好きです。タマチ君の出番が多いので、タマチFanの私は嬉しい限り♪組合には戻らない意志を貫いている彼ですが、私的には早く過去の出来事から解放されて、窓拭きの仕事に復帰してほしいですね。
2007-07-16 ▼ 連載作品としての
単行本の楽しみのためにIKKIの購読をやめたんですが。
やっぱいいですよね。土星マンション。ミツくんの成長と、周りの人たちの関係と、温かさと、夢と現実と、云々。
あと、この作品は「仕事」っていう形而的な、全うに生きていくうえで切っては切れない生業というものに対して「誰のために」「何のために」その上で、「自分の立場がどうであれ、それに誇りをもてるか」
そういう根源的な意識の在り様を、ミツくんたちを通して教えてくれてるような気がします。
多分作者の岩岡ヒサエさんも漫画載りだす前はどっかで働いてたんじゃないのかなぁ。知らんけど。
ちょっとSFが入った岩岡ヒサエワールド「土星マンション」の二巻。
おススメ。
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花ボーロ (IKKI COMICS)
2006-06-14 ▼ このこみ上げるほんわかさは何。
ほんとにほんとに岩岡ヒサエさんの漫画はサイコーです。
すべてが最高です。収録されてある短編集の全てが、一話余さず暖かくて、懐かしくて、微笑ましくて、泣けて、涙が出ます。
なんでこんなに懐かしいような、幻想的な、それでいて、なんとも現実感のある…、スゴイ漫画が描けるのでしょう。
同作家作品「しろいくも」もおススメですが、こちらもそれに劣らずおススメです。
これはもう・・・。あーたまらんん・・って感じの漫画です。
確かに『泣ける』漫画には違いないですが、昨今の出版書籍に銘打ちがちな『泣ける本』には絶対してほしくない、なんというか、そういう「泣けるなら読もうかな」みたいな、そんな浅薄な意識で読んでほしくない。
なんというか、褒め過ぎでしょうか。いや、でも、それほどまでにすばらしい漫画です。はい。
2006-01-02 ▼ 学校にて
タイトルの花ボーロは最後に出てくる和菓子の名前です。
学校を舞台にして、先生や生徒がそれぞれの事件に遭遇して解決していくそんなやや繋がりのある短編集です。
学校生活をふと振り返りたい人はぜひ読んでいただきたいと思います。
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